台湾の新型特急列車の自由席に乗車!新自強號120次 鳳山→嘉義(EMU3000型乗車レポート) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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当ブログの記事でも写真付きで発行方法などを紹介していますのであわせてご覧ください。

 

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今回は台湾の列車の乗車レポートをお届けします。

 

台湾の新型特急車両「EMU3000型」の新自強號に乗車! 

今回は臺鐵(台湾鉄道)の自強號向けの新型車両「EMU3000型」に乗車した際の様子をお届けします。

EMU3000型は臺鐵が2021年12月のダイヤ改正より運行を開始した自強號向けの新型車両です。臺鐵では新自強號と位置づけており、駅の表示等でも新自強號として案内されています。

今回のEMU3000型では従来型車両よりも輸送力アップに重きを置いて、従来の太魯閣號、普悠瑪號等の8両編成より長い12両編成の車両としたほか、立席乗客の受け入れも考えて車体傾斜(振り子等)の機能を採用せず、速達性よりも安全性を高めた車両に仕上がっています。

車両の製造は日本の日立製作所が行っており、順次日本より台湾へ向けて納車をしています。

 

今回の新型車両は西部幹線への投入も多くなっており、見かける機会も日に日に増えていると思います。そんな新型車両のEMU3000型に今回は実際に乗車してきましたのでその様子などをお届けしたいと思います。

 

新自強號は一部列車に自由座(自由席)が連結されています!

新自強號のきっぷは今回は事前に臺鐵の駅の自動券売機で購入をしておきました。

しかし、今回は指定席が満席となっていましたので、自由座(自由席)の乗車券を購入しました。

新自強號には一部の列車に自由座(自由席)が連結されています。自由座は全ての新自強號に連結されているわけではなく、全車指定席の列車もありますのでご注意ください。

自由座の連結されている列車は駅掲示の時刻表や自動券売機、窓口、臺鐵のホームページなどで確認することができます。事前に確認の上、利用してください。

また、自由座を利用する際には以下の点に注意して利用してください。

 

1.自由座の乗車には列車の指定された自由席乗車券が必要です。

違う列車番号の自由席乗車券で乗車したり、乗り遅れた際に後続列車の自由座に乗車することはできません。必ず指定された列車の自由座を利用してください。

自由席乗車券は駅の窓口や多機能券売機で購入することができます。

 

2.ICカードでの乗車はできません。

新自強號は太魯閣號、普悠瑪號等と同様、ICカードでは乗車できない列車になっています。

悠遊カード、iPASS(一卡通)、icashなどの交通ICカードでは自由座を含めて新自強號には一切乗車することができません。必ず乗車券を事前に購入の上で乗車するようにしてください。

 

3.自由座は4~9号車、空席を利用する形になります。

自由座は4~9号車となっています。自由席乗車券をお持ちの方は4~9号車に乗車してください。

座席は4~9号車の間の全ての空席を利用することができます。空席がない場合はデッキや通路などでの立席乗車となりますのでご注意ください。

 

実際に鳳山駅から嘉義駅までEMU3000型の新自強號に乗ってみた!

 

今回、EMU3000型車両を使った新自強號に乗車する駅は高雄市の鳳山駅です。

高雄駅から乗車してもよかったのですが、座席が埋まる可能性も考えてひとつ手前の鳳山駅までやってきたというわけです。

この鳳山駅から台北駅方面へと北上する列車に乗車していきます。

 

 

鳳山駅は地下化されており、地下部分にホーム、1階部分に駅舎があるという構造になっています。

有人駅となっているため、改札口及び窓口には係員がおり、改札業務や乗車券の発売を行っています。多機能券売機も複数設置されているため、優等列車の指定席を含む各種乗車券を自動券売機でも購入することが可能です。

 

 

今回乗車するのは鳳山駅を10時25分に発車する新自強號120次 七堵行きです。

駅掲示の時刻表を見ると、「特仕車 4-9自由座」という掲示があります。この特仕車という仕様の車両のみに自由座が連結されている形になっています。

なお、この特仕車は自由座が連結されている代わりに、日本のグリーン車に相当する騰雲座艙(ビジネスクラス)の連結がありませんのでその点もあわせてご注意ください。

 

 

ホームに降りてしばらく待っていると、乗車するEMU3000型の新自強號が入線してきました。

車両の内外にあるLEDの表示器には列車番号の他に「自由座」の表示もありますので、自由席乗車券をお持ちの方は自由座の表示のある号車に乗車してください。

 

 

ここからはEMU3000型の車内設備について紹介していきます。

今回乗車した特仕車は商務座の連結がないので、指定席、自由席共に全車同じ仕様となります。

明るく落ち着いた内装の車内には通路を挟んで2列+2列のリクライニングシートが並んでいます。

座席はやや薄めで、従来のPP自強號などと比べるとシートピッチが狭く、リクライニングも浅くなっていますが、今後座席の改良などが行われる予定になっているそうです。

個人的には日本の特急列車と同レベルの快適性はあると感じましたので、日本で特急列車などを利用される機会がある方は快適に過ごせるのではないかと思います。

 

 

座席背面にはゴムバンド式の網ポケットと背面テーブルが完備されています。

テーブルはお弁当などが広げられるほどの面積があり、ドリンクを置けるく窪みもあります。

 

 

