今日のお昼は、食べログラーメン百名店に今年初選出された「中華蕎麦 生る」です。食べログ評価3.72、だけあって開店15分前に到着して19番目、1時間待ちでした。つけそば大盛(1100円+150円)をいただきます。もちろんとても美味しいのですが、この手のつけ麺は一番最初に食べた「丸和 春田本店」を超えるような感動はなく、つけ麺の味の限界を感じてしまいました。
これで名古屋市内の食べログラーメン百名店2024のお店を制覇したことになりますが、百名店には選ばれていないけれど最近食べたラーメンで一番感動した「熱田味噌拉麺 ぶりゆ」のようなラーメンにこれからも出会えることを楽しみにしています。ごちそうさまでした♪。
中華蕎麦 生る
名古屋市千種区豊年町3
あらすじ
(上)古豪・明誠学院大学陸上競技部。箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。
(下)ついに迎えた1月2日、箱根駅伝本選。中継を担う大日テレビのスタッフは総勢千人。東京~箱根間217.1kmを伝えるべく奔走する彼らの中枢にあって、プロデューサー・徳重はいままさに、選択を迫られていた。テレビマンの矜持を、「箱根」中継のスピリットを、徳重は守り切れるのか? 一方、明誠学院大学陸上競技部の青葉隼斗。新監督の甲斐が掲げた「突拍子もない目標」の行方やいかに。そして、煌(きら)めくようなスター選手たちを前に、彼らが選んだ戦い方とは。全てを背負い、隼斗は走る。
ひと言
「下町ロケット」、「オレたちバブル入行組(半沢直樹)」そして「陸王」と話題性の多い感動作品を発表し続ける池井戸 潤さん。今回も引き込まれるように時を忘れて読まさせてもらいました。とにかく設定がいい。予選会惜しくも11位の明誠学院大学を中心に総合順位や記録も残らないOP参加の関東学生連合チーム、池井戸さんの小説らしくその箱根駅伝を裏で支える大日テレビという企業側からの記述、さすが池井戸潤さんです。有名な小涌園前の話もやっぱり箱根駅伝には必ず必要な逸話です。感動的な「陸王」もTVドラマ化されたように、この「俺たちの箱根駅伝」も映画やドラマ化されるのを楽しみにしています。
「みんな集まれ。肩を組もう」監督の言葉で円陣が組まれた。「お前らはこの一年、すべてを出し切って頑張った。よくやった」驚いたことに諸矢も涙を流していた。いままで、チームの誰ひとりとして監督の涙など見たことがなかったはずだ。それぐらい強面で気持ちの強いはずの諸矢がいま、泣いている。「俺はお前らのその頑張りにどれだけ感心させられ、どれだけ胸を打たれたかしれない。夢に向かって、目標に向かって、毎日、毎日、走り続けた。一日も休むことなく、頑張った。そのときのお前らは輝いていた。俺はそんなお前らの姿を絶対に忘れないし、お前らもその努力の日々を忘れることはないだろう。残念ながら、夢はかなわなかった。だが、だからといってこの一年、お前らがしてきた努力の尊さが失われるわけじゃない。素晴らしい敗者がいるからこそ、勝者が輝くんだ。そのことを忘れるな。今日は我々が敗者になった。だったら明日、勝者になればいい。負けは勝ちより、人間を成長させてくれる。明日を信じて、胸を張れ。お前らは、俺の誇りだ。ありがとう!」円陣の中で、ふたたび選手たちの号泣が始まった。隼斗も泣いた。そして諸矢も誰憚ることなく涙を流している。かくして、明誠学院大学の箱根駅伝への挑戦は終わりを告げたのであった。
(第一章 予選会 2)
