こんにちは、園庭研究所の石田です。
10月の「子どもの視点から考える園庭・地域」オンライン講座(講師:宮本雄太さん@福井大学)にへ、ご参加者さまからご感想をいただきました。
・今回の研修をお聞きし、私たちが行っていた園庭についての会議は大人(職員)の思いや視点で、お子さんの思いや視点はほとんどなかったことに気づきました。これからの会議はそこを中心に考えていきたいと思います。とてもよい機会となりました。ありがとうございました。
・モザイクアプローチというやり方に興味があったので、とても面白い内容でした。子どもの気持ちや思いに近づく事が自然な形で出来る良い方法だと思います。まずはどんな事からできるのか考えて自園にあったアプローチを考えていきたいと思います。ありがとうございました。
どうしても大人の主観が入ってしまう中で、子どもの主観や子どもの世界をどう理解していくか、どう関わっていくかを考える手立てを学ぶことができた。
などなど。^^
保育環境における、子どもの意味付けを知る手段としての「モザイク・アプローチ」。
(詳しくは園庭書籍『園庭を豊かな育ちの場に』p.14-15、p.56-65)
子どもの思いや視点に寄り添われる宮本さんのお話ひとつひとつが、本当に優しくて温かくて、聞きながら目が潤んでいました。
こうして子どもたちの声や視点に寄り添い、さらにそれが、暮らしや環境づくりに反映されていく。そんな世界が当たり前になっていきますように。
「環境に対して、子どもにとっての意味を考え、問い直し続けていくことが必要」との宮本さんのお言葉。
私もしっかり意識に刻んで、園庭や地域での保育に向き合っていきたいなぁと思いました。
宮本さん、ご参加くださいました皆さま、ありがとうございました!
そして、今回はご都合がつかなかった皆さま、また2年後あたりでお願いしようと思いますので、その時は是非。^^
お問い合わせ: 電話:080-2381-8611 / メールを送る
園庭研究所まとめページ: 研修・ワークショップ / 園庭 好事例 / 園庭の研究紹介
投稿・交流サイト→ Facebookグループ「園庭・地域環境での保育 交流グループ」
※ 園内研修や団体研修、園内研究支援など、いつでもお受けしています。ご希望の内容や方法に沿って構成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。^^
【園庭や幼児と自然のについての著書】
『園庭を豊かな育ちの場に:質向上のためのヒントと事例』
園庭園庭全国調査に基づいて、園庭での保育・教育の質をより高めるための視点や工夫をご紹介しています。面積が小さな園や制約がある園での工夫や、地域活用の工夫もご覧いただけます。
* 2019こども環境学会賞【論文・著作賞】を頂きました。
『森と自然を活用した保育・幼児教育ガイドブック』
石田は以下を担当させていただきました。→第1章5「幼稚園施設整備指針と園庭調査を踏まえた屋外環境のあり方と自然」東京大学Cedep園庭調査研究グループ/第1章8「幼稚園教育要領等の5領域に合わせた先行研究」北澤明子, 木戸啓絵, 山口美和, 石田佳織
『保育内容 環境 第3版』
石田は第6章4節「自然環境と持続可能な社会」を担当させていただきました。