当然みな眠れない夜を過ごした
本当にどこに行ってしまったのだろう・・・
考えた所で認知症の父の行動はわからない
ただ、ただ後悔・・・もっと早く対策をしていれば・・・
また今回も夕方から仕事だったが
どうしよう・・・休んだ所で待ってるしかないし・・・
あぁ職場に嫌な知らせが来るのかな
そんな時だった
警察からの電話だ
「見つかりました。保護されました」と・・・
保護ってことは生きてるってことだよね
母と泣いた
それから昨日の夜勤警察官2名の車に乗って
自宅へ戻ってきた
確かに無事ではあったが
その姿はサンダルも履いていない
靴下穴だらけ
服は引っ付き虫みたいな草だらけ
さすがの父もフラフラしていた
どこでどうやって過ごしたかなんて聞いても無駄だけど
かなりの大冒険をしたことは確かなようだった
まだ混乱していてなかなか抵抗して家にも入らず困ったが
無事に帰ってきてよかった・・・本当によかった
ゴミ捨て場の掃除で集まっていた方々が
あの風貌を見て通報してくれたようだった
市内ではあったが結構離れている場所だった
さっそくお礼を言った
今回は警察官も親身になってくれた
「前回はこちらの言い方が悪かったかもしれませんが・・・」
「今度は早めに知らせてくださいね」
と言って帰って行った
仕事とはいえ夜な夜なありがとうございました
早速次の日にケアマネを決めてもらいに地域包括へ行った
もう要支援1のはずがない
そして鍵対策も電話したらすぐに来てくれた
取り寄せになったけど近日中に鍵も対策できる予定だ
本当に気が気じゃない体験だった