イェーツ司法長官代行はオバマ政権で司法副長官を務め、トランプ政権になっても司法長官代行として仕事を続けてきました。
しかし、彼女はトランプ氏が署名した移民難民を制限する大統領令は、違憲の可能性があるとして、司法省の弁護士に対して、大統領令を必ずしも擁護しなくてよい、との立場をとっていました。これがトランプ氏の逆鱗に触れたようです。
後任にはバージニア州の弁護士、ダナ・ボエンテ氏を指名しました。各地で司法上、大統領令が違憲ではないかとの声が上がっています。連邦最高裁の判断が問われますが、これにトランプ氏の意中の人物を指名すると、トランプ寄りの偏った判断になるのではと、不安も指摘されます。
トランプ大統領の行為には、政権内部や陣営の中からも疑問が投げかけられるようになりました。トランプ氏の行動を振付け、操っているのは誰か、このチームは持続できるのか、気になります。