新しい施設建設と人材確保の課題に思ふ。 | カラダにピースのブログ

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茨城県のどこかにある障害者支援施設に真面目に勤めるそれなりの立場の職員のつぶやきです。

 ウチの法人では,現在障害者支援施設(入所)のほか,グループホーム相談支援事業所を運営しているのですが,来年4月に,最重度の知的障害者のためのグループホーム1棟と,生活介護を希望する障害者と,障害児が休日に過ごすための通所事業所1棟の計2棟を開所する予定です。

 

 2棟ほぼ同時進行での工事が先月から本格的に始まっていて,胸躍るところですが,不安もないわけではない…。

 やっぱり人材確保かな,育てがいののある職員が確保できるかということ。

 やはり,企業は“人”だといいますが,施設だって同じです。

 

 

 9月に明るみになった宇都宮市内にある障害者支援施設で発生した職員による入所者への傷害暴行事件。

 先週,ウチの施設も加盟している日本知的障害者福祉協会の橘会長が,読売新聞の取材に対して「多くの施設が人材確保に苦労していて,(知的障害者に)理解やノウハウが不十分な人を雇わざるを得ない」との実状を明かしておりました。

 

 たしかに,施設長の会合などに顔を出すと,「“変なの”しか応募してこない」とか「ビビってすぐやめてしまう」,「昇進に及び腰で幹部を目指す人材がいない…」なんて声を聞く。

 

 「“変なの”しか…」 なるほどその表現,わからなくもない…。ココでは詳しく書けませんが,ここ数年の間に不採用とした応募者の中には,ホント,ヒドい人もいましたよ。

 

 私が求めている人材は,学歴や国籍などはどうでもいいです。率先して明るくあいさつできる人,謙虚な人,失敗を認め素直に詫びることができる人,口の堅い人,そして政治・経済・社会に明るい人がいい。

 

 だいたい,そういう人って知的障害者支援に対する理解も早いし,この仕事に対する資質を持ち合わせていることが多い。だから育成しやすい。

 

 幸い,ウチの施設に魅力を感じてくれた来春卒業予定の複数の学生にはすでに内定を出していて,先は少し明るいのですが,また満たすべき人数まで達していない。

 開所まであまり時間が残されていませんが,求める人材に出会うまでは焦らず希望をもって過ごしているところです。

 

 今回は久しぶりに施設入所者(障害支援区分3以上),新規グループホーム入居者(区分6のみ),生活介護の通所者(区分4以上)の大規模募集する予定で,気合いが入ります(ご興味のある方は茨城県内の市町村におたずねください)

 

 

 

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 さて,先々週は施設入所者の皆さんと銚子,九十九里方面で男旅を楽しんできました。

 旅のメンバーは全員が自閉症の入所者ながら,十数年の間,私や賑やかな施設内で揉まれてきましたので(笑),多少賑やかな場所でも何ら抵抗なく落ち着いて過ごすことができました。

 宿泊地は,国民宿舎サンライズ九十九里

 

 

 夕食バイキングのカニ,足細くね?との思いを抱きながらも,不満はそこまでで全体的に評判どおりの良いホテルだと思いました。

 

 旅を楽しんだ入所者の皆さんも,幼少期や学童期は手がかかって,ご家族は大変だったのではないかとお察しいたしますが,大変だった自閉っ子もいずれ必ず落ち着いてくるものです。

 現在,自閉の子の育児に大変な思いをされているご家族の方も,どうか希望をもってお子様をしっかりと育んでいただきたいと願っております。

 

 帰り道,今年の24時間テレビで,ヒロミがリフォームを手がけた銚子電鉄「本銚子駅」の駅舎を見てきました。

 

 レトロを好む鉄道ファンの一部から「余計なことすんな」的な批判があったようですが,ほかにも駅にも駅舎はあるし,そこまで目くじらを立てなくてもいいんじゃないかと思いましたけど。

 

 ウチの農場に,このタイプの休憩所がほしいところだな。

 

 

 師走が迫り寒さも本格的になってきました。

 皆さんのブログを読ませていただきますと,体調を崩されたとの記事もちらほら…。どうかご自愛くださいませ。