こんにちは(^^)/
子供が強迫や不安の問題で悩んでいる時に、
親御さんがいくらサポートしても
どうしても回復が難しいという状況になることは多いですよね‥
それどころか、もがけばもがく程、余計に複雑に問題が絡まっていくというケースが多いのではないかと思います。
親御さんと一緒に住んでいる子供の問題の場合
回復していくためには本人の問題だけを解こうとしてもうまくいかない事が多いのです。
その理由としては、強迫や不安の問題によって、
【親子の悪循環】と【本人の悪循環】の2つの悪循環が発生していて、この2つが密接に絡まりあっているので、どちら一つだけを解こうとしても難しいということがあります。
回復していくためには、必ずこの2つの悪循環をほぐしてゆく必要があるのです。
親子の悪循環についての記事はこちら↓↓
こちらの記事に記載した通り、
問題に対して、焦って対応すればするほど、親子で不安や強迫に対して、より敏感になり、それが相互作用によってさらに悪循環が強化されていってしまうのです。
【親子の悪循環と緩め方について】
上の図:親子の悪循環
↓↓↓↓↓
下の図:親子の悪循環のゆるめ方
上の図のように、親子だけでの相互作用によってひたすら悪循環が強化されていた所をゆるめるためには、
親子の間にカウンセラーや専門家など第三者が入ることが有効的です。
親御さんの中に溜まりにたまった不安やストレスを一旦カウンセラーに話すようにします。
それを共感し、受け止めてもらうことで、まずは落ち着くことができるようになります。
そして、子供に対してどのように接してけばいいのか?を十分に話し合うことで、
子供との関わり方に変化をつけられるようになり、家族の悪循環を徐々に緩めていくことができるようになります。
この家族の悪循環がゆるみ始めたことによって、はじめて本人が回復に向けてのアプローチを取っていくことができるようになるのです。
この段階を経ずに、本人の症状だけを取ろうとしても、どうしてもうまくいかないケースが多いのです。
家族の悪循環がゆるめば、年齢が幼いお子様の場合、自然と症状も緩まっていく可能性もあります。
症状がゆるまない場合やある一定の年齢に達している場合は、家族の悪循環を解くだけでは十分ではなく、
子供自身が自分に生じている悪循環の仕組みを理解し、あるがままの姿勢を身に着けたり、回復に必要なことを学んでいきながら、少しずつ悪循環を打破することに取り組んでゆくようにしていきます。
【本人の悪循環と打破について】
上の図:強迫症の悪循環
↓↓↓
下の図:悪循環を打破する図
この図のように、まずは強迫症や不安症の悪循環が自分に生じていてぐるぐると同じサイクルを繰り返してしまっているのを理解することが大切です。
そして、この流れを変えていくためにあるがままの姿勢を身に着け、不安な気持ちに少し持ちこたえていけるようにしながら、自分の中に本来あった生きる力や行動力を発揮してゆくようにするのです。
今回お伝えしたように強迫や不安の問題には、家族と本人の2つの悪循環が複雑に絡まりあっているので、その2つを視野に入れながら、粘り強く対話をし、少しずつほぐして、一進一退を支えてもらいながら、悪循環を打破し回復していくものでもあるのですね。
今回はここまでにします☆
複雑に見えても、必ず糸口はあるはずですので、希望をもっていきましょうね(^^)/
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