「どうすればいいと思いますか」隼斗は思わず問うていた。「やっぱり、辞退した方がいいでしょうか」「辞退したら、いま君にとやかくいってる連中が傷つくぞ」「傷つく?」意外 な指摘だ。「自分のためにあいつは『箱根』を諦めた ―― そんなふうに後悔させたいか」隼斗は、はっとして甲斐の顔を見返した。冷ややかな友介の眼差しと対峙しているとき、隼 斗はただ、いままで信じていた仲間との関係が壊れることに傷つき、焦っていた。どうしていいかわからず、戸惑ってもいた。だけど、本当は友介もまた同じように戸惑っていたので はないか。甲斐の言葉で、ようやく隼斗は相手の心の襞をかき分けられるだけの距離感を見 出した気がした。「後悔するより、怒りの方がずっと楽だ。―― どういう意味かわかるか」隼斗はうなずいた。友介らの目を気にして隼斗が学生連合チームを辞退してしまえば、友介は自分の態度が引き起こした事態をずっと後悔するかも知れない。「『あの野郎、自分だけ箱根に出やがって』ってな。そんなふうに思ってる方が楽じゃないか。そう思わせておいてやれ」
(第二章 社内政治 5)
徳重の念頭にあるのは、初代プロデューサー、坂田から聞いていた初回放送の準備中に惹起(じゃっき)したある出来事である。その年――。系列局から集めたスタッフも含め、前代未聞の七百人体制の大所帯で準備を進めていた九月のある日のこと、あろうことかスタッフの宿泊先を押さえていないことが判明したのである。まさかの見落としであった。放送の準備ばかりに目が向いていて、自分たちの寝場所を確保するという、最も基本的な準備を忘れていた。小田原から先、五区六区という一番難しい箱根からの中継スタッフは、当時総勢三百人。事態を受け、徳重ら若手が手分けして箱根界隈の宿何軒かに問い合わせたものの、正月を温泉で過ごしたい人たちで箱根の宿はどこも一杯。空いていなかった。そのとき、困り果てた徳重らのためにひと肌脱いだのが、箱根町観光課にいた一寸木(ちょつき)富雄である。最初、大人数に驚いた一寸木だが、持ち前の馬力とネットワークで、当時二百軒あった箱根の宿に次々と連絡を入れてくれた。しかし、なかなか見つからない。一寸木さんでダメなら、誰がやってもダメだ。そう諦めかけたとき、「大広間でよければ使ってください」と快く受け入れてくれた宿があった。箱根小涌園である。しかも、メシは出せないが、温泉は自由に入らせてくれるという。坂田はじめ、スタッフ全員が胸を撫で下ろしたのはいうまでもない。そして迎えた本番、番組ではほとんどの通過地点を「地名」で伝えるのに、箱根小涌園の前を選手たちが通過するときだけ「小涌園前」と呼んだ。ホテルの名前を連呼することで感謝の意を表したのである。大日テレビはそのときの恩義をいまも忘れず、「箱根駅伝」の放送では、当時と同じく「小涌園前」と呼ぶ。もし、あのとき小涌園が大広間を提供してくれなかったら、「箱根駅伝」というコンテンツは存在していなかったかも知れない。それほどのピンチを救われたのだ。
(第五章 箱根につづく道 1)
隼斗は静かに周人の横顔を見据えた。返事はない。隼斗は言葉を継いだ。「本選の沿道にはさ、溢れんばかりの応援のひとたちがいるんだぞ。その前で、俺たちはオープン参加だからこれでいいんだって、そんなぬるい走りを見せたいのか。流した走りと、ひとりでも抜こうと全力を尽くす走りでは、全然違うだろ。チームメイトや家族――。そういう大事なひとたちに、必死で頑張ってる姿を見せたくないのか。正式記録じゃないからとか、オープン参加だからとか、そんなのはルール上のことであって見てるひとには関係ないんだよ。箱根駅伝は真剣勝負の場だろ。だったら、そこに参加する以上、俺たちも真剣勝負で挑むべきだと思う。だから、俺はいまのチーム方針を尊重し、甲斐監督の考えに賛同する。みんなはどうだ」拍手が起きた。晴や弾、圭介は立ち上がって拍手している。「どうする、浩太、周人。星也も」いまや撫然としている浩太たちに、隼斗は問うた。三人からの返事はない。気まずい雰囲気が漂いそうになったとき、「そんな顔してないでさ、一緒にやらないか」兵吾が声を掛けた。「最初からみんな同じ意見じゃなくていい。こういう話し合いがあってチームがまとまってくんじゃないのかな」