この車両は間接照明なので、地下区間や夜間は暗く感じられる方もいると思います。

このため、頭上には自由に操作できる読書灯が各席1つずつ用意されています。

また、足元、座面の下あたりには電源コンセントとUSB充電ポートがあり、スマートフォンの充電やノートパソコンの電源などに使用することができます。

台湾のコンセントは日本と同じ形状の差込口なので、変換プラグ等は不要です。

 

車内頭上には荷物棚もありますが、車端部には大型荷物置き場が設けられており、上にあげられないサイズのキャリーバックなどはこちらに置くことができます。

そこまで多くの数が置ける面積はありませんので、機内持ち込みサイズ程度のキャリーバックであれば頭上の荷物棚を使用するのもよいかと思います。

 

 

客室出入口の上にはLED式の案内表示器が設置されています。

白色の大きな文字で表示されるため、とても見やすくなっています。

表示は中国語と英語で行われますが、停車駅案内、次の駅の案内などは漢字なので日本の方はある程度は理解できると思います。

 

 

車内デッキへと出てきました。一部の号車にはトイレの設備があるほか、中ほどの号車には車椅子対応の大型洋式トイレも設置されていて、バリアフリー対応もしっかりとされています。

また、小さなお子様の授乳や体調の悪い際に使用できる多目的室も一部号車にあります。

 

 

中ほどの6号車の潮州寄りにはカウンタースペースがありました。

このカウンターはこの列車では使用されていませんでしたが、観光列車での運用の際の飲食提供スペースなどとして活用される予定になっているそうです。

 

 

ここからは鳳山から嘉義までの車内の様子をお届けします。

鳳山を出た新自強號120次は、次は高雄駅に止まります。高雄駅から多くの乗車があると考えてひとつ手前の鳳山駅から乗車をしたわけですが、高雄駅からの乗客の多くは指定席に乗車され、こちらの自由座はあまり席が埋まらない状態で出発となりました。

 

 

高雄駅からもしばらくの間、地下区間を走行し、次の停車駅は新左營駅になります。

 

 

高雄市内の地下区間を過ぎまして、地上の新左營に着きました。

ここでも自由座はそこまで埋まることはなく、週末にも関わらずガラガラの状態で新左營を出ることになりました。

自由座の両数が4~9号車の6両もある上、自由座の設定自体もあまり浸透していない様子で、他の1~3号車並びに10~12号車の指定席は満席の乗車率でした。

今後、自由座の知名度は上がっていくと思いますので、しばらく様子見といった所でしょうか。

 

 

新左營を出ると台南までしばらくノンストップとなります。東部幹線はカーブが多く、車体傾斜等のないEMU3000型はあまり速度を出せないと思いますが、西部幹線は直線区間も多く、ここで早速125km/hの速度を出して走行します。

EMU3000型の最高速度は140km/hとなっており、運がよければ西部幹線などで最高速度で走行する様子が見られるかもしれません。

 

 

列車は高雄市内の岡山駅を通過。しばらくは平地が続き、線形もよいため100km/h以上の速度を維持しながら走ります。揺れも少なく、太魯閣號、普悠瑪號よりも乗り心地が良く感じます。

このあたりで車掌さんが乗車券の検札にやってきました。自由座は座席の発売状況が確認できませんので、車掌さんが座席を回って検札を実施するようです。

 

 

高雄市から台南市に入り、次の停車駅は台南です。

新左營から僅か20分程度の所要時間での到着で速達性も高いです。

台南では降りる人も多く、また入れ替わりで乗ってくる人も姿も目立ちました。

自由座は引き続きガラガラの状態で出発します。

 

 

台南からも引き続き平地を快走していきます。途中に高架化された区間も通り、台湾高鐵の線路もくぐって北上していきます。

西部幹線は線形もよく、新自強號によって一定の速達化もされていますので、台湾高鐵にとっては手強いライバルになっているのではないかと思います。

 

 

列車は再び120km/hまで速度を上げて、途中駅を高速で通過していきます。

 

 

台南の次は新營駅に止まります。台南駅からは20分少々走ったと思いますが、新營もまだ台南市内です。

 

 

新營は平地の中にある小さな街という感じの場所で、駅を出るとまた長閑な景色に戻ります。

再び台湾高鐵の線路と交わり、區間車などともすれ違いながら引き続き速度を上げて列車は進みます。

 

 

徐々に街の中に入ってきて、速度が落ちてくると列車はまもなく次の停車駅の嘉義駅に到着です。

 

そして鳳山駅から1時間20分少々の乗車で、途中の嘉義駅に到着しました。

今回はここで新自強號を降りました。

列車は引き続き西部幹線を北上し、斗六、彰化、台中、板橋、台北方面、終点七堵へ向かって運行されます。

 

EMU3000型の新自強號、座席の方の改善には今後期待をしつつ、乗り心地は太魯閣號、普悠瑪號などと比べると揺れが少なく、とても快適に乗車することができました。

今回の高雄~嘉義といった区間は台湾高鐵を使わなくても、臺鐵で1時間20分程度の所要時間が来ることができますので、とても使い勝手のよい区間だと思います。

ぜひ皆様もこの新型車両EMU3000型を使った新自強號で、台湾の旅を楽しんでみてください。

今度は東部幹線でもこの新自強號に乗って、乗り心地を確かめてみたいところです。

 

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