上海駅から出発!日本の新幹線ベースの高速鉄道に乗車!中国鉄路 G7008次 上海→南京 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今回より再び上海及び江蘇省南京市の様子をお届けします。

 

E2系新幹線ベースの車両で出発!G7008次 南京行きに乗車 

今回の旅のスタートは上海駅です。上海駅からは中国の高速鉄道に乗車をしていきます。

乗車したのはG7008次 南京行きです。今回はこの列車に始発の上海駅から終点の南京駅まで乗車をしていきます。その様子をぜひお楽しみください。

 

 

上海発着の高速列車は主に上海虹橋駅発着ですが、今回乗る列車は上海駅発着ということで、在来線メインの上海駅にやってきました。

中国の鉄道を利用する際、駅を入る前には身分証のチェックと手荷物のX線検査がありますので、30分ほど前には駅に来てそれらのチェックを終えて駅構内に入りました。

 

 

今回乗車をするG7008次は7番の待合室で待つように掲示がありますので、7番の待合室に向かいます。

待合室は広々としていて、列車を待つための椅子が多く用意されているほか、携帯電話を充電するためのスペースも用意されています。

また、待合室にくるまでの道中には様々なテイクアウトの飲食店や売店などもあり、飲食物の調達には困りません。但し、相場は市中よりも少し高めの所が多いです。

 

 

改札口前までやってきたところで、ここで中国の鉄道の乗車券等について説明します。

現在、中国鉄路においては紙の乗車券は存在せず、全ての列車では身分証と紐付けすることによるチケットレス乗車へと移行しています。

事前に中国鉄路の公式予約サイト「12306」や、Trip.comなどで予約した乗車券については紙の乗車券での発行はなく、切符の受け取りは不要です。

中国籍以外の外国人が中国鉄路を利用する際は予約時に氏名やパスポート番号を入力し、パスポートが乗車券の代わりとなります。改札口などはパスポートの提示で通過することができます。

尚、自動改札機については中国の身分証の読み取り専用となっている場所がまだ多くあり、パスポートを乗車券として利用する際は自動改札ではなく、「人工通道」と掲示された駅員さんがいる改札口でパスポートを読み取ってもらう必要がある所も多くあります。

これは手荷物検査前の身分証チェックでも同様に係員の手動チェックを受ける必要があります。各所の通過に時間を要することもありますので、早めに並んで待つことをおすすめします。

列車に乗車後は予約サイトにて表示された号車、座席を探して指定の席に着席してください。

 

また、中国鉄路の乗車券はネット予約以外にも今まで通り窓口にて購入することも可能です。

この際もパスポートが乗車券代わりになることは変わりませんが、窓口で購入の場合は乗車区間、列車、座席番号が記載された購入証明の紙券が渡されます。

この購入証明の紙券ですが、ネット予約をした場合にも窓口で出すことが可能です。予約後、お近くの駅窓口に出向き、証明用の紙切符が欲しい旨を係員に伝えてください。

手元に座席番号等が記載された紙券が残りますので、乗車時には便利かと思います。

 

 

話を戻します。発車の15分ほど前にG7008次の改札が始まりました。人工通道は1つしかないため、やはり通過には時間を要しました。

 

 

今回乗車するG7008次は上海駅発南京駅行きです。上海駅を10時丁度に出発し、南京駅には11時40分に到着します。

列車は8両編成で、CRH2C型電車が使用されていました。CRH2C型はJR東日本のE2系新幹線車両をベースに日本の川崎重工から輸出された車両となっており、外観はE2系にそっくりです。

CRH2C型では出力をアップし、最高速度305km/hでの運行を実現しています。

 

 

CRH2C型は2等車、1等車の2クラス制で、今回は1等車に乗車しました。

1等車は日本で言う所のグリーン車に相当するクラスで、車内は2列+2列のゆったりとしたリクライニングシートが並びます。長時間の移動をより快適に過ごすことができる車両です。

CRH2C型の1等車はE2系車両のグリーン車をベースとした落ち着いた内装になっていて、日本の新幹線グリーン車と同等の設備を比較的リーズナブルな価格で楽しむことができます。

 

 

1等車の座席回りの設備について紹介します。

テーブルはひじ掛け下に収納されていて、引き上げて広げて使います。

広げるとお弁当を置ける程度の広さになり、飲み物を置く窪みも完備されています。

足元にはフットレストもあり、土足で使える面、靴を脱いで使える面の両方が裏表で用意されていますが、中国鉄路では明確にどちらの面をどう使うかは決められていない印象を受けました。

尚、CRH2C型では座席にコンセントなどの設備はありません。ベースのE2系車両は少し古い車両であるためにそういった設備がなく、そのあたりは最新の复兴号よりかは劣ります。

 

座席背面のポケットにはエチケット袋のほか、中国鉄路の広報誌「人民鐵道」が入っていました。中国鉄路の路線拡大の様子などを広報しており、移動中の読み物にも最適です。

 

 

座席回り以外の車内設備も紹介します。

客室扉の上には行き先や列車番号、現在の速度などを表示するLED表示器があります。

また、デッキには大型荷物置き場が用意されていますが、そこまで広々としたスペースは用意されていないため、長距離列車などではすぐにいっぱいになってしまうこともあるようです。

また、今回は利用していませんが、トイレ(洋式、中華式)と洗面台、飲用のお湯を提供する給湯器もデッキに用意されています。

 

