「銭形平次捕物控 死の踊り子(一)(二)」野村胡堂 | ゆづき24時 2nd

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朗読「銭形平次」

「死の踊り子、ただいま準備中です。

 

雑談 第1回目です。

 

 

「銭形平次捕物控 死の踊り子」

 

「八、大層ソワ/\してゐるぢやないか」
錢形平次は煙草盆を引寄せて、食後の一服を樂しみ乍ら、

柱に凭れたまゝ、入口の障子を開けて、眞つ暗な路地ばかり眺めてゐる、八五郎に聲を掛けました。

 

 

てんとうむし

 

 

予告編、登場人物のご紹介です。

 

リボン 死の踊り子 登場人物紹介 リボン

 

クローバー 神田の平次

明神下に住む岡っ引き。

通称・銭形平次。

クローバー 八五郎

平次の一の子分。

通称・ガラッ八。

 

クローバー お静

平次の女房。

 

 

チューリップ赤 半九郎

両国で人気の半九郎一座の座長。

チューリップ赤 お竹

半九郎の女房。

チューリップピンク お蝶

半九郎一座の花形、娘手踊りの踊り子。

チューリップピンク お輝

同じく、娘手踊りの踊り子。

チューリップ黄 貫六

半九郎一座の道化。

チューリップ黄 五郎助

同じく、半九郎一座の道化。

チューリップ紫 松三

半九郎一座の囃し方。
チューリップ紫 お倉

半九郎一座の囃し方。

 

黄色い花 越前屋周左衛門

元鳥越の呉服屋の主人。

黄色い花 お千

庄右衛門の内儀。

黄色い花 佐吉

越前屋の手代。

 

 

てんとうむし
 
 
「死の踊り子」です。
すごいタイトルですね。
 
お話は
平次の家に相談にくるはずだった
踊り子のお蝶が殺されるところから始まります。
 
ということは、
死の踊り子… 踊り子の死?
 
と思いましたが
先日、長編銭形平次のどれだったかをパラパラ見ていたら
その中の章のタイトルが「踊り子の死」だったので
それとかぶらないようにしたとか…?
 
確かに、
映画やドラマのタイトルなどで出てきたら、
「踊り子の死」より
「死の踊り子」の方がインパクトはありそうです。
昔のドラマとかのタイトル字(おそらく職人さんの手書き)って
迫力がありましたよね。
 
 
てんとうむし
 
 
で、
娘手踊りってなんだろうって。
 
検索すると、
今も伝統芸能みたいな感で
大会などの映像が出てきますね。
「娘手踊り」とか「手踊り」とか。
 
今回出てくる娘手踊りは
去年の秋から急に人気が出てきた
両国の半九郎一座の興行で、
お蝶とお輝のかわいらしさが
江戸の人たちを魅了したようですから、
衣装やなんか派手で艶やかだったんだろうなあと思う。
 
こんな感じかなあ。
 

 

てんとうむし

 

 

 

というわけで 

今回もしばらくお付き合いのほど、

宜しくお願い致します! 

 

次回につづく!猫あたま

 

 

 

てんとうむし

 

 

(一)

【戌刻】 いつつ 
夜八時頃。

お蝶が平次の家にくると言っていた時間。

 

(二)

【四文銭】 しもんせん
一文は一両の1/4000なので、
一両=5~13万とするなら、50~130円。
一文銭の他に、四文銭という銅貨があって、
それはつまり、一枚で四文。

つまり、銭形平次が投げるやつです。

 
【戌刻半】 いつつはん
夜九時頃。

お蝶はいつつはん過ぎになっても姿を見せない。

 

【両国広小路】 りょうごくひろこうじ

両国は東京都中央区・墨田区の両国橋周辺一帯。
また、墨田区の町名のひとつ。

隅田川を挟んで東西両国、どちらも相当な賑わいでしたが、

隅田川の西側にあった広小路を両国広小路というみたい。

 

【神田明神下御台所町】 かんだみょうじんしたおだいどころまち

平次が住んでいるところ。

神田明神の東側の坂の下。

明暦の大火後に、御台所御賄方の武家屋敷になったのが

町名の由来らしい。

 

 

 

 

 
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