= ①からのつづき =
そして数日後。
やっぱりあたっていました!
ひとつぶひとつぶに番号を書いたあずきを
ウタマロさんと暮らす
ネコのルナちゃんがしっぽでふるい落とすという
これ以上ないぐらい公明正大、かつユニークな方法で行われた抽選。
たったひとつぶ床に落ちたあずき(ルナちゃんすごい!)には、
わたしの抽選番号の「15」という数字がしっかりと書かれていました。
当選確率、36分の1。
セブンイレブンのクジにすらめったに当たらないというのに、
よくも当たったもんだ…。
でも本番のオドロキは、
連絡を取った星野さんからいただいたメッセージの中に待っていました。
なんと星野さんは2011年の震災当時、
気仙沼にいらしていたというのです!
岩手にいらっしゃるお父さまの様子を見にきた際に、
気になってたびたび足を運んでいたのだと…。
熊本で活動をつづける星野さんを応援する企画に
気仙沼で震災を体験したわたしが当選したのは、
「宇宙のはからい」としかいいようがありません。
こんなふうに東北と熊本とをつないでくれた
ウタマロさんから送られてきた作品、
《駆けてくる星》
《宇宙の羊水に浸るベビー星》
には
わたしがこの世界にくると決めたときに
上からながめた地球の青、
そして
どんなにキライになろうとしたってキライになれない
大好きな海の青が、
どこまでも広がっていました。