『嵐が丘』の作者エミリー·ブロンテ様の霊言 | ルチア(大天使ミカエル)の聖アントニウス信仰

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この愛すべき地球を全銀河の理想の愛の星にしたいと願った瞬間、光の柱がドシーンと私の頭上に落ちてきてそのまま地球を貫いたという衝撃的な体験をした。





 前回の『ジェーンエア』の感想をやっとの思いで書きあげた途端「エミリー・ブロンテも霊言を降ろしたいと来ているよ」とラファ。


 思わず『ミカエル様、文章を書く専門家に一主婦がコメント添えるなんて難し過ぎる」と訴えた(涙)


 するとミカエル様が優しく「だから今世は霊言を読んで勉強し前世出来なかった分、魂の器を大きくするチャンスだと思ってチャレンジすればいい!!」と(涙)


 毎回、霊人様の熱い視線を感じ恐縮しながら無い知恵を絞り出そうと藻搔き苦しんでいる。

 百人の霊言を取るというがもうプレッシャーでしかない(涙)💦


 👸エミリー・ブロンテ様🌿長らくお待たせしてごめんなさいm(__)m


 こんなに考えさせられる作品だとは思わなかった(笑)😊💦


「『嵐が丘』が二百年後の今でも世界中の多くの人々に愛されていることをとても嬉しく思います。


 私が残した作品はこの一作だけですが、この作品の中に私の持てる知識と情熱、技術をすべて注ぎ込みました。


 ですから29歳で作品が世に出た以上、地上にいる必要はないと思い、私は30歳で地上を去ったのです。

  
 私がこの作品で生み出した技術の一つが入れ子構造と呼ばれるものです。これはメインの語り手がいてその話の中で次の語り手が話し出し、更にその中でまた別の語り手が話したり、書簡が読み上げられたりするというものです。

 この手法は物語を単調にしないという効果もありますが、話に奥行きを作り出し、読者に物語の奥深くへ入っていくような感覚を与えることができます。

 この物語は霊的な話でもありますのでそういう効果はとても大事なのです。

  
「嵐が丘」はヒースクリフとキャサリンの悲劇的な恋愛の話ですが、それだけに収まりきれない広大な宇宙的なものを感じ取る方も多いと思います。


 私はこの物語にケルト的な神話の要素を入れたいと思っていました。

 ケルト文化はキリスト教が入って来る以前にヨーロッパ中に広まっていました。その考えは日本の八百万の神の考えに似たところがあると思います。自然のあらゆるものに神や精霊が宿っているのです。


 また時間は渦のように流れ、終わることがなく、すべての命は転生輪廻を繰り返していくのです。


 ヒースクリフのリントン家やアーンショウ家への復讐はやがて自分をも苦しめることになります。


 三世代にわたって繰り返される復讐劇はまるで叙事詩サーガを思い出させるでしょう。

愛と憎悪が渦のような時間の中でいつまでも繰り返されるのです。ここに一つの普遍的な神話的世界が語られているのです。


 この物語は、イギリス北部の土地から生まれてきた物語でもあります。

私が住んでいたハワースは夏は雄大で爽やかな景色が素晴らしいのですが、冬になると世界中でここ以上にわびしく、寂しい場所はないのではないかと思われるような荒涼とした場所です。木立はなく荒々しい風が常に吹きあれています。

これはあそこでなければ生まれなかった物語です。

あの土地の中で私が想像力とインスピレーションによって生み出したのです。


 異常とも思えるような二人の激しい愛がこの物語の核となっていて、感情のうねりは物語の最後まで続きます。

 この陰鬱とした激しい感情はハワースの土地が生み出したものです。また私自身の持つ感情の激しさでもありました。


 私はこの物語を想像力によって書いたのですが、私の中にある感情を小説にぶつけることによって創作することができたのです。


 この二人の激しい感情がケルト的であるとすれば、常識的で常に冷静な判断を下す、ロックウッドとネリーはキリスト教的とも言えるかもしれません。


 キリスト教的世界の下で嵐の中の大波のようにうねるケルト的な情念を私は描いたのです。


 二人は幽霊となって地上に現れます。ケルトではあの世とこの世は続いているもので、別の世界ではないのです。ちなみに死者の復活の日を祝うハロウィンはケルトのお祭りが現代まで続いているものですね。


 ヒースクリフは悪人ではありますが、それはヒンドリーのいじめによって芽を出して成長していきます。


 そして、子どもたちの代に至るまで彼の復讐劇は嵐のように二つの家に吹き荒れます。


 けれどもその復讐を遂げた時、彼はその虚しさを悟ります。そしてゆっくりと朝の光がさしてくるのです。


 人間の心のなかには光と影があります。それを忠実にくっきりと描き出すことによって私達は人間の本質とは何かを知ることが出来るのです。これはそういう唯一無二な物語なのです。」  

エミリ・ブロンテ 

2023.3.15

※👸エミリー・ブロンテ様🌿霊言をありがとうございます💖

『嵐が丘』は『リア王』や『白鯨』に並ぶ英文学の三大悲劇の一つだ。


 彼女が結核になり衰弱しても頑なに医者の診察を拒んだという。

 ネットで調べた彼女のプロフィールに頑固でストイックとあったがラファに何故、医者に診て貰わなかったのか聞いて貰った。

 すると「本を書き上げたのでもう良いと思った」という(涙)


 父親が牧師なので家族で牧師館に住んでいたがそこでは友達もなく恋愛も結婚も経験したことがない内気なエミリー・ブロンテ。


 その彼女が想像力とインスピレーションで書いたとあるが彼女が天上界からご指導頂いているということになる。


 それなら、29才という人生の中で経験せずともあの長編小説を完成できたのだと納得した(笑)


 私が『嵐が丘』を初めて読んだのは二十代の頃だが今回、改めて登場人物に注目しあらすじを読み返したらまあ、大変な内容だった(驚)


 主人公のジプシーの孤児ヒースクリフが養子先で受けた苛めがこの小説の出発点になっている。

 
 様々な苛めに合うが「自分の魂の片割れである」とか「ヒースクリフへの愛は地底の巌のように永遠」というキャサリンが他の男性に嫁ぎ自分が捨てられたと誤解する悲劇。


 人間の心の光と影の交差に激しく翻弄される内容だった(涙)


 『善因善果・悪因結果』の法則通り苛める側は苛められる側に回っていく(涙) 


 復讐の虚しさを教えてくれる貴重な本だ。


 興味深いのは『リア王』も『嵐が丘』も霊が登場し当時では珍しくスピリチュアルな作品となっていることだ。


 『嵐が丘』は何度も映画化されたり、舞台で演じられる名作だ。


 一つの家庭からその名作『嵐が丘』と『ジェーン・エア』が生まれたというのは奇跡だ👀💦✴


 赤紫色のヒースの花が咲く春夏は美しい丘となるが秋冬は激しく風吹きすさぶそれこそ嵐が丘が何処までも広がっている外の世界。


 そんな景色の中でブロンテ姉妹と弟が物語を作って遊んでいたという。


 それは何とも生き生きとした豊かで贅沢な時間を過ごしていたに違いない(笑)


「悪い人たちを罰するのは神様の役目だよ。私たち人間は許すことを覚えなくちゃ」       

    (『嵐が丘』より)


 苦難困難の中にあるすべての生きとし生けるものに一日も早く平安が訪れますように✴💖✴💖✴

 
…✴皆様と聖アントニウス神に愛を✴…