頭蓋骨と身体の歪みの関係 ①
「あなたの頭蓋骨は歪んでますよ」と言われたら、どう思いますか?
「私の頭蓋骨は歪んでない」という方がまあまあ多いのではないかと思います。
「鏡を見ても特別歪んでいる感じがしないし」と、いう方も写真を見ると「私ってこんな顔してたかな」と思うことがあるのではないですか?
それを「私って写真写りが悪いから」の一言で片づけてしまわないでください。
それって、身体の歪みをサインかもしれないのですから?
では、顔が歪んでいるかどうか、鏡を使って確認してみましょう。
鏡を見て、耳の前にある頬骨の位置を指で触ってください。
ちょうど、下の写真のような感じです。
こんな感じで、左右の頬骨に指をあててみてください。
モデルの二宮さんは右が正常に近く、左が上がっています。
(二宮さんの左右です。向かっての左右ではないです)
実は右もほんの少し上に上がった状態です。
この状態で、二宮さんの背中を見てみましょう。
頬骨が上に上がった状態では、背中側の上半身(首から骨盤まで)が上にぐぐっと引っ張り上げられている状態です。
つまり、猫背っぽくなってしまいます。
当然、肩もコリます。
その上に引っ張り上げられている状態がよくわかるのが、肩甲骨の位置なのです。
肩甲骨が上側に引っ張り上げられてしまい、左右の肩甲骨の位置が違ってしまいます。
こんな感じです。
肩甲骨の三角形になっている内側の角の高さの位置にシールを貼りました。
ちょど模型の写真で示すと赤い丸印のなかの、赤い横線のところです。
では、二宮さんの頬骨(左側)を矯正してみます。
施術の感じはhttp://www.hagi39.com/の動画を見てくださいね。
すると、こうなりました。
左の頬骨を正常な位置に下げました。
こころもち、左が下ですね。
(右も少し正常な位置より上がっているので、肩甲骨の写真を撮った後で右も整えます)
そうすると、肩甲骨はこうなりました。
左側の肩甲骨が下がりました。
見た目は、肩甲骨だけが下がっただけですが、引っ張り上げていた筋肉が緩んで、肩甲骨が下りてきたので、筋肉もゆるんでいます。
このように、頭蓋骨の歪みは、身体の歪みと関係しています。
頭蓋骨が歪んでいると、身体は緊張状態になります。
すると、身体は歪みできます。
頭蓋骨の歪みの原因は、大まかに4つあります。
1、食事時の片噛み(ごはんを片側で噛む癖)
2、食いしばり(歯をかみしめています)
3、頬杖(ほおづえ)
4、寝方(横や下向きで寝る)
頬骨が上がる原因は、2の食いしばりが一番の原因です。
肩こりがなかなか治らない人や猫背の人は、「食いしばって」いないかどうか、観察してみてください。
自分は「食いしばっていない!」と思ている人でも、けっこう「食いしばって」います。
上下の歯と歯が触れあっているだけでも、食いしばっているのと同じように顎の筋肉が緊張していると、最近の歯医者さんの研究でもわかっているようです。
食いしばりの予防ですが、
食いしばっている時は、昼夜関わらずです。
日中は、まずどんな時に食いしばっているかを見つけてください。
それから、食いしばっているのに気づいたら、顎を緩めるようにしてください。
寝ているときは、眠ってしまっているので食いしばっているのを止めることはできません。
では、なるべく食いしばらないように「予防」をしてみましょう。
「予防」の方法は、私のホームページの動画ページ
(http://www.hagi39.com/html/movie.html)で、
7人分の「実名・顔出し」の動画の一番下のところに、
「1分間エクササイズ」の動画があります。
それを参考に、毎晩お布団に入って「1分間」だけ、してみてください。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、「1分間」だけでいいので、毎晩トライしてみてください。
スペシャル版「1日20秒で分かる、あなたの身体の歪み」 第1回
この、「1日20秒で分かる、あなたの身体の歪み」のまとめは、昨年(2011年)の6月に書いたものです。
「1日20秒で分かる、あなたの身体の歪み」というものを「なう」で書いていたのですが、それをまとめたようなものという位置づけだったので、最初は「あめんばー」さん限定にしていましたが、治療院を新しい場所に移してから、なかなかパソコンに向かうことができなかったので、更新できなくなっています。
そのようなわけから今回から誰でも読めるようにしました。
どうぞ、以下から、昨年の6月に書いたものです。
ほぼ、毎朝8時半~9時頃に投稿している「なう」ですが、「1日20秒で分かる、あなたの身体の歪み」と題して、書いています。
ただ、140字のなかでの制約があるので、その140字の情報をもう少し詳しく書いて行こうと思っています。
そして、「なう」では一度に情報を書けなくて、何回かに分けてかいてあることもあります。そのため、「なう」をフォローしてくださっている方に、より情報を提供する意味で、「アメンバー」登録をして下さった方が読めるようにしました。
ご理解のほど、よろしくお願いします。
第1回は、下記の「なう」です。
「今朝、どんな姿勢で目が覚めましたか?
