諸事情により公開を見合わせていた
ドイツの時のブログを再公開しました。
2007年4月から2008年1月までの記録です。
=足袋は道連れ、夜はお酒=
諸事情により公開を見合わせていた
ドイツの時のブログを再公開しました。
2007年4月から2008年1月までの記録です。
=足袋は道連れ、夜はお酒=
打ち上げパーティのあった火曜日は大雨。
土曜日18日・日曜日19日を頑張ってハッピーな天気にしてくれた分、
お天道様もどっと疲れが出てしまった感じだったのかな。
今年も参加してきました。
アースデイ東京。
06年、08年に続く3回目のボランティアスタッフ。
お客さんとしてなら04年からの参加となる。
06年、右も左もわからないままの初参加。
すべての体験が新鮮で今まで味わったことのなかった爽快感を得た。
08年、ドイツから帰国してすぐのアースデイイベント。
久々の日本。いい音楽といい食べ物といい酒といい仲間。
設営からガッツリ参加できて強いつながりができた。
その後のアースガーデン秋・冬とまた一緒に働けたり、
イベント遊び行ったり、花見したりと、多くの出会いに恵まれた。
そして今年、09年、3回目のアースデイボランティア。
06年、08年とは別の何かを得られることが出来るのか。
今年の大きなテーマの一つに「農業」があった。
だからやる前はわくわくドキドキ期待していただけに、
終わった後のこの違和感といったら何なのか。
そこに爽快感を得ることはできなかった。不完全燃焼。
アースデイも認知度が高まり規模も大きくなった。
メディアにもよく登場するようになった。
19日朝刊の『日本農業新聞』にも載っていたくらいだ。
今年はTBSのブースもあった。
『王様のブランチ』の撮影も入ってた。
ブランチリポーターというのか(?)若い女の子が、
キャピキャピとした作り笑顔と作り声でアースデイを紹介していた。
近くで見ていたが、はっきり言ってドン引きでした。
カメラのONとOFFでのギャップが酷い。
それがプロというものなのか。
何だろう、この違和感。
最近のエコブームの影響か多くの来場者にも恵まれ、
イベントとしては大成功だったと思う。2日間で13万5千人もの来場者。
エコだとか農業だとかオーガニックだとか、最近のブームでありトレンドである。
そこにやっぱり違和感を感じてしまうわけです。
エコ=かっこいい、オーガニック=かっこいい、
それは別にどう思おうが構わないのだが、そんな軽いものではないはず。
なんかエコという言葉がフワフワと浮いているような軽いものになってきた感がある。
一般人に浸透してきたことはいいとは思うが…。
上っ面だけ、口先だけのエコ。
まぁそういうものになってしまったのは仕方ない。
政府だってエコポイントなるものを提案しているくらいだから。
エコという名の大きな風船に我も我もと寄ってしがみつき、
他の人より高く上へ上へと向かおうとしている。
そしてそれだけで満足してしまっている感がある。
他人より多少なりとも優位に立ったと思っているのか。
風船だけに中身もすっからかんなエコ。
もしかしたら中身はバイオガスなのかも。
地に足つけてエコを実践している人はそう多くないかもしれない。
そもそも名前の響きだけに惹かれてのエコであって、
エコとはどういうものかというのもわからない人は多いと思う。
私自身よくわからない。
エコなのかそれともただの人間のエゴなのか。
何だろう、この違和感。
何かが違った。今までのとは違う。
「地球を考える日」というよりエコのデモンストレーション。
エコの博覧会。エキスポならぬエコスポか。
メディアに露出が激しくなるとなんとなく安っぽさがにじみ出てくる。
インディーズのアーティストが、
メジャーデビューしてしまうとイマイチになるのと同じ感じだ。
大衆向けのイベントになりつつあるなぁと。
それはそれでよいと思う。一般的には。運営側としては。
大衆向けであっても、
その中で自分が何できるかということが大切だろうから。
でも個人的にはなんか嫌。
最近の農業ブームだってそう。
そんな軽くて簡単なものじゃない。
過剰なまでのオーガニックフード。
マクロビ?玄米菜食?大豆?
