水環境 3:生態系(エコロジー)を体験する | 心と体と学びをはぐくむ園庭を

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子どもが生態系(エコロジー)を体験できる水環境とは?


こんにちは。子どもをはぐくむ庭づくり、の石田です。


生態系(エコロジー)と言うと少し難しい感じがしてしまいますが、

幼児期や学童期では特に
・自然の中での、つながり
・そういった関係性の中での、それぞれの役割

と考えて頂ければと思います。



例えば、水は…

雨が降って、それが土に染み込んで、それが草木にとっての水分補給になりますよね。^^

水がたまった場所では、動物たちが水を飲みます。


大切な大切な、命の水です。



それから、雨→川→海といった、水の循環もありますよね。

雨が降って、地面に染み込み地下水になったり、川へ流れていったりします。

山はたくさんの雨水を蓄えてくれ、ゆっくりゆっくり川へ水を流してくれます。

川の水は、私たち人も利用し、やがて海へ流れます。

海の表面の水は、お日さまに温められて大気中に上がり、また雨となって降りてきます。




私たちが日頃使う水は、蛇口を使えば出てくるけれど、それは決して自然と関係ないものではないんですね。

それをぜひ、子どもたちに伝えてあげて欲しいなと思います。

雨が降るからこそら、生きものも人も、水が飲めること。

人が水を汚せば、川や海で暮らす生きものたちも困ってしまうこと。

そして、水は無限に手に入るのではなく、限られたものだということを。





こういったことを、子どもたちが体験し考えていけるように…。

お庭にはぜひ菜園を作って、子どもと一緒にお世話をしながら、水の役割や大切さを体感して頂きたいと思います。


雨水タンクや、雨を貯めれるような容器を置いて、そこからの水で遊ぶようにすることもお勧めです。
^^

雨が降れば、使える水がたくさん。雨が降らない日が続くと、使える水も少なく…。

水道からのお水を使う際にも、いったん桶などの容器に入れて、どれくらいのお水を使ったか実感できるようにすると良いと思います。


写真は、我が家の庭の雨水タンクです。一万円ほどです。



こんな風に水を使いながら、雨と水のつながりを子どもと話したり、何に使うかの優先順番を考えたり、どうやってお水を節約するかを話合ったりして頂ければと思います。^^


それから、水たまりが出来る場所は、通行に差し支えない場所であれば、ぜひ残して頂きたいです。^^



水が溜まること、少しずつ土の中に染み込んだり、お日さまに照らされて蒸発していく様子をお子さんに体験させてあげて下さい。

そこには、鳥や虫が水を飲みに来るかもしれません。^^

葉っぱの上の雫も、虫が飲みにきていたりするので、じっくり見てみて下さいね。



次は、「4.私の暮らしと水をつなげる」について書きたいと思います。^^


幼児期からの環境教育5つの鍵の2つについては、こちらに書いています。↓
水’から子どもは何を感じるのか?学ぶのか?:ウメオ市の園庭指針 2
水環境1:めいっぱい遊ぶ感じる
水環境 2:共感や愛情をはぐくむ



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