上向き? 横向き? うつ伏せ? うつ伏せで目が覚めた方は、早めにお近くの整体などで身体のゆがみを整えてくださいね。」
なぜなら、
「上向きで寝られない理由」があるのです。
それは、身体のゆがみにより、上向きに寝られないのです。
仰向け(上向き)で寝たくても、寝られないのです。
なぜなら、身体の歪んでいる方向に、ほぼ身体を持って行きたくなる傾向があるからです。
また、身体のゆがんでいる部分により、寝相が変わります。
反対に言えば、
「寝相」から、身体の歪んでいる部分が分かります。
うつ伏せに寝るのは、背中、特に背骨(胸椎)とろっ骨のゆがみです。
横向きは、頚椎、腰部、大腿部にゆがみがある場合が多いです。
身体のゆがみがなければ、自然と仰向け(上向き)に寝られます。
ということは、身体のゆがみを整えると、仰向けで寝られるということです。
実際、そうなります。
なぜ、早く身体のゆがみを整えたほうがいいかには、理由があります。
横向きやうつ伏せで寝ると、顎と首の部分をゆがめるからです。
この二つは、身体の重心に関係するので、ここがゆがむと
①全身の筋緊張、
②自律神経の乱れ、
③「脳疲労」
を起こします。
脳疲労は、ひどくなると倦怠感が慢性化して、ウツに近い状態になっていきます。
また、自律神経の乱れにより「不定愁訴」と言われる病状が出て来ます。
そして、これは自分では意識できずに、知らないうちに進行します。
それが怖いです。
病院に行って検査しても全てに問題がないので、心療内科にいくことになります。
骨格の歪みは、検査ではでないのです。
ただ、注意して欲しいのは、本当の「うつ」もあるので、その場合は、専門の機関で治療してください。
症状がほぼ似たように出るので、区別が難しいですが、ブログにも書いてあるので、そちらを参照してください。
もうひとつ、「自分を客観的に、第3者の目から見ることができるかどうか」も目安になります。
そして、そもそも顎の歪みがそんなに重要なのと思う方は、近年、プロのスポーツ選手たちが、マウスピースを使うことによって、成績を伸ばしていることなどを参考にしていただければと思います。
また、私のHP(http://hagi39.com ) のトップページの映像を見ていただけると、「顎」が「骨盤」に与える影響が分かっていただけると思います。
寝相から、身体からの信号をキャッチして、ご自身の身体を早めにケアしてくださいね。
ついついやってしまうこと パソコン・脚編 ①
前回からの引き続き、パソコンでついついしてしまう姿勢で、今回は脚編です。
パソコン編の質問をもう一度書きますね。
パソコンを使っているとき(会社、自宅ともに)、特にネットを見ているとき、左手はどこにありますか?