このG7008次ではワゴンによる車内販売や食堂車の営業があり、供食設備は充実しています。

座席にはQRコードがありますが、このコードをアリペイのアプリで読み取ると、乗車している列車の各駅の到着時刻、編成、車内販売のメニュー閲覧や注文をすることができます。

アリペイアプリにてメニューを選択し、決済まで済ませてしまうと客室乗務員さんが商品を座席まで持ってきてくれる仕組みです。

但し、時間によっては30分以上の待ち時間を要することがあり、その場合は巡回してくるワゴンを呼び止めて商品を直接購入した方が早いことも多いと思います。

列車によってはこの機能を使って停車駅の飲食店から食事を積み込んでもらうこともできるようですが、この列車は運行時間が短いため、そういったサービスはありませんでした。

 

 

それでは、上海から南京までの乗車の様子をお送りしていきましょう。

列車は上海駅を時間通りに発車。上海駅は在来線の駅なので、しばらくは在来線の列車と同じ線路をゆっくりとした速度で走行していきます。

 

 

上海西駅、そして南翔北駅を通過してしばらくすると、京滬高速線との合流点に入ります。

上海虹橋駅方面からの列車とは、ここでルートが合流する形になります。

この列車は京滬高速線へは進まず、並行して走る滬寧高速線へと進みます。京滬高速線は北京方面などへ向かう高速列車などが走り、駅数も少ないですが、滬寧高速線の方は南京止まりの列車や乗車中のG列車よりも位が一つ低いD列車なども走る高速線でも緩行型の路線になります。

それでも在来線の京滬線よりは高速で走り、最高速度300km/h以上での運行が可能です。

 

 

南京までの区間は京滬高速線と滬寧高速線が走る事実上高速線の複々線区間で、多くの本数の列車が運行する区間になっています。

この列車が走っているそばをさらに速い京滬高速線の复兴号が追い抜いていくという光景も見られました。あちらは350km/hまで出すことができ、世界最速の高速鉄道となっています。

 

 

こちらの列車も复兴号には及びませんが、速度を上げて走行していきます。列車は一気に275km/hまで加速し、滬寧高速線内のいくつかの駅を通過していきいます。

 

 

30分ほど走り、列車は次の停車駅である蘇州駅に到着しました。

蘇州は滬寧高速線沿線でも規模の大きな街で、ここでとても多くの人が降りていきました。

隣の席の乗客もここで降車し、以降はしばらくの間相席になりませんでした。

 

 

蘇州を出発し、列車は次の停車駅へ向けて出発です。

滬寧高速線は京滬高速線と並行していることはもちろんですが、同時に在来線の京滬線とも並行しています。

滬寧高速線は京滬高速線よりも在来線との共用駅に発着する場所が多く、必然的に京滬線の線路が見える場所も多くなります。客車列車や貨物列車との並走も車窓の見所のひとつです。

G7008次は途中の小さな駅は止まらずに運行しますが、途中駅にはこの列車よりも遅いD列車が停車をし、このG7008次の通過待ちをしていました。

 

 

蘇州の次は無錫駅に停車します。無錫も沿線では規模の大きな街で、蘇州ほどではありませんが乗降客の姿が目立ちました。

隣には在来線のホームがあり、客車列車等も出入りしている様子が見られます。

 

 

無錫駅を出発し、再びしばらくの間、通過運行が続きます。車窓からは引き続き在来線の京滬線の様子が見える所が多く、機関車が牽引する客車列車を追い抜く様子もまだまだ見られます。

 

 

次の停車駅は常州駅です。常州駅も在来線との共用駅です。

このあたりになると後続の列車を待つお客さんも目立つようになってきました。この列車は次が終点の南京駅なので、この列車が通過する駅や南京駅より先へ向かうお客さんも多いようです。

 

 

常州駅を過ぎると、列車は南京までノンストップでの運行です。

このあたりは直線区間も多く、列車は最高速度の305km/hに迫る速度で走行し、とても迫力のある走りを楽しむことができます。

 

 

広々とした高速道路を秒速でまたぎ、沿線でも規模がそれなりに大きい鎮江駅は通過します。

G7008次は滬寧高速線を走る列車の中ではかなり速達の方の部類に入ると思います。

 

 

途中、またまた京滬高速線と並行する区間では复兴号がやってきて、あっという間に追い抜いていきました。こちらもそれなりの速度を出していた区間でしたが、さすがに最高速度350km/hの复兴号にはとても及ばないようです。

 

 

さらに駅を通過し、列車はいよいよ南京の街へと近づいてきました。終点の南京駅はもうすぐです。

 

 

列車は上海駅から1時間40分少々、数分の遅れで終点の南京駅に到着しました。

速達列車、そして快適な車内ということであっという間の乗車に感じられました。

乗車してきた列車は15分少々の折り返しで再び12時発の上海駅行きに充当されます。

慌ただしく車内清掃などをして、まもなく次の乗客を迎えるようです。

 

 

南京駅を出る所にも改札口があり、こちらでも乗車券代わりになる身分証の提示が必要です。

ここでも外国人の場合はパスポートを提示しますが、やはり自動改札機は対応しておらず、係員のいる改札口(人工通道)を通って外に出てきました。

 

広々とした南京駅の目の前には玄武湖という大きな湖があり、湖を眺められる場所には多くの観光客や南京市民たちがくつろぎ、思い思いに写真などを撮っていました。

外周の全長が10kmもあるという広大な湖の中には玄武湖景区という観光地もあり、市内バスに乗ってアクセスすることが可能です。

 

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