社交不安障害①

困っていること

もう１０年近く心療内科には行っていないが困っていることがある

それはいわゆる「あがり症」だ

元々表面的にはおとなしい性格（本当は全然違うが）なので

１０代の頃は好んで発言したり役割を買って出ることもなかった

そんな自分と理想の自分のギャップが嫌で

２０代ではまず人見知りを克服した

心を完全に開いて打ち解けているかは別として

他人から見れば社交的で一見話しやすい方だと思う

３０代で資格取得のため学校に行った頃には

積極的に自分の意見も言えるようになったし発表もできた

むしろ一番目立っているくらいだった

送辞や答辞も読んだが全く緊張することなく堂々とできていた

就職してからも積極的に会議で意見を言ったりできている

学会での発表も全然緊張しなかった

人は変われるものだなぁ･･･って思っていた

なのになぜだろう･･･いつからだろう･･･

突然、特にトラウマとなる出来事もないのに

「あがり症」のスイッチが入るようになった

もう何年も同じ研修の講師をしているが

突然スイッチが入ることがあり

それを意識した途端悪循環となる

講義は毎年同じだから内容的には失敗する心配もない

直前まで笑っていられるし全然緊張していないのに

話始めると途中でスイッチが入ることがある

そうなると心臓がバクバクして息切れして声が続かない

少し落ち着いて話せる時間もあるが突然またスイッチが入ったりする

自分でも緊張しているわけではないので

スイッチのタイミングが分からず本当に困る

そんな時のために安定剤を飲んでおくようにしているが

それだけでは不十分なこともある

本当に普段は緊張していないし

場数も踏んできたので　そういうことではないらしい

となると病気だ･･･

こんなことを意識するとまた本番でスイッチが入りそうだ

本当に心療内科に行こうか考えている

大腸内視鏡⑤

2年後の経過観察

ポリープを採ってからあっという間に２年が過ぎた

いよいよ再び大腸内視鏡の季節がやってきた

まず予約を取りに行く

院長を指名したかったが難しいようだった

「院長よりも上手な先生もたくさんいますよ」と看護師が言った

今年は春から胃の調子が悪いこともあり

また毎年受けていた病院の胃カメラの先生がいなくなったこともあり

胃カメラも同時に受けることとした

しかし世の中はコロナ禍ということもあり

以前とは段取りが違い家で下剤を飲むことをすすめられた

自宅から病院まで２０分ていう所

鎮静剤を使用するため送迎をお願いしなくてはならない

そんな身分で人様の車の中で粗相をしてしまったらどうしよう･･･

当然心配になった

いよいよ当日･･･前日より準備は万端だ

だが自宅用の下剤はマグコロールではなくムーベン

指示された容量に薄めて冷やしておいたが

クソまずくて苦痛だった

何とか2Ｌを飲み干し予定通りの経過で準備完了

無事に病院にも辿り着くことができた

残る問題は上手な先生かどうかってことだった

いよいよ呼ばれてルート確保となり点滴が始まった

ストレッチャーで移動しいざ検査室へ･･･

現れたのは予約の時に診察してもらった先生だった

少し安心した所に鎮静剤の効果が重なり眠りについた

胃カメラの記憶はない

ところが･･･

次の瞬間激痛がっ！！

大腸検査が始まっていたのだ

痛い！痛い！！！と叫ぶが特に何のリアクションもなく

検査は進んでいるようだった

私が言いたいのは

私には開腹歴が複数回ある→お腹の中の癒着がひどい

大腸内視鏡は激痛だ→初めて他院で受けた時に激痛だった

だから探したんだよ！→上手な先生→無送気軸保持短縮法ができる先生を

それがここの院長だった→だから過去２回は何とか耐えられた

今回は指名できなかった→看護師が他の先生も院長と同じかそれ以上だって言った

でも違うじゃん

私はどちらも体験して体感の違いを知っているんだよ

そもそも手技が無送気軸保持短縮法じゃない

ＨＰで謳ってあるのと違うぞ

結果は胃にポリープがあるくらいで

大腸は異常がなかった

次は３年後って言われたけど

同じ医療技術を提供できるよう手技を習得していただきたいものだ

恐怖のサプリメント

私は無駄にサプリメントを飲んでいる

最近では定期便なんてのがほとんどなので

解約が面倒となり種類が増えてる始末

血糖値対策に糖ダウンリッチ→カプセル1CP/日

食後血糖値対策に糖質ぱっくん→カプセル4CP/日

