憂いを含んだ その瞳で
私を 見つめる
あなたの 視線
昔と 変わらない
キラリと 光る
結婚指輪
時の 流れを感じる
交わした 言葉は
ほんの少し
今でも
愛しているのに
何も言えない 二人
時間だけが 過ぎていく
元気で
身体に 気をつけて
そう 言い残して
去って行く
もう 愛しているよとは
言ってくれない
あなた
あの 言葉を
もう一度 聴かせて✨
愛しているよ✨
愛して - - - いるよ✨
愛して- - - いるよ✨
一日に 何度も
耳元で 囁かれた
その 言葉✨
もう - - - 聴くことはないのね
別れ話を 切り出したのは
私のほう
勝手な 女は
私のほう
でも やっと 気づいたの
愛しているのは
あなただけ
あなただけ - - - だって
決して 振り向くことはない
あなたに
窓越しから
そっと 愛を 囁く✨
あの 歌を
口ずさみながら - - -
京都の 女子大に通っていた
18歳の時に
初めて この 映画を観た✨
当時 参加していた
映画サークルの 交流で知り合った
他校の 男子学生が 暮らしていた
狭い アパートの 一室で
レンタルビデオを借りて✨
学生の街
京都には 古い 学生アパートが
沢山あって
その 古びた 寒い 部屋で
炬燵に 入りながら
この 古い 白黒の名画を
彼に 勧められて観たのだ✨
いい 映画だろう - - -
と 目に 薄らと 涙を溜めながら
広島に住む
彼の お父さんとお母さんが
初めての デートの時に
映画館で観た
思い出の 映画だと 教えてくれた✨
この 映画好きの 彼とは
沢山の いい映画を観たが
彼が 就職のために
東京へ 引っ越す 準備をしていた
最中に - - -
私の方から お別れをした
東京での 生活が落ち着いて
仕事にも 慣れたら
必ず 迎えに来る
それまで 待っていてほしい
と 彼は 言ってくれたが
当時 まだ 大学の一回生で
18歳だった 私は
彼の その気持ちは 嬉しかったが
そのひととの 将来を 真剣に考えることは
まだ できなかった
学生生活が 始まったばかりの
私と
学生生活を終えて
社会に出ていく
彼とでは
人生の 重みが違った
時が流れて
この 映画を観るたびに
あの 彼のことを 思い出す
マーラのように
待てなくて ごめんね - - - という思いで
いっぱいになる
傷つけた 彼への 贖罪の念は
今でも 心の 奥底で 持ち続けている
ステファノのように
優しく 誠実なひとだった
私だけを 愛してくれた
今でも 好きな 映画を 観続けているのだろう
私には 勿体ないくらい
いいひとだった
彼は この映画の ヒロイン
マーラのように
私に 待っていてほしかったんだろうな〜
と 今になって そう思う
でも 当時の 私は 待つような 女ではなかった
待たない女だった
待たずに 前に進んで行ってしまう 女
だから ひとりで 海外に出て行っても
逞しく 生きてきたのかもしれない
抱きしめられた時の
あの 髭の 感触が
ふと 懐かしくなる時がある
彼に会うことは もうないけれど
彼との 思い出は
私の 心のなかに 生き続けていく
だから 時々は 夢の中に 出てきてほしい✨
そして また 昔のように
一緒に 映画を 観たい✨
思い出の
この 映画を - - -
彼の部屋で
二人で良く聴いていた
ポール・マッカートニーの
My Love
懐かしい曲ですね✨
部屋の明かりを暗くして
今でも 淋しくなったら
聴いています✨
美しい 青春の思い出が
甦ってくるから - - -
私が アメブロで
この映画のことを 書いていると知ったら
きっと
驚くだろうなぁ〜
そんなことを 思いながら
この 懐かしい曲を聴いています✨
お休みなさい
あなた - - - ✨
また 夢の中で 逢えたらいいね
今夜は ジェーンのことで 哀しいの - - -
あなたなら
私のこの気持ち
きっと 分かってくれると思うから
二人で ジェーンの映画 観たよね✨
今頃は
セルジュの胸の中で
愛を語り合っているのかも
好きな ワインでも呑みながら - - -
だから 笑顔で送ってあげたい
あなたも そう思うでしょう？
映美🧚♀️🧚♂️