(第六章 それぞれの組織論 2)
十四・四キロの給水ポイントが近づいてきた。抜けないかも―― 。そんな弱気がどこからともなく頭をもたげ、脳裏を過(よぎ)っていく。東西大の給水係が飛び出し、前を行く高梨にボトルを差し出すのが見えた。浩太の給水係は、同じ清和国際大のチームメイトが務めてくれることになっている。ところが―― 。清和国際大のジャージに「給水」のビブスをつけた人影が、飛び出すや、「なにやってんだ、浩太!」大声で浩太を叱りつけた。両手にボトルを握り締めて駆け寄ってきたのは、事前に聞かされていたチームメイトではない。監督の北野公一だった。いったい……考える間もなく、「バカ野郎!」その北野は、頭ごなしに浩太をどやしつけた。「前半しっかり休んだだろう。さっさとギアを上げないか!」容赦ない檄である。「こんなとこで負けてたまるか。お前なら抜けるはずだ。抜け!」横浜駅前の給水ポイントは、給水係と併走できる距離が長い。五十メートルほどあるだろうか。誰憚ることのない大声の叱咤に、浩太はうなずくのがやっとだ。「四年間のすべてをぶつけろ!―― お前ならできる!お前なら ―― できるはずだ!」えっ―― 浩太は思わず目を見開いた。北野の顔が涙でぐしゃぐしゃになっていたからだ。「前を向け!」それが北野の最後の激励だった。北野が声を振り絞ったところで、ふたりの併走にはピリオドが打たれた。陸上競技人生の中でどれほどの距離を走ってきただろう。だが、ひとつだけ確かなことがある。これほど力強く、勇気をもらえる数十メートルは絶対になかったということだ。たしかに―― 世の中には実を結ばない努力もあるだろう。だが、何も生まない努力なんかない―― 。それに気づいた浩太の胸に、熱いものがこみ上げた。―― 監督、ありがとうございます。心の中で浩太はつぶやき、前をいくコバルトブルーのユニフォームを静かに見据えた。抜け!北野の力強い言葉が、浩太の背をぐいと押してくれた気がする。どうしても届かなかった高梨の背中が、そのときじりっと近づいてきた。
(第九章 雑草の誉れ 8)
今日は、朝から栄でワンコインラーメンを食べさせるということで話題になった「麺処彩和」へランチを食べに行きました。ランチもとてもお値打ちで醤油煮干ラーメン&チャーシューおかか飯(1000円)をいただきます。煮干ラーメンとしては平凡な味と具材ですが、チャーシューおかか飯が美味しく、これで1000円はお値打ちでお腹いっぱいになりました。ごちそうさまでした。
名古屋市中区栄3 栄地下街一番街
あらすじ
高梨家の一人娘・真奈が婚約者の渡辺優吾を連れて実家に来た。優吾は快活でさわやか、とても好青年であることは間違いないが、両親の健一と智子とはどこか会話が嚙み合わない。真奈は優吾君とうまくやっていけるのか? 両親の胸にきざす一抹の不安。そして健一と智子もそれぞれ心の中にモヤモヤを抱えている。健一は長年勤めた会社で役職定年が近づき、最近会社での居心地が良くない。週末は介護施設の母を見舞っている。将来の見通しは決して明るくない。智子は着付け教室の講師をして忙しくしているが、家で不機嫌な健一に辟易している。もっと仲のいい夫婦のはずだったのに……。娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。父母そして娘。三人それぞれの心の旅路は、ときに隔たり、ときに結びつき……つむがれていく家族の物語。
ひと言
伊吹有喜さんの「犬がいた季節」「四十九日のレシピ」がとてもよかったので、この本も面白そうだなぁと思って借りました。結論から言うと、一人は結婚して子どももいる娘と、まだ結婚せずに一人暮らしをしている娘の二人を持つ親父としてはもちろんとても共感できるのですが、うーんやっぱりこういう描き方になるしかないんだよなぁというのが正直な感想でした。