そこに並ぶ長蛇の列。
まぁ長蛇ができていたなら過剰ではないのか。
多くの来場者。過剰なまでの人。
表参道ヒルズがオープンした時の、
表参道の歩道を凝縮したような感じ。
トイレの少なさ。
2日間で13万強の来場者がある大きなイベントにも関わらず、
トイレ設備は既存のものと、今回は新たに仮設トイレのブースのみ。
エコエコ商法と言えようものかそこを強くアピールする店。
普段は地元のコアな方にしか認知されず売れないものも、
ここではエコというだけで売れるから楽だろうなぁと。
簡単にあれはどこ?これはどこ?と聞く人。
探している場所はすぐ裏なのに。
そんな簡単に聞かないでくれよと。
マップさえ見ればすぐわかることなのに。
地図さえも読めないのか。デジタルナビが必要か。
まわり道してでもゆっくり生きろよ。若いのに楽するなよ。
本当にわからなかったら詳しく案内するから。
2日間でTシャツ2枚タオル2枚ボトル2本エコバッグ2つ。
ボランティアに配られたもの。無料で。
今年は豪華だった。スポンサーがすごい。
いつもならTシャツ+αくらいなのに、
今年はSIGGボトルもあるしタオルもあるし手ぬぐいあるしバッグあるしで。
しかも2日間とももらえる。だからTシャツ2枚だ。
さすがに2枚もいらなかったからもう1枚はもらわなかったが。
全然エコでもなんでもない。
スポンサーだってエコ商法だ。
平和だなぁ。いや、平和ボケだなぁ。
違和感があるのは、イベントとしてだけでない。
結局自分自身の問題が強いのかも。
目的意識が06年、08年とは全く違うから。
06年の初参加は「自分が何できるか?」だった。
去年は「自分が何を得られるか?」だった。
そして今年は「自分が何を伝えられるか?」だった。
その伝えるという部分で不完全燃焼だった。
新しい出会い、3年ぶりの再会、1年ぶりの再会、たくさんの人と出会えたが、
結局、去年から仲良い人との時間を共有することが多かった。
去年はいろんな人と多くを熱く語ったけど、
今回は満足いくような話はあまりできていなかったと思う。
個人的には。相手はどう思ってるかわからないけど。
もちろん仕事が忙しかったのと、
人の多さにゲンナリしてしまって行動する気力がなかったのもあるが。
今回のアースデイではなかなか伝えることができなかったことも、
来年までの1年間で何かまた一緒に働いて何かまた伝えることができたら、
それはそれで今回のアースデイに満足感を得られるのかしれない。
去年出会った人と今年も一緒に楽しく参加できたのは、
アースデイ以外の部分でのつながりが大きいからだ。
イベントした日、22日、それだけが「アースデイ」ではない。
毎日がアースデイだ。EARTHDAY!
アースデイはただの非日常的なイベントではない。
誰もが当たり前に考えることのできることだと思う。
日常になれればそれが一番だ。
この1年間で自分が何か行動できるかが大切だろう。
来年はアースデイ40周年。
それはもう1年を切っていてカウントダウンだ。
また来年もボランティアしたい。
来年が最後かな。
最後のボランティアとして深く関わってみたいと思う。
久々の日記で書きなぐったらなんとなく違和感もなくなった気がする。
モヤモヤしていたものがやっとスッキリできた。
長文、駄文で申し訳ない。自己満足です。
明日は千葉県知事選投票日です。
今回の選挙、実は初選挙になります。
現在24歳。
選挙権を持ってからすでに4年と2ヵ月です。
この4年もの間、身の回りに選挙はなかったのか?
ということですが、たくさんありました。
ただ関心がなかった…という訳ではなく、
全くといっていいほどタイミングが合わなかったからです。
この4年もの間にあった自分に関する選挙と言えば、
*2005年の前回の千葉県知事選(20歳)
*市町村合併に伴う柏市長選(20歳)
*2005年の衆議院議員選挙(20歳)
*2007年の柏市議会議員選(22歳)
*2007年の参議院議員選挙(22歳)
がありました。
県知事・柏市長選の時は、
大学の寮住まいで東京都民・多摩市民でした。
衆議院選挙の時は、
大学の半年研修で栃木にいて、
住民票移動してなかったのでハガキ来なくて…
当たり前なんですけれども。
そして参議院選挙の時は、
日本にさえいませんでしたので。
だから今回が初選挙・初投票に行くことでしょう。
千葉のコレカラを創り生み出してくれる人に投票したいところです。
そういや選挙カーの音があまりしなかったような…。
不況だから選挙カーを多く所有できなかったのか?
それとも田舎でどうせ人少ないからって来てくれなかったのか?
「農家のこせがれネットワーク」設立発表会の3日前、
また別の農業系団体が設立された。
東京農大に在学している知り合いに誘われ、
その設立発表及び交流会に参加してきた。
こせがれネットはその大半を社会人で占めているのに対して、
今回参加したものはその大半を学生で占めている。
20もの農的学生団体が情報を共有する場として設けられた。
その名もAGC (AGriConnecuture・農的若者ネットワーク)である。
これは2008年12月11日、東京ビッグサイトにて、
エコプロダクツ2008というイベントからスタートした。
(後援:日本経済新聞社・スローフードジャパン)
農業に興味のある学生、農への熱意のある学生は多くいると思う。
しかし、オランダ人に石当てて、10人中9人は英語しゃべれるというように、
大学生に石当てても農業に興味ある人は10人中1人いるかいないかだと思う。
農業に興味ある学生は一般的には少ない、というかごく僅かでしかないだろう。
このAGCは普段あまり話すことのない農業に関心のある若者同士が
相互に交流することができ、活動を外部に対してもアピールできるとしている。
私自身も学生時代、
日本農業ゼミナール連合(農ゼミ)という組織で活動していた。
主要参加大学として農業者大学校、筑波大学、日本大学、東京農工大くらいで、
小規模な組織だったが、討論会などのイベントを通して有意義な時間を過ごせた。
この農ゼミはすでに解散してしまったが…。
このうち日本大学の学生一人とAGCの交流会で再会した。
農ゼミという活動は消えてしまったが、活動の場をAGCに移していたのだ。
AGCにはつくばに移転した農者大の学生や筑波大の団体も参加している。
農はまだまだ狭い分野だからイベントに行くたびに、
知り合いや知っている団体や友人の後輩に会えたりする。
それがまた面白かったりもする。
なぜこうした学生は農業に魅せられるのだろうか?
