米GDP、3Qは3.3%に上方修正 | 経済あらかると

経済あらかると

生活を豊かにする経済情報を提供します。

 7-9月の米国GDP(国内総生産)は、先の年率3.0%成長から3.3%成長に上方修正されました。

 

 主な修正点は、注目の個人消費が当初の2.4%増から2.3%増にやや下方修正された一方、機械設備が当初の8.6%増から10.4%増に、政府支出が当初の0.1%減から0.4%増に、在庫の増加寄与が0.73%から0.8%に上方修正されました。

 

 なお、在庫を除いた最終需要は2.5%に上方修正され、所得面を示すGDIも2.5%成長となりました。

 

 また税引き後利益は5.8%増で、前期の0.1%増から大きく改善しました。これが株価上昇を裏付けた形になりました。

 

 トランプ政権は税制改革で米国経済を3%成長に誘導すると言っていますが、これが通る前からすでにこの半年は3.1%成長、3.3%成長と、これを達成した形になります。なお、共和党の税制改革案は早ければ今晩にも採決に回されると言います。