ボロブドゥール観光は続く【寺院•ラテ編】 | ハゲとめがねのランデヴー!!

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『深夜特急』にあこがれる妻(めがね)と、「肉食べたい」が口ぐせの夫(ハゲ)。
バックパックをかついで歩く、節約世界旅行の日常の記録。

 

ボロブドゥール街歩き

 

 

たしかにボロブドゥールはジョグジャカルタから近く、日帰りしようと思えばできる距離ではある。

だけどほんとにそれでいいのか。

 

ガイドブックを見てみると、遺跡以外にも寺院やカフェ、美術館がある。

 

もうさほど若くはないわれわれは、なるべく予定を詰めずに観光するためボロブドゥールに3泊とった。

そしていつもどおり、町をぶらぶら歩いたのだった。

 

その国ごとに何が安くて何が高いか特徴がある。

インドネシアの場合、食費が特に安い。

 

ボロブドゥールは遺跡のある観光地であるが、食堂やカフェの値段は他と比べ高くなく、恐れていた観光地価格というわけでもなかった。

意外と遺跡以外の見どころもあり、旅しやすい場所だったのである。



ボロブドゥールに到着した日の午後、われわれは中心部から汗をダラダラかきながら東へ歩き、小さな寺院を見に行った。

その名もパオン寺院という。

 

小さな寺院がポン、とあるだけであるが、浮き彫りに見応えがある。

階段にはスリランカの遺跡で見たミステリアスな生き物がいたり、側面には羽のついた天女のような人物などが描かれていたりする。

 

中にも小さなスペースがあり、ネコらしき生き物の浮き彫りもあって、この動物たちはいったい何を表しているのだろうかと思う。

 

宗教とはぶっ飛んだストーリーにあふれているが、このインドネシアの小さな寺院にも、そのぶっ飛び感は発揮されているのだった。

 

 

探し求めていたラテ

 

寺院を見終わり宿に戻る途中、酷暑から逃れるためにカフェに入った。

 

バイク乗りが集まる、若々しい雰囲気。

 

わたしはV60のジャパニーズ(アイスのフィルターコーヒー)を、夫はラテを注文。

そしてソファーで運ばれてきたコーヒーを一口すすると、夫は言った。

 

「これや……」

 

夫は6年ほど前にオーストラリアのカフェで飲んだラテをいたく気に入っており、それ以来そのラテに近いものを探し続けていた。

 

そのラテとは、以下の条件を満たすものであった。

 

・ミルクにコーヒーが負けていない

・コクがある

・ナッティな味(ナッツのような味)

 

このボロブドゥールのラテは以上の条件を全て満たしていた。

 

コーヒーの風味が強く残り、濃いミルクとの相性もよい。

納豆のようなコクもある。

「納豆の味」は発酵のためであろうか、ともかくそれはわれわれの中でおいしいコーヒーの条件の一つなのである。

 

普段は「ミルクが多すぎてコーヒーの味がせん」だの「泡が多すぎる」だの文句が多く、いつもわたしをげんなりした気持ちにさせる夫であるが、このカフェでは夫は味に大変満足しており、わたしも不愉快なコメントを聞かずにすんで平穏なひとときを過ごせた。

 

理想のコーヒーを飲める機会は意外と少ない。

 

この店のラテを、滞在中の3日間夫は毎日うれしそうに飲んだ。

インドネシアに来たかいがあった、と思った。

 

 

(パオン寺院。

他の寺院との共通チケットであり、それはもしかして「ピエン寺院」とでもいうのではないかと思ったが、正解は「ムンドゥッ寺院」らしい)

 

(ボロブドゥールでもおなじみのこの生き物。

その下の細かい浮き彫りも興味をそそる)

 

(正面以外の3面に、同じ場面(たぶん)が描かれている)

 

(このおじさんは何をしているのだろう。

まるで覗き見をしているような腰の曲がり具合)

 

(内部から天井を見上げる)

 

(左右の下部にネコがいる)

 

(ボロブドゥールの「UPRUS COFFEE」にて。

 

あまりに暑くてアップルティーも注文すると、スライスしたリンゴ入りのジャスミンティーが出てきた。

ウズベキスタンではリンゴ入り緑茶を飲み意外とおいしかったが、ジャスミンティーとリンゴの相性もまたよい)

 

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夫のインスタ⇩

石像トルハルバンや、石を梨のような形に積み上げたものなど、済州の風景はキュートだった。