自分のケツは自分で拭け! | I can・・・ はちやまのヒーロー塾☆

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あよん☆

 

 

昨日の授業後にある受験生に説教をした。

 

いや、説教というより意思確認というべきか。

 

いや、やっぱり生徒からしたら口うるさいお説教かもしれないw。

 

どちらでもいいけど、話をした。

 

 

 

授業に身が入らない生徒だった。

 

志望校は石川高専。

 

偏差値はまだまだ足りない。

 

そして、勉強に気合が乗っていない。

 

 

具体的には、このままいけば不合格になってしまうのに、危機感を感じていない様子だった。

 

だから、怒るでもなく、授業後に「志望校を変えたのか?」と切り出した。

 

志望校を変えたら、先生である僕に報告するのが筋だと思うのだが、怒られると思って、いつの間にか志望校を変更する子もいる。

 

いつの間にか志望校を変えたことについてはさほど気にしていない。

 

大事なのは「今の志望校がどこかということ」と「なぜ変えたのか?ということ」。

 

先ほどの問いにその生徒は「県立工業に変えました」と弱々しく返した。

 

「そうか」と返事をして、「理由はあるか?」と新しい質問をした。

 

その生徒は言葉を選んでいるのか間を開けたのちたどたどしく答えた。

 

「・・・もともと工業系を考えていて・・・精一杯がんばったけど・・・」

 

ここから先は言葉がでてこない。

 

「自分なりに精一杯がんばったけど・・・」

 

同じフレーズを言うがここから先は出てこない。

 

3〜4分くらい待ってみたがここから先はどうしても出ない。

 

本人の意思を知りたかったんだが、僕の方から切り出した。

 

感情的にならずに努めて冷静に穏やかに

 

「決めつけになったら悪いけど、そこから先の言葉が出てこないってのは、自分で本当に「がんばった」って思えないからじゃないか?

 

精一杯やってダメなことはもちろんあるけど、本当に精一杯やってたらスッキリ気持ちが切り替えられると思うんだ。

 

でも、君が今その先が自分で言えないってのは自分の限界までがんばったって思っていないんじゃないか?」

 

生徒は小さく頷いた。

 

「志望校を変えようとしても構わないんだけど、本気で目指したいと思うならまだ変える必要はない。

 

なぜなら、石川高専を受けてからでも県立工業は受けられるから。

 

そして、『精一杯がんばった』って言ってたけど、僕はそう思わない。

 

君は自習室にも来てないし、質問も受けたことがない。

 

本当に受かりたいと思うなら、恥ずかしいとかめんどくさいとか言う前に塾に来て質問のひとつでもするはずだ。

 

まだまだやれることがあるはずだろ?

 

 

でも、別に志望校を変えることは悪いことじゃない。

 

これ以上勉強が嫌で、志望校を変更するのもいい。

 

それも自分の人生だ。

 

君なら県立工業は余裕で受かるだろう。

 

それでもいい。

 

ただ、自分が納得できていない形でプライドを自分で傷つけるようなことは少し悲しい。

 

 

もし、一晩考えてやっぱり高専を目指すというなら僕のところに直接来て、その意思表示とこれからの行動で証明してほしい。

 

もし、志望校を変えるというなら、特に咎めたり怒ったりすることはないから火曜日のBクラスの授業に合流しなさい。

 

そちらの方が今の君のレベルに合っていると思うから」

 

というやりとりをして、生徒には帰ってもらった。

 

自分勝手な理想を言えば、今日僕のところに来て「高専を受ける」と意思表明して、バリバリ勉強してほしい。

 

だけど、そうじゃないかもしれない。

 

その時はその時でそれも仕方がない。

 

これ以上は暑苦しく追求したりしない。

 

全ての決断は自分でしなければいけないからだ。

 

 

「決断すること」

 

子どもたちにとってはまだ不慣れなことで、強い抵抗があることだと思う。

 

「決める」ということは「他の可能性を捨てる」ってことだから。

 

それでもあえて子どもにそれをさせないといけない。

 

 

誰かに決めてもらったり、なんとなく流されてばかりだと、自分の人生を生きていることにならない。

 

そして、なんでも他人のせいにする都合の良い人間になる。

 

決断には責任が伴う。

 

そして、自分で決断していける人間は自由になれる。

 

「自分で決めて、自分で考えて、行動する」

 

つまり、「自分のケツは自分で拭け」ってことを子どもたちに教えなければいけない。

 

 

受験だってそうだ。

 

どんなにがんばっても100%保証なんてない。

 

もし仮に不合格になっても、責任なんてものは取れない。

 

そもそも他人の人生の責任なんてとれっこないんだから。

 

だから、ちゃんと自分で決断させる。

 

そして、合格も不合格もどんな結果でも受け入れて、次の一歩を踏み出せる人間に育てる。

 

周りの人間は応援してあげたり、ちょっと力を貸してあげることしかできない。

 

厳しくて冷たいように感じるかもしれないけど、それをはっきり教えてあげるのも優しさだと思う。

 

なかなか伝わらないけど。

 

それでも生徒がたくさん来てくれるってことは、きっと伝わっているんだろうなって信じてやるしかないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おおっと、今日は久しぶりに真面目に書いてしまった(笑)

 

最後にバカみたいなことも書いておこう。

 

 

よく「不合格になったら返金します」って広告があるけど、ナンセンスだなって思う。

 

それで責任をとったつもりなのか。

 

どうせなら、はちやま塾をグーグルとかアップルみたいな世界レベルの会社に成長させて、

 

「もし不合格になったらうちの会社で雇います。一生働けます。年収は新卒で1130万円〜1360万円くらいです」

 

って言ったら責任も取れるってもんだろう(笑)

 

 

これならたくさん生徒きてくれるかな。

 

そして一緒にイノベーションを起こしていこう(笑)

 

あー、相変わらず妄想炸裂は楽しいなー♪

 

じゃ、ばいやい☆