トランプ大統領、日本の通貨安誘導を批判 | 経済あらかると

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 米国のトランプ大統領は31日、米国の製薬会社大手の首脳と会談しましたが、そこで日本の通貨安誘導を指摘、批判しました。
 
 会合では、米国内での薬の生産拡大と薬価の引き下げを要請しました。
 
 同時に、日本と中国が通貨安誘導をしていると指摘、両国を批判しました。
 
 このニュースを受けて、ドル円は113円台後半から一時112円台前半まで円高が進み、日本株の先物も売られました。
 
 もっとも、東京市場では円に対する米国からの口先介入は3度目とあって、あまり深刻にはとらえてはいません。1日の東京では113円前後まで戻し、これを受けていったん売られた株も昨日終値レベルまで戻しています。
 
 米国のポリシー・ミックスがドル高要因で、それが否定されたわけではないので、日本への批判がもう一段具体化(例えば日銀のYCC否定や、2国間協定での為替条項など)しなければ、ドルの基調は強いとの見方が根強くなっています。