前日のムニューシン財務長官発言を機に、ドル安が進み、主要国の当事者に反発、動揺をもたらしました。これをみてトランプ大統領は「最終的には強いドルが望ましい」と修正発言をして、ややドルが反発しましたが、ドルを押し上げるまでには至っていません。
ムニューシン財務長官が「明らかに弱いドルが米国経済に良い」と言ってから、ドル安が進み、ドル円は108円台半ば、ユーロは一時1.2538ドルを付けました。そこへトランプ大統領が、ムニューシン発言は誤解された、ドルは今後上昇し、最終的には強いドルが望ましい」と発言したと伝えられ、ドル円は109.70円まで反発しました。
しかし、米国の保護主義色が強まる中でのドルに対する米国の本音がつかみ切れず、その後ドル円は109.30円前後まで下げました。トランプ氏の神通力が落ちたとの声も聞かれますが、ダボスでどんな話をするのか、もう少し様子を見る必要がありそうです。