子どもじみてるんですけど……と優吾の声が小さくなった。「結婚相手には何があっても、一緒に乗り越えてくれる人がいい。そんなふうに思っていました。家が持ち家でなくても、子どもがいてもいなくても。健やかなときも病めるときも。何があっても、二人で気持ちを合わせて乗り越えていける人が」優吾がテーブルに目を落とした。「母は僕を、人から賞賛を得るための道具にしました。真奈さんは僕を、人から賞賛を得られる人生の部品にするみたいだ。自分の人生を、誰かに消費されるのはもういやだと思ったんです」優吾の言うこともわかるが、娘の加勢をしてやりたくて、健一は腕を組む。「いや、真奈は君の人生をどうかしようだなんて、そんな計算高いことを考えてはいないよ」ただ、一途に、この青年のことが好きなのだ。「僕も今はそう思っています。頭を冷やすと、真奈さんの言い分もわかる。『将来のことを夢見るのはそんなに悪いこと?』。彼女はそう言ったんですけど、そのときの泣きそうな顔が心に焼き付いて。……僕らはもっと話し合うべきでした」
(第五章 六月)
帰ろう、智子、と夫が小声で言った。「真奈から聞いたけど、恵さんと旅行するんだって? 彼女には俺からもあやまっておくから、今日のところは一緒に帰ろう。それで……ゆっくり二人で話し合おう」「何を話し合うの? 机に置いた書類、見てくれた?」見た、とため息まじりに夫が答えた。「でも、極端すぎないか? 離婚を言い渡されるほど、俺はひどいことをしたか? 暴力を振るったわけでも暴言を吐いたわけでもない。浮気だってしていないし、これまでずっと真面目に働いてきた。智子が趣味に熱中するのだって認めてきたじゃないか。何か不満だ? 何が悪かったんだ」この人は何もわかっていない。自分の日頃の不機嫌さが、妻にどれほどの威圧感を与えてきたのかを。「私ね、もういやなの、不機嫌な人に気を使うの。毎日、暗い顔でため息をつかれるのもいや。殴られたり、暴言を吐かれたりしたら逃げられるけど、夫が毎日不機嫌、それだけじゃ逃げられない。でもね、心はゆっくり殺されるの。不機嫌な人の顔色を何年もうかがい続けてると」大袈裟だよ、と、夫が両手で顔を覆った。「じゃあ、俺はどうしたらよかったんだ。気持ちも体調もずっとつらくて。… …俺だって、つらかったんだよ。職場で毎日気を使って、家に帰っても気を使って、智子の機嫌を取ればよかったのか」「不機嫌でいるのは具合が悪いのか、私に怒ってるのか、はっきりさせてほしかった」「智子はしじゅう俺にそれを聞くけど、怒ってないって、そのたびに俺は毎回言ったじゃないか」だから!と言った声が大きくなり、智子は周囲を見る。幸いにもロビーには他の客はいない。「その言い方が怒ってるんだって! 自分で気付いてないの? すごく怒ってるよ」顔を覆っていた手を外し、「わかった」と夫が投げやりに言った。「これからは気をつける。でもさ……世の中にはもっとひどい夫がいっぱいいるだろう」「何、それ。世の中には私よりつらい思いをしている人がいるから我慢しろって言うの? よそはよそ、うちはうち。あなた、わかってないようだから、はっきり言うけど、不機嫌は立派な暴力。静かな暴力だから」夫に惚れ込んでいるときは気付かなかった。でも、心が離れ始めたときに見えてきた。暴力を振るって、相手の心や行動を意のままにすることと、不機嫌な態度で相手に気を使わせ、自分の思い通りに行動させるのは、結果としては同じことだ。不機嫌さは本人が暴力だと自覚していない分、止むことも無く、いつまでも続く。
(第五章 六月)
