こんにちは、園庭研究所の石田です。昨年末の投稿に続き、京西保育園さん(奈良県)の園庭より。(投稿したと思っていたのですが、下書きに保存してました😅)
室内では、遊び道具を手作りされることも多いのではないでしょうか?
ぜひ園庭でも、子どもの興味関心や発達に応じて、園庭の遊び環境の「手作り」を楽しんでいただけると良いなと思います。
例えば、京西保育園さんでは、こんな環境を手作りされています。
玉入れ鬼ごっこ !!
ロール紙の芯や板、カラーテープのポンポンを使って、演奏会♪
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面白いでしょう?^^
私もこれまで色んな園を訪問させて頂いたのですが、多くの園さんが室内には先生のアイディア溢れる玩具がたくさんあるんですよね。
子どもと一緒に作るのも良いかもしれません。
園庭でもじゃんじゃん、子どもたちや先生方のアイディアを活かしてくださいね。^^
おまけ。
砂場は、砂を盛って、砂の丘にされています。
私はこうした砂の丘は初めて出会ったのですが、登るのも、築山とはまた違う感触で良いですよね。
丘の上と丘周りの平地とでも見晴らしなど感覚が違ったり、たっぷりの砂で掘ったり山を作ったり崩したりできて、楽しそうです。
公立園では木を新たに植えることもツリーハウスを作ることも、環境改変への制約がかかりやすい中では難しいですが…。
でも、今ある樹木や、端っこ空間を活用して、子どもたちが草木を楽しめるように工夫されています。^^
ロープを組み合わせる。
草木がそこに「ある」だけでなく、ぜひ折々の草木の様子を、じっくり楽しんでみてください。
子どもにとって四季折々に変化し、手や目が届きやすく、自由に摘みやすい雑草は、子どもにとって遊びの宝庫です。園庭全体が難しくても、園庭脇や樹木周りで雑草を楽しんでみよう!
お金をかけずとも、固定概念をほぐしてちょっと工夫するだけで、子どもたちの園庭での遊びがぐっと広がっていきます。
是非、先生方で、そして子どもたちと、自由にアイディアを出して園庭を創造してくださいね。^^
<奈良県 京西保育園さん(公立)の工夫>
・保育者の、子どもの様子を捉えた細やかな工夫や関わりが、子どもの育ちをはぐくむ
・遊具単体ではなく、組み合わせや位置を考えて、遊びを広げよう深めよう!
・その空間に浸れるように
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※ 園内研修や団体研修、園内研究支援など、いつでもお受けしています。ご希望の内容や方法に沿って構成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。^^
【園庭や幼児と自然のについての著書】
『園庭を豊かな育ちの場に:質向上のためのヒントと事例』
園庭園庭全国調査に基づいて、園庭での保育・教育の質をより高めるための視点や工夫をご紹介しています。面積が小さな園や制約がある園での工夫や、地域活用の工夫もご覧いただけます。
* 2019こども環境学会賞【論文・著作賞】を頂きました。
『森と自然を活用した保育・幼児教育ガイドブック』
石田は以下を担当させていただきました。→第1章5「幼稚園施設整備指針と園庭調査を踏まえた屋外環境のあり方と自然」東京大学Cedep園庭調査研究グループ/第1章8「幼稚園教育要領等の5領域に合わせた先行研究」北澤明子, 木戸啓絵, 山口美和, 石田佳織
『保育内容 環境 第3版』
石田は第6章4節「自然環境と持続可能な社会」を担当させていただきました。