長野の秋はかんづめとともに | 辻明佳のナイフとフォーク

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旅、お料理、ときどき女優。

秋が行ってしもうた!!
やばい!


いやー月日はやいねーあせる


じつは写真だけ撮って放置してたネタなんですが

秋まるかじりなお夕飯を作った日のことを……f^_^;)


立派なきのこが手に入ったので
母の出身地長野の郷土料理の
きのこ汁を教わることになりましたニコニコ

photo:01


見てこのしいたけ!

隣のえのきと比べると
大きさがわかりやすいでしょうか?!


最大のは手のひらくらいある!
指をのぞいた手のひらね

photo:02


さて母直伝きのこじる
作り方はいたってシンプル


具は適当なきのことにかくたっぷりに
ちくわとこんにゃくとあぶらあげひらめき電球
にんじんや大根入れてもいいし
おとうふ入れてもいいし

それを軽くいためてから水入れてー

photo:03


おみそといてー

今回は市販のあんこう鍋の味噌スープが賞味期限まぢかで残ってたので
それを使いましたにひひ
あんこうのだしも出ててこれだけでおいしい……
ちょっと反則だなー

で、で、最後に
長野県民はここに


なんと


サバ缶をぶちこむのです!!



ええあのサバの、水煮の缶詰め。



まじだぜ


実は長野はサバ缶の消費量日本一なんですって。

肉なしサバ缶カレーとか
母がいた頃はザラだったそうで……

ちくわといいサバ缶といい、
内陸、そして山の方の地域は
新鮮な魚やお肉が貴重だったのね……゜・(ノД`)・゜・。


にしても
よりによってサバの水煮をそのままなんて
生臭くなんないの?!
と思うよね??!


杞憂!!!


ふしぎー

まろやかで滋味ゆたかで
これは確かにうまいですよ!
別にしょうがだのなんだのの臭み消しも必要ないです

これが肉だとね、きのこ汁じゃなくて
きのこ入り豚汁
みたいになっちゃうけど、

サバ缶ならほんとにささやかな存在感と
だしとしての機能を立派に果たすのみで
きのこが主役のまま!


はー目からうろこ



photo:05


というわけで食卓完成


きのこ汁に

鮭焼いたのと

父の菜園でとれたむかごのガーリックバターいため・めんつゆがらめ!

むかごは長いもらしいしゃきしゃきを残しつつ
外側ほっくりのかげんにいためました恋の矢

あと、あの立派なしいたけを
全部切りきざんじゃうのがもったいなくて
たたいた納豆を詰めてオーブン焼きに。

そしてやはり長野県民大好きちくわにきゅうりさしたやつ。



なんという秋らしさでしょ!

だからこれを秋まっさかりのうちに書いとけとね自分を小一時間
でもサバ缶に出会った驚きをお伝えしたかったのでアップしちゃう!


またやりたいなー