すったもんだマック | 辻明佳のナイフとフォーク

辻明佳のナイフとフォーク

旅、お料理、ときどき女優。

燃料切れで手がふるえてきたのでマックへ


「フィレオフィッシュ単品、お持ち帰りで。
そのままでけっこうです」


「お時間かかりますがよろしいですか?」


「あわかりましたー(やったーできたて!)。
じゃあそれ待つ間にー、
ジューシーチキンセレクトひとつ」


「それもお時間……」


「じゃアイコンチキンはありますか?」


「それもですね……」


「どれならすぐできますか?」


「シャカシャカチキンでしたら……」


「(チキン商品の中でも
ジューシーさから最も遠いシャカシャカチキン!)
じゃそれをー、……ブラックペッパー」


「かしこまりましたー!
120円になります」


「あ、フィレオフィッシュも待ちますからね」


「失礼いたしましたー。
もう270円になりますー。
ではこちらでお待ちくださいー」


で、もちろん
紙袋に入れられたまま
フィレオの到着を待っているチキンがカウンターの向こうに……


「あの、あの、それ先ください……」


なんか、すみません……


数分後


新たな紙袋に入れられたフィレオフィッシュが
私のもとに……


ふくろ二枚むだ!!


伝達! 伝達!


そんなでしたが
いつ食べてもフィレオフィッシュはやっぱり芸術品でした


うー、眠い!!