原発不明がんの最善の治療③ | 37歳からの原発不明がん

37歳からの原発不明がん

2020年3月原発不明がん(ステージ4)と診断されました。41歳2児の父の闘病日記です。

こんにちはニコニコ

 

また随分と更新が途絶えてしまいました

 

前回の続きです

 

TC療法(アブラキサン+カルボプラチン)を6サイクル以降も続けて良かった理由ですが、

結果として、6サイクル以降も腫瘍マーカー(CEA)は下がり続けたので、

治療効果があったと思っているためです

 

主治医の先生からよく言われていたことですが、

原発不明がんは、本当に治療の予測がつきにくく、

効くはずと思った抗がん剤も全く効かない患者さんもいたり、

抗がん剤が効いていても突然が効かなくなる患者さんもいたりするようです

 

まあ、原発不明がんの予後不良群は、原発巣が特定できない

様々なガンの集合なので、一応、一次治療としてはTC療法が推奨されていますが

原発巣が特定できていれば、それに最適な別の抗がん剤もあるはずですし

先生が言われるようなことになるよなあと思うわけです

 

癌の診療ガイドラインにある治療方法は、あくまで、これまでのデータをもとに

より多くの患者に最大限の治療効果を発揮するために検討、確立された

ものと思いますが、

 

そもそも、癌自体まだ全て発生機序が明らかにされてないと思いますし、

いろんな遺伝子異常の種類があるんだと思うので、

仮に「○○○○癌」と現在の知見における正確な分類がなされたとしても

実際には、その中でも治療法として確立されているはずの抗がん剤が効かない

タイプがでてくる可能性はあるだろうと予想しています

(将来的に、癌の研究が進むにつれてもっと癌の分類も細分化されていくのではないでしょうか)

 

要は、がんの病態は人それぞれで、一律に予後を正確に判断できない

絶対は存在しない

ということです

 

なので、治療を続けていく中で、選択を迫られる場面がありましたし、

今後もそういう場面が出てきますが、その時の自身の状況が、

診療ガイドラインで想定されている状況なのか、そうじゃないのか

というのは、選択を決定するうえで考えなければならない要因の一つだと

思っています。

 

私の場合で言えば、TC療法6サイクル終了時、

腫瘍マーカーは下がり続けている状況でしたが、まだ正常値よりだいぶ高い数値でした

CT検査では、早い段階から癌の縮小が見られ、変わりない状況が続いていました

血液検査では、白血球数は治療が続けられる数値を維持していました

 

そこから、当時の私は、抗がん剤も効いているし、副作用もひどくないという状況は

診療ガイドラインで想定されいる状況から逸脱している可能性があると思い

まだ腫瘍マーカーも下がる余地があったこともあり、

治療を継続することにしました

 

一方で、6サイクル終了後、治療を中断し、経過観察に入った場合、

どうなっていたかというのは、わかりません

もしかしたら、治療を継続した場合と、大して変わらなかったかもしれません

 

過去の自分の選択肢について、その結果をもとにしか評価できないし

もう他の選択肢については、結果がない(わからない)ので評価しようがない

 

あの時こうしていれば、、、などと考えても仕方がないし、後戻りはできないので、

 

このように考えるようにしています

 

これまで、自分が選択を迫られた場面については、全て最善の選択肢を選んでこれた

自分に施された原発不明がんの治療は、自分にとって最善の治療だった

 

まあ、これまでの経過が期待以上に良かったからそう思えるのかもしれませんがw

 

少しタイトル詐欺のような形になってしまったでしょうか

 

終わりてへぺろ