認知症予防対策に知力プレミアム→カプセル2CP/日

老眼対策にルテインプラス→カプセル3CP/日（外国人サイズ大きめ）

骨粗しょう症対策にMBP→錠剤4錠/日

肥満対策にシボヘール→錠剤4錠/日

抗酸化対策にビタミンC→錠剤2錠/日（外国人サイズ大きめ）

これらを通常朝全部飲んでいる

これがけっこう時間と水を費やすんだよね

その日は休日でついつい昼になってしまった

面倒だからカプセルはみんなまとめて飲んでしまえと

嚥下機能、食道の蠕動運動を過信して8CPを一気飲みした･･･

それは明らかに食道の粘膜に張り付いている感覚だった

そして1CPだけではなく複数であることも明らかだった

おいおい、今までも何度も警告はあったハズ

大きめのルテインプラスで3CPで･･･

それを＋αのカプセルたちと同時に食道に送り込もうなんて甘かった

後悔、後悔、後悔してももう遅い

どにかく蠕動運動を助けるために水を流し込んだ

しかし、まったく効果なし！

次の手は･･･そうだ！吐き出そう

次の瞬間

中途半端に戻ったカプセルが気道を塞いだ

ほとんど息ができない上にも下にも動かず

水を飲んだら鼻から出てきたこれは本気でヤバい

もう必死を通り越してパニック

救急車呼ぶ？えっ声出ないし

本気で死を覚悟した色んなことが頭をよぎった・・・

そして健康でいたいがためのサプリメントで窒息死か・・・

笑えない・・・

細い気道で何とか生命をつなぎ

必死の咳嗽反射で何とかカプセルの角度を変えて・・・

つぎの瞬間

落ちた流れた～～

何とか一命を取り留めたのだった

大追跡④

当然みな眠れない夜を過ごした

本当にどこに行ってしまったのだろう･･･

考えた所で認知症の父の行動はわからない

ただ、ただ後悔･･･もっと早く対策をしていれば･･･

また今回も夕方から仕事だったが

どうしよう･･･休んだ所で待ってるしかないし･･･

あぁ職場に嫌な知らせが来るのかな

そんな時だった

警察からの電話だ

「見つかりました。保護されました」と･･･

保護ってことは生きてるってことだよね

母と泣いた

それから昨日の夜勤警察官２名の車に乗って

自宅へ戻ってきた

確かに無事ではあったが

その姿はサンダルも履いていない

靴下穴だらけ

服は引っ付き虫みたいな草だらけ

さすがの父もフラフラしていた

どこでどうやって過ごしたかなんて聞いても無駄だけど

かなりの大冒険をしたことは確かなようだった

まだ混乱していてなかなか抵抗して家にも入らず困ったが

無事に帰ってきてよかった･･･本当によかった

ゴミ捨て場の掃除で集まっていた方々が

あの風貌を見て通報してくれたようだった

市内ではあったが結構離れている場所だった

さっそくお礼を言った

今回は警察官も親身になってくれた

「前回はこちらの言い方が悪かったかもしれませんが･･･」

「今度は早めに知らせてくださいね」

と言って帰って行った

仕事とはいえ夜な夜なありがとうございました

早速次の日にケアマネを決めてもらいに地域包括へ行った

もう要支援1のはずがない

そして鍵対策も電話したらすぐに来てくれた

取り寄せになったけど近日中に鍵も対策できる予定だ

本当に気が気じゃない体験だった

大追跡③

今回は最悪なことにサンダルで出て行ってしまった

なぜかと言うと裏の勝手口を荷物で塞いでいて

靴が取れない状態にしてあったからだ

もう何時間歩き続けているのだろう･･･

寒いだろうな･･･混乱してるだろうな･･･

認知症もだいぶ進んでしまった今では

コンビニに助けを求めたりできるハズもなく

住所や電話番号も言えない

おまけに携帯持ってない、お金持ってない

つまり手ぶらだ

心から後悔した

こういうことを予測できたのに

何で鍵やGPSの対策をしなかったのか・・・

そして目を離してしまったのか･･･

犬の追跡では南へ向かってそれからは分からないと･･･

息子も心配で夜中に探して回ったが

見つからなかった。

警察から夜中に連絡があったが見つからないとのこと。

引き続き探してくれるとのことでありがたかった

当然眠れない夜を過ごした

本当にもう会えないかもって覚悟した

どうか親切な誰かが不審に思って通報してくれますように

足腰は丈夫なので歩き続けていることだろう

夕食も食べずただただ混乱しながら

歩き続けることしかできない父の姿が目に浮かんだ