昨日、食べログのニューオープンのお店を見ていたら、こちらのお店「鉄板焼きと旨い酒 コイゴコロ。」を発見。お値打ちに広島風お好み焼きが食べられるということで早速お昼を食べに行きました。肉玉そば 王道パリ麺(980円)に野菜ダブル(240円) 麺ダブル(240円)をトッピング。なんでも広島焼の名店「お好み焼き 八昌」で腕を磨き、名駅のタワーズの広島焼の「電光石火」では元店長さんが4月にオープンしたお店ということで焼き方の手さばきが芸術的に上手いです。電光石火風のやわもち麺ではなく、本場広島焼風のパリ麺が癖になる美味しさです♪。ただ野菜と麺をダブルにしたのでお腹がいっぱい。これからはもう少し歳を考えて注文するようにします。他にも食べたくなるようなメニューがいっぱい。いいお店を見つけた!名古屋情報通のアスカイさん取材をお願いします。広島焼が食べたくなったらまた伺わせてもらいます。ごちそうさまでした♪♪。
名古屋市中区新栄3
今日は鶴舞図書館へ行く前にハヤシライス専門店の「KATSUBAYASHI」でお昼をいただきます。一番人気のカツハヤシライス(ポーク)(1300円)をいただきます。あんかけスパの人気店『からめ亭』の新業態のお店ということですが、ミニコールスローが付くとメニューに書いてあるものの、ライスの後ろにチョコンと盛ってあるのがミニコールスローです。カツも薄く、ハヤシのソースは量が少ないです。こういうお店はリピーターが少なくなると思うので、今後どうなることやら…。ただ味は美味しかったのでブログに載せさせていただきました。
名古屋市中区千代田3
あらすじ
京都・祇園。花見小路の先にある甘味処「もも吉庵」。店を営む元芸妓の女将・もも吉のもとには、様々な悩みを抱えた人が訪れる――。「前のタクシーを追ってください」と、タクシー運転手の美都子に懇願する家族の辛苦、茶菓子の食べ方から「人を見る目」を教わった銀行の融資係の改心、紛糾する会議の空気を一変させた女性秘書の機転……。祇園に集う人々の悲喜交々に、もも吉の言葉がやさしく寄りそう人情物語。好評シリーズ第8巻
ひと言
今回はマールブランシュ 京都北山本店の贅沢モンブラン、久助煎餅のピーナツ煎餅、和久傳の蓮もち、寺町のスマート珈琲の一子相伝で代々味を引き継いでいる名物ホットケーキ、そして巻末特別インタビューに紹介されたのがグリル富久屋のフクヤライス(これは絶対食べに行きたいと思っています)祇をん萬屋のねぎうどん、おかるのカレーうどん、切通し進々堂の玉子サンド、ZEN CAFEのフルーツサンドなどが紹介されました。ところでいつも2冊ずつ読み終わる2,3日前に次の本の予約を入れているのですが、9,10は待ちが発生。もっと早くに予約を入れておけばよかった。残念。

「そやけどね、お母さんの言う通りなんよ。辛い時こそ、笑わんとあかんの。笑えなくても、笑うの。なんでかわからはる?」「……」響子は、黙って首を横に振る。「禍福は糾(あざな)える縄の如し、ていう言葉がありますやろ」「はい、知ってます」「人生のうちには、ええことも、ようないこともいろいろある。ええことばかりは続かへん。そやけどなぁ、悪いことばかりも続かへんのや。いや、確かに不幸が続くこともある。それでもなぁ、そんな時こそ、笑うんや。もしもや、もしもやで」「はい」「幸せ運んで来はる神様が目の前に立たはった時、しかめっ面してたり、悲しい顔して泣いてたらどない思わはると思います?『こないな暗い顔の人のところには居たないわ』て、帰っていかはるんやないやろか。笑顔いうんは、幸せの神様をお迎えする準備なんやないかて思いますんや」「幸せの神様をお迎えする……準備」「うちもなぁ、ほんまに辛い、苦しい。恋を失うと、なかなか傷が治らへん。そやけど、うちは決めたんどす。このあと、きっと、ええことがある。そう信じようてなあ。どうやろ、響子さんも一緒に信じてみまへんか? 明日は、きっとええことがあるて。一緒にとびきりの笑顔で幸せの神様お迎えしまひょ」響子は美都子に向かって、元気に言った。「はい、信じます。珠美のためにも、智也さんのためにも」黙って聴いていたもも吉が、微笑んで言う。「美都子、うちより話が上手になったんと違うか? うちの代わりにもも吉庵の女将をしたらどないや」「イケズ言わんといて、お母さん」隠源が、嬉しそうに言う。「ばあさんはもう隠居やな」「じいさん、調子に乗るんやない!」もも吉庵は、笑いにつつまれた。
