200字で超短編を書いてみました。
夜中にこっそり置いていきます。
小さな弁当屋で「俺達、中身が入れ替わってる!?」と慌てたのは、唐揚げ弁当とエビフライ弁当だった。
「これでは食品表示法的に問題が…いや、甲殻アレルギー持ちが食べると大変なことになる!」「確カニ!」
しかし、すでに店頭に並べられてしまった弁当には、もはやなす術もない。
万事休すと天を仰いだその先に、この二つの弁当を購入する若者の姿があった。
そして次に発せられた言葉に安堵したのだった。
「箸は一膳でOK」