2019年ヨーロッパ旅行(カルカッソンヌ&アルル) | QVOD TIBI HOC ALTERI

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„Was du dir wünschst, das tu dem andern“.

 本日は、まずは中世の城塞都市として有名な、フランスのカルカッソンヌ観光である。カルカッソンヌは初めての訪問である。今回の旅の最大の楽しみの一つでもある。

 

ナルボンヌ門

 

 

 

Château et remparts de la cité de Carcassonne

 

 

 

 

 

 

Basilique Saint Nazaire

 

 

 

 

 

 

 その起源を古代ローマ以前に遡るというカルカッソンヌは、中世には強固な二重の城壁によって難攻不落を誇ったという。城内には狭くて薄暗い路地の両側に中世以来の石造の民家が立ち並び、古い物好きの私にとってこたえられない光景であった。


 さて、カルカッソンヌ観光の後は、アルルに向かう。同市には、15年ほど前に来たことがある。目的は、ローマ遺跡であった。今回も訪問した。以下、お昼をいただいたローヌ河畔、Place de la République、アルルの野外劇場跡、それに円形闘技場跡である。

 

 

 

 

Le Café Van Gogh

 

L'espace Van Gogh

 

 

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 アルルの円形闘技場は、ローマのコロッセオには規模では及ばないが、コロッセオより遥かに保存が良い。古代ローマ時代に築造されたこれらの建造物が、現在もコンサート等、様々な催し物に使用されているというから、驚きである。

 

 なお、アルルではゴッホの跳ね橋(復元)なども見に行ったが、ゴッホには興味がないのでどうでもよく思えた。風が強かった。

 

 

 アルルの次は、ローマの水道橋、ポン・デュ・ガール観光である。以下、水道橋の様子。

 

 

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 ポン・デュ・ガールも、二度目の訪問である。広大な自然公園の中にある。写真ではほとんど伝わらないが、この遺跡には本当に圧倒される。水源地から遠く離れた都市(ニーム)に、自然の高低差だけを利用して送水する-その導水路上に深い渓谷があるため、仕方なくそれをまたぐ水道橋を建設したのである。

 

 今から約2000年ほど前、日本では精々竪穴式住居と高床倉庫程度の弥生時代に、古代ローマ帝国はこのような恐るべき建造物を各地に建設していたのである。以前、個人旅行で来た際は、本数の少ない路線バスを使って訪れたので大変だったが、今回はツアーバスで連れて行ってもらえたので、楽である。

 

 本日は、教皇庁で有名なアヴィニヨンに宿泊する。