台北から手軽に日帰り観光!昔ながらの街並み残る大渓へ直行!亞通客運桃710路 捷運永寧站→大溪 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

アジア10ヶ国、数百路線のバスを乗り歩いた私が各国の路線バスを中心に交通、ホテルに関する情報をお届け!
アジア各国の情報提供強化のため、日本の情報更新は現在縮小中です。

台湾のSIMカードは日本でも購入可能!台湾の短期用SIMカードはこちらから

 

 

 

 

 

 

 

今回からも引き続き台湾の記事を中心に更新を進めてまいります。

卒業旅行など、台湾へお越しの際の参考にしていただければ幸いです。

 

  台北から足を伸ばして日帰り観光!老街の残る大溪へ直行!亞通客運桃710路に乗車

今回の出発地は台北捷運(台北MRT)板南線の永寧駅です。

永寧駅からは台北、新北地区から西方向へ向かう短距離の高速バス路線が多く運行されており、MRTとバスとの一大乗継拠点として機能しています。

今回、永寧駅からは亞通客運 桃710路大溪行きに乗車しました。桃710路は桃園市區公車路線(桃園市内バス路線)として桃園市が補助をして運行する路線となっており、捷運永寧站(MRT永寧駅)を出発後、高速道路の國道三號を経由して桃園市の大溪へ運行する短距離高速バスです。

この路線はかつては捷順交通が運行していましたが、同社の経営不振により2023年12月5日よりIbusグループの亞通客運による運行に変更されました。

桃710路は大溪から台北市方面への通勤などに多く利用される路線ですが、大溪は台北から手軽に行ける観光地としても知られており、観光客にも多く利用される路線となっています。特に大溪區の和平路、中山路へと広がる大溪老街は古い建物がより状態の良い形で残されており、台湾でも人気の観光地です。そんな台北から手軽に行ける大溪へ今回はバスで行ってみましたので、その様子をお届けしたいと思います。

 

桃710路は日中時間帯は毎時1~2本程度の本数が運行されています。

桃710路の時刻表はIbus公式ホームページの710路の路線案内ページに掲載されています。1時間以上間隔が開く時間もありますので、ご利用の際には確認の上で利用するようにしてください。

永寧駅のバス乗り場は永寧駅4番出入口近くのバス停となっています。バス停には桃710路の路線図が掲示されているほか、桃710路の乗車列が用意されていますので、そちらに並んでバスをお待ちください。

バスへは前扉から乗降し、運賃は乗車時に支払います。悠遊カードなどの交通ICカードでの乗車も可能ですので、事前にMRTの駅などでチャージをして、ICカードでバスに乗車するのがおすすめです(車内チャージ不可)。永寧駅から大溪までは片道76元です。

ICカードで乗車の際はドア付近のカードリーダーに乗車時と降車時、ICカードをタッチして乗降してください。

 

 

今回乗車した車両は遊覧車型と呼ばれる貸切・高速バスタイプの車両でした。少し古い車両ではありますがハイデッカーとなっていますので、高い視点から景色を楽しむことができます。

座席は2列+2列のリクライニングシートが並び、大溪までの1時間少々の所要時間を快適に過ごすことができます。

尚、車内にトイレの設備はありませんので、乗車前に永寧駅や近くのセブンイレブンなどのトイレを使用してください。

 

 

バスは永寧駅を定刻通りに出発。大溪へ向かう観光客でバスは8割方座席が埋まりました。

永寧駅を出ると、先の交差点を曲がって高架へと入っていきます。

 

 

その後、すぐに土城交流道へと至り、バスは國道三號に入ります。駅を出てから高速に上がるまで僅か数分という距離で、台北側の下道での道路混雑に巻き込まれることがないのは便利です。

 

 

バスは快晴の中、國道三號を西へと進みます。

乗車した時間は高速道路の方も混雑はなく、渋滞などに全くかかることなくスムーズに進んでいきます。

 

 

三峡エリアを通りがかった際、車窓に建設中のMRTの線路が見えます。こちらは新北捷運の三鶯線の線路で、板南線の頂埔駅から三峡、鶯歌を結ぶ路線として2024年に開業する予定となっています。

この路線が開業すると、台北、新北市から三峡方面を結ぶバス路線も再編が進む可能性が高そうです。

 

 

桃園空港方面へ向かう國道二號との分岐もスルーし、バスは新北市から桃園市へ入りました。

 

 

桃園市の大溪交流道でバスは國道三號を下り、ここから終点の大溪までは下道を進みます。

 

 

バスはしばらく大溪の中心部とは大漢溪を挟んだ反対側のエリアを進みます。

このあたりも住宅がいくつか建ち並び、バスから降りる方もちょこちょこおられました。

 

 

広々とした道を進んでいたバスはいつしか少し狭い道へ入り込みます。大きなバスですので慎重な速度で進みます。

 

 

宅地内を進み、きめ細かくバス停に停車をしていきます。その後、大漢溪の対岸では特に主要なバス停となっている崎頂に停車。ここでは少しまとまった降