朗読「銭形平次」
「死の踊り子」、ただいま準備中です。
雑談 第1回目です。
錢形平次は煙草盆を引寄せて、食後の一服を樂しみ乍ら、
柱に凭れたまゝ、入口の障子を開けて、眞つ暗な路地ばかり眺めてゐる、八五郎に聲を掛けました。
予告編、登場人物のご紹介です。
死の踊り子 登場人物紹介
神田の平次
明神下に住む岡っ引き。
通称・銭形平次。
八五郎
平次の一の子分。
通称・ガラッ八。
お静
平次の女房。
半九郎
両国で人気の半九郎一座の座長。
お竹
半九郎の女房。
お蝶
半九郎一座の花形、娘手踊りの踊り子。
お輝
同じく、娘手踊りの踊り子。
貫六
五郎助
同じく、半九郎一座の道化。
松三
![チューリップ紫](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/062.gif)
半九郎一座の囃し方。
越前屋周左衛門
元鳥越の呉服屋の主人。
お千
庄右衛門の内儀。
佐吉
越前屋の手代。
![てんとうむし](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/055.gif)
![てんとうむし](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/055.gif)
というわけで
今回もしばらくお付き合いのほど、
宜しくお願い致します!
次回につづく!
(一)
【戌刻】 いつつ
夜八時頃。
お蝶が平次の家にくると言っていた時間。
(二)
【四文銭】 しもんせん
一文は一両の1/4000なので、
一両=5~13万とするなら、50~130円。
一文銭の他に、四文銭という銅貨があって、
それはつまり、一枚で四文。
つまり、銭形平次が投げるやつです。
夜九時頃。
お蝶はいつつはん過ぎになっても姿を見せない。
【両国広小路】 りょうごくひろこうじ
両国は東京都中央区・墨田区の両国橋周辺一帯。
また、墨田区の町名のひとつ。
隅田川を挟んで東西両国、どちらも相当な賑わいでしたが、
隅田川の西側にあった広小路を両国広小路というみたい。
【神田明神下御台所町】 かんだみょうじんしたおだいどころまち
平次が住んでいるところ。
神田明神の東側の坂の下。
明暦の大火後に、御台所御賄方の武家屋敷になったのが
町名の由来らしい。