『オリンピア・キュクロス』で生きる身体を見た! | こころのあそび場。 

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日々のあれこれ。

ども、べんです。


流行りものは廃る。
わかりやすいことは飽きる。

煽られる日々から脱出したい。
もの、こと、の重みを感じたい。


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もう11月も半ば。

早い・・・。

 

あっというまに2020年が来て、

2020年といえば東京オリンピックだね。

 

からの、

 

『オリンピア・キュクロス』

 

未だに、

「漫画ばかり読んだらバカになる」という

へんな呪いがとけなくて、

 

どこか後ろめたさを感じながら読むおバカな自分がいます。

(でも、背徳感のスリル的快感も味わえる複雑なココロ)

 

こちら、『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんが、
ローマからさらに400年ほどさかのぼり、

古代ギリシアを描いた

タイムトラベル・コメディマンガです。

 

オリンピックにはあんまり興味がないのですが、

ギリシア・ローマについて、マイブーム到来中ピンクハート

だったため手に取りました。

 

『テルマエ・ロマエ』の二番煎じっぽいのかなと、

あまり期待せずに読んだのですが、

 

なかなかおもしろかった。

(数回噴き出した)

見習い絵師でオタクなギリシャ青年が、

なぜか村長からの命令で、

「村をかけて戦う」ことになってしまい、

 

煩悶ながらリアルすっ裸で

使命を果たしていきます。

 



「なぜ、自分がやらなきゃいけないの?」

「なぜ、勝たなければいけないの?」

 

ウォーーーン ゲッソリ


と、夢中で使命を果たし成長していく物語です。

古代オリンピックと東京オリンピックのタイムスリップも面白いのですが、
そのズレの中に「生きるとは何か?」を浮かびあがらせる構成がおみごと拍手


自分の「やりたいこと」と、
「やらなければいけないこと」のあいだで、
モヤモヤを繰り返してしまう焦りってありますよね。

 

そこからどう抜け出せばいいのか。

 

主人公デメトリオス君とともに、

私も疾走させていただきました。走る人

 



古代ギリシアの海や街の景色も魅力!

第4巻の発売は来春だそうで、
中身が東京オリンピックと同時進行中だから、

どんな話になるのか楽しみ照れ

 

 

ちなみに、この本読んではじめて、

今のオリンピックが「近代」のものであることを知りました。

 

すんごい昔からずっと続いているのかと思ってた。。。


前身の「古代オリンピック」は、

古代ギリシャで紀元前9世紀頃に始まり、
約1200年ほど続いたそうです。

 

長く続くものには、それなりの理由があり、

人間の深い部分に触れる何かがあると思います。


能楽師の安田登さんによれば、

「能の稽古を始める時は相手に二つ約束してもらう。一つは、10年間は質問をしない。もう一つは、余程のことがなければ10年間やめない。本当の面白さはそのくらいの年月をかけなければわからないから」

だそうです。

能の世界では、100年200年なんて

「ちょっと前」の出来事なのね。

長い風雪に耐えたものの重みを
感じ取れる感覚を身につけたい。

 

古代ギリシアと現代日本のタイムトラベルから戻り、

そんなことを考えたのでした。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

【11月の講座&ワークショップ】
 

旗11/16(土)

「ファミリー・コンステレーション・オープンワークショップ」

 

人間関係や親子関係、ビジネスでのお悩み等にアプローチするグループカウンセリングです。
(ファシリテーターは島村繭子が担当します)


◯時間:10時~17時 
◯会場:東京都江東区内施設(都営新宿線「西大島」駅)

 

★詳細・お申込みは⇒こちらから

(※島村のHPに飛びます)

 

※次回は12/26(木)を予定しております。

 

 

旗11/24(日)10:00~11:50

豊島区としまぐらし会議プロジェクト

か・ま・く・ら 主催

『イライラな自分に、さようなら』

~怒りや不安と上手につきあうセルフケア~

会場:鬼子母神plus(新池袋保健所1階)

※豊島区東池袋4-42-16

参加費:無料

お申込みは↓

ka.ma.ku.ra.toshima@gmail.com まで

または、Facebookで『か・ま・く・ら』と検索

 

 

●心理セラピー・個人セッションは⇒こちら