内館牧子さん原作の「老害の人」

 

 
 

 

私の読後感想:本の奥付の著者紹介を見ると、著者は1984年の生まれ。
今年76才だから、老人のこと良く観察していますね。
主人公は戸山福太郎。昭和10年生まれの設定です。私より一つ下です。
若いときに玩具の販売会社を立ち上げ、このデジタル時代にもレトロな玩具の販売で生き残っている会社の会長。
会社は娘婿に譲り、もうやることがないが、週になんどか会長室へ出勤、若いときの自慢話やお説教などの老害を垂れ流している。同居している娘夫妻も老害の迷惑を蒙っているがいるが、なんせ相手はこの小説の中では85才。あまり厳しく反発もできない。
このあたりまでは、自分の身と引き比べて「うんうん、そうだそうだ。」と同感してしますが、なにしろ
著者はベストセラー作家、文章がお喋りすぎて「もう、いいよ、わかったよ。」と言いたくなる。
近所のお仲間老人たちを自宅へ読んだり、会社の会長室へ呼んだりして若いものに迷惑のかけっぱなし。
行き過ぎて、ついに会長室を老人会の専用室にしてしまう。
それからどうなる。時はコロナの発祥時代。自主規制と相まって老人会(若鮎の会)もなかなかうまくいかないが、どうなるかお楽しみ。
他のレビューアーも書いておられるが、描写がくどくて、そこそこ読み進めるうちに、「もういいよ。」と、読者にそっぽを向かれる可能性も多い。
ここに出てくる老人たちほど元気があれば言うことないが・・・・・

 

 

NHKのホームページ 貼っておきますね

 

 

 

今日が第二回目の放送です

ご興味ある方は

今夜BS1 夜10時からの放送です

 

 

 

『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く、 内館牧子原作の「老後」小説のドラマ化第三弾! 今回は、老人VS若年に切り込んで、双方本音の先には これからを生きるヒントが― 昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢。そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。 老害をまき散らす老人たちと、それにうんざりして「頼むからどこかへ行ってくれ」とさえ思う若年層。でも、口には出せない。 老害側にいくら言い分があろうと、若年層はストレスをためるばかりだ。 それなのに「終活」は早いうちから考え始めた方がよいと世間は煽る。 若年層のはずの子供世代は得体のしれない焦りを感じている。 その子供たち、孫世代も複雑な事情や心情を抱える。 一方の老害側も感じている。老人を婉曲に別枠に入れる世間の風を。 そして、人生百年と言われても、一体どう生きたらいいのか…と。 埼玉県川越の近くの街に住む一家を中心に、会社を娘の夫に譲った筈の戸山福太郎と、近所の老人5名=老害六重奏が コロナ禍に巻き起こす騒動と、家族たちの群像活劇。 双方の本音がぶつかった先に吹く風を描きます。

 

 

 

三田佳子さんが

今日の第二回目から登場するそうです

役名は「村井サキ」さん

三田さんのブログをご紹介します

 

 

三田佳子さん