単純に農業に興味があるから、という学生は少ないだろう。
やはり近年の環境問題やら食問題から農業に関心を持つのかもしれない。
交流会で話した学生のほとんどが非農家で出身地も都市部が多い。
農業なんて全く縁もないサラリーマン家庭である、
非農家の学生と話をするときに必ず聞くことがある。
なぜ農業に興味を持ったのか?ということ。
その答えの一つには食への強い関心からがある。
「食べるのが好き→どうやって栽培されてるの?→農業→栽培してみよう!」
といった具合だろうか。
実際にサークル活動内で実践している人も多い。
その場合は農薬は一切使わずの有機農業でが主流のようだ。
学生だから労働力もあるし、無駄金なんてかけられないし、
出来もそこまで気にしないし、損益も気にしないし、というのが理由だろう。
ただ「農薬=危険」という認識が強くなっているのも事実。
何かに洗脳されているように「農薬は危ない」というだけ。
なぜ?と聞いても環境問題やら健康やら、
いろんな側面からの危険性を出してあいまいに答える。
有機農業に関心が深まることは歓迎だが、
慣行栽培を排除しようと行動するのはやめてもらいたいところだ。
「農業=自然・エコ・生きがい」というようなイメージが、
近頃メディア等情報媒体を通して世間に出回っている。
農業が一般的になるのは大変喜ばしいことではあるが、
最近の捉えられ方は特別扱いなような気がする。
確かに自然を利用する仕事ではあるけれど、
食品業界の一つの分野でしかないはずだ。
学生だけではなく一般生活者も、農業を特別視せず、
職業の一つとして自然体に接して考えてもらえたらいいと思う。
それが有機農業なのか慣行農業なのかではなく、
「農業」という分野を日本国内で盛り上げてもらいたい。
農業者として少しでも役立てばと思い、AGCに賛同した。
日本の農業を変えていこう。
オバマ氏に便乗して、CHANGE!
3月7日、報道28社、参加者200名超を抱えて誕生した、
NPO法人「REFARM ~農家のこせがれネットワーク~」。
発起人も目標の1000人を超え、1060人も集まった。
参加者の割合は1割がリアル農家、1割がこせがれ、8割が生活者だ。
8割が生活者というのも農業の関心が高まっていることが伺える。
もちろん8割の生活者の中には調理人やら間接的に農業に関わっている人もいる。
そして目立ったのは若い世代だ。
私自身もまだまだ若いのだろうが、大学生の参加者も目立った。
代表の宮治氏をはじめ、
設立準備に携わったスタッフの方々には頭が下がる思いだ。
このネットワークを知ったときはまだ小規模なものだった。
それがあれよあれよといつの間に大きくなっていった。
農業が注目されているこのご時世、
設立発表がこのタイミングでできたことは偶然だったかもしれない。
ただこれを継続していくことがこれからの課題になるだろう。
単なるブームやら流行で一時的な盛り上がりで終わらせないように。
ただまだ中身は何も始まっていない。
カフェイベントやファーマーズマーケット、バスツアー、
農学校、パートナーシップファーム(CSA)など企画はあるが、
それはこれから変わるかもしれないし新しい企画もどんどん生まれるかもしれない。
まだ土台ができただけだ。
サラダをイメージしてほしい。
「サラダ」という一般名称が「農家のこせがれネットワーク」なのだ。
まだお皿でしかない。
とりあえず「農業」というレタスが皿の上におかれただけだ。
この上に何を乗せるかは参加者一人一人違う。
卵なのかジャガイモなのかタマネギなのかサーモンなのかハムなのか…。
そして最後にドレッシングをかける。
乗せたものは同じでもドレッシングの配合によっては味も見た目も変わる。
いや、そもそもレタスだっておかなくてもいい。別なものをおけば。
「農業」ではなく「食」、「環境」、「ファッション」など、
いろいろなキーワードから「農家のこせがれネットワーク」を考えていけばいいのかと思う。
それだけ多種多様な職種、老若男女が集まったのだから。
そして最後に召し上がる。
それが美味しいか不味いかは…
これからの私たちひとりひとりの行動で変わるだろう。
10年後、小学生の将来なりたい職業1位に「農業」がなれるように…。
そして今回の設立発表会の様子がテレビで放映されるようです。
大々的なものではなくニュース番組内で数分でしょうが。
私も映っているかも!?まぁカットされてるでしょうが。。
明日、3月12日(木) 朝7時35分頃~
日本テレビ 『ズームインスーパー』内にて。
是非ご覧ください。