また、右手は? 左足はどうなっていますか? 右足はどうでしょうか?
パソコンを使っていると、30分ぐらいあっという間に経ってしまいます。
この30分間ほどずっとしている状態をイメージしてみてください。
私もパソコンを使って日々、文章を書いたり、メールを読んだり、SNSに参加したりしています。
集中しているとあっと言う間に時間が経ってしまいます。その間、身体は意識を遮断されているので、普通なら5分していればつらい姿勢をそのまま続けたり、また、身体の歪んでいる方向へ、その方が楽なので更にもっていったりします。
では、左脚、右脚はどんな状態だったでしょうか?
脚と書きました。足ではなくて。脚の付け根の位置から、つま先までの状態が関係するからです。
① 足の裏を床につけている人
当たり前のことと思うかもしれませんが、以外と足の裏を床につけている方は少ないです。
② 足の小趾(こゆび)側の甲を床につけている方(足を外側に倒している)
③ 足くびのところで、両足を交差している方(重ねている人)
④ 同じく、足くびの所で両足を交差しているけれど、足を引いて座面の下でしている方
⑤ 足は交差していなけれど、足を引いて座面の下へ持っていっている方
(つま先が床についてる状態)
⑥ イスの脚に自分の脚を巻きつけるようにしている方
⑦ 脚を組んでいる方
⑧ 足を机の止まり木のところに置いている方
⑨ 膝の位置が股関節より高い位置にある方(イスが低いとこうなります)
⑩ 足の裏はちゃんと床についているが、姿勢が前屈みになり、どちらかの脚に体重がかかっている状態(体重のかかっている脚は斜め外を向いています)
⑪ 脚の位置とは関係ないのですが、机の下の脚元に荷物などが置いてある方
ざっと、10種類ぐらいありましたね。(脚元の荷物は別にして)
あなたは、どんな状態でしたか?
何番だったでしょうか?
複合していたでしょうか?
下記のような症状が、ほぼ、普段脚をどのようにしているかが原因によって引き起こされています。
・臀部(お尻の部分)が痛い(坐骨神経痛)
・鼡径部(脚の付け根)が痛い
・股関節が痛い
・脚が痺れる
・ふくらはぎが吊る
・踵(かかと)が痛い
・膝が痛い
・足首が痛い
・足の裏の筋が引きつる
・外反母趾
普通の診断では、背骨(腰椎)が原因と言われています。
しかし、私見ですが脚の骨格の歪みによって引き起こされていることが多いです。
実際に脚の骨格の歪みを取ると、症状が消えていくことが多いです。
例えば、症状の一番最後の外半母趾などは、膝の歪みが関係しています。それも、痛みのでていてる外半母趾とは反対側の膝の歪みが関係しています。
ただ単に外半母趾の親趾(おやゆび)の歪みを矯正するだけでなく、その原因となっている反対側の膝の歪みを矯正しないと、治っていきません。
① の足の裏を両方とも床につけている人
この方が脚については、一番いい姿勢です。
反対を考えれば、イスに座ったとき、両足ともずっと脚の裏が床についていられる人は、脚の骨格が歪んでいない人です。
次回は、②から⑪まで、この脚の位置だとどこに負担がかかって、どんな症状がでやすいかをみていきますね。
実際に、ご自身がパソコンをしている時、そして、普段、何気なくイスに座っているときに、どんな脚の位置をしているか、頭の片隅においておいて、観察していみてください。
※整体の常識を変える男@萩原信治 のHPなど
・パソコンHP:http://hagi39.com
・携帯HP :http://hagi39.net
・ツイッター :hagi39
(ほぼ毎日、お昼頃に体の歪みについて呟いています)
・他のブログ:アメブロ:「顔面整体 実名体験レポート」
(実際に顔面整体を受けた方のレポート集です)
・他のブログ:「あなたの生の声を聞かせてください」
(実際に施術受けた方のアンケート集です)