(第一話 幸せの 四つ葉探して京の春)
「あんさん、自分で自分を苦しめてはるんと違いますか?」「え!?自分で自分を、とは?」「あんさんが、陶子さんを恨んで憎んでいるという気持ちはようわかりました。そやけど、『恨む』『憎む』いう思いは、相手には届きまへん。恨んで恨んで、憎んで憎むほど、自分の心が傷つくだけどす」もも吉の言葉に、真凛は息を呑んだ。その通りだ。ずっと、自分は自分を痛め続けてきたのだ。だからといって、どうしたらいいのかわからない。「このまま、岐阜に帰られてもかましまへん。指輪はしかとお預かりしまひょ。そやけどなぁ。この後また十年、二十年と、あんさんの心ん中の恨み憎しみはさらに大きゅうなっていくんやあらしまへんか。それよりも、辛いことから逃げんと、前向きに生きること考えた方がええんやないか、そない思いますがどないでっしゃろ」たしかに、その通りかもしれない。でも、陶子に会ったら、ひどいことを口にしてしまいそうで怖かった。
隠源が言う。「真凛さん。もも吉に、任せてみたらどないやろう? これでももも吉は、大勢の人の悩み事聴いて、幸せになるよう導いてはるんや」「これでも、は余計や」と、もも吉が隠源を睨む。真凛は、もも吉にこの身を託してみようと決めた。「どうぞ、よろしくお願いいたします」
(第四話 おむすびに 込めた愛あり萩ゆるる)
あらすじ
店を訪れるのは、想いを寄せ合った末、永い春に決断を下す男と女。仕事の本質を一粒の金平糖に教えられる新入社員。娘からの結婚式の招待状への返事を逡巡する、ギャンブルで家庭を崩壊させた父親など……。花街に暮す者と、訪れる者の人生の交錯を、情趣豊かに描く連作短編集。
ひと言
今回も西木屋町通りを四条より少し下がったレトロカフェ フランソアのレアチーズケーキ、ソワレのゼリーポンチ、花見小路の十二段家、そして下に抜き出した一和とかざりや。お袋の米寿の祝いに、12人で鷹峯に宿泊し、京都一の嘯月の和菓子をいただき、次の日はお袋が食べたいと言っていた2軒のあぶり餅のはしごをしたことを思い出します。やっぱり京都はええなぁ。またみんなで旅行したいなぁと思いました。
「梅をスケッチしたい」というので、下鴨神社へご案内した。「うわ〜きれい」「ほんと!まるで一幅の画のようね」楼門をくぐると、御手洗川にかかる朱塗りの「輪橋」(そりはし)のたもとに一本の紅梅が咲いている。「光琳の梅」と呼ばれ、尾形光琳が国宝「紅白梅図屏風」のモチーフにしたという言い伝えがある梅だ。橋の欄干の朱色とあいまって溜息が出るほど艶やかだ。
(第一話 春浅し 焦がれし恋に忍ぶ恋)
「レシピはございません」「え?」「驚かはるのも無理はない思います。たぶん、大きなお菓子屋さんほど、きちんとしたレシピがある思います。それは、誰が作っても同じもんがでけるようにするためや思います。そやけど金平糖は、レシピを作ろう思うてもでけへんのです」「どうして……」泉美は、どんどん金平糖に魅せられていくのがわかった。「釜の中を転がる金平糖に、五感をフルに働かせて釜の温度や蜜の濃度を調整します。季節や気温、湿度でも変わります。その五感の中でも、一番に大切なんが『音を聴く』ことやて聞いてます。転がる『音』で、今、金平糖が何をしてほしいんかがわかる。たとえば『ここへ蜜掛けて』て要求しはる部分に、蜜をかけるわけです。ちょっと眼ぇを離した隙に溶けたり焦げたり、はたまたイガが丸うなってしまいます。そやから、朝から晩まで釜の前で一瞬たりとも気ぃが抜けへんのです」泉美は、金平糖なんて、自動化された機械で簡単に作れるものだと思っていた。いったい、どれくらいで完成するのだろう。その疑問を察したかのように、女将が教えてくれた。
「朝から晩まで八時間、釜の中の金平糖にコテを入れては蜜を掛け続けます。三日目で突起が出てきて、八日から十日目でようやくイガが出揃います。それから……」驚いて、思わず声が出た。「十日ですって?」「種類によりますけど、出来上がりまでに十四日から十六日かかります」「……」泉美は言葉を失った。ポイッと口に入れ、すぐに消えてしまう金平糖が、なんと十六日間もかけて作られたものとは思いもしなかった。
(第二話 頑なな 心も溶かす金平糖)
「お母さん、さっきから、失敗するとか転ぶとか言わはりますけど、それのどこがあかんのどす?」いったい、このもも吉という人は、何を言っているのだろう。悪いに決まっているではないか。理恵は、小声で答えた。「いいわけがないじゃないですか」「ええどすか。転ばんように教えるだけが親やない。それよりも、転んだ時に、どう立ち上がるんかを学ばせるんが、親の務めやないでっしやろか」「……」理恵は、言い返すことができない。
「若いうちに、ぎょうさん転んでおかへんと、歳取った時に転んでも立ち上がる方法がわからへんようになる。そないな人生、不幸やと思いまへんか? ミスも失敗も、苦しみも悩みもない、ええことばっかりの人生なんてどこにもあらしまへん。ぎょうさん転んで痛い目に遭うことは、若い人の特権や。うちは、そう思てます」理恵は、胸が締め付けられるような気がした。
(第三話 夢に見る 祗園の舞妓になりたくて)
「まず最初にお連れしたんが、今宮神社の門前の『一文字屋和輔』通称『一和』さんどす。ここは、創業が平安時代の長保二年(西暦一〇〇〇年)という日本最古の和菓子屋さんです。志賀内さんもご存じの通り、今宮神社さんは平安京がでける前には、元々疫神を祀る社があったと言われてます。一条天皇の御代、正暦五年(九九四年)に悪疫退散を祈る集いがここで開かれて、それが今宮神社の始まりになったそうです」(そうは言われても、知らない事ばかりである)『この今宮神社の参道にある『一文字屋和輔』が手掛けるあぶり餅は、神社に奉納された餅と竹の『おさがり』を使って拵(こしら)えたんがルーツやそうです。そやから、厄除けのご利益があるいう訳どす。小さく切ってきな粉をまぶしたお餅を炭火であぶって、竹を割って作った串に刺し、地元の白味噌のたれにつけてあります」「ああ〜たまらん。あの香ばしい匂い思い出すと、食べとうなる」と、隠源和尚が口元に手をやった。「うちもどす」と言いながら、美都子が説明を続ける。「その『一文字屋和輔』の真向かいにある『かざりや』さんも、同じ『あぶり餅』を作ったはります。こちらは江戸時代に商いを始められたというても四百年やから、たいしたもんや思います。その二軒のお店のことを、巷ではライバルやて言わはるお人もいるそうやけど、実は大の仲良しやないかて、うちは思うてます。そやないと四百年も同じお餅を売り続けることなんてでけへんはずやさかい」「ほんまや」と、もも吉も隠源、隠善も頷いた。
(巻末特別インタビュー)
今年の1月末にオープンしたお店で、TVで紹介されたこともあって、いつも行列ができていたので今日まで立ち寄れませんでしたが、今日 前を通ると行列ができていなかったので入店。評判の塩バターコーン(300円)、いちじくとクルミのベーグル(420円)、クロワッサン(320円)を購入。まず評判の塩バターコーンから、コーンがこれでもかというぐらいたっぷりと入っていて塩味がよく効いてとても美味しいです。ベーグルはとてももちっとしてこれもグッド。クロワッサンも美味しいのですが、自分的にはゴントランシェリエ(ブール アンジュ)のクロワッサンの衝撃的な美味しさを超えることは残念ながらありませんでした。他にも美味しそうなパンがいっぱい。かなり入りやすくなってきたので他のパンや店内でいただくエッグベネディクトもいただいてみたいです。ごちそうさまでした♪。
名古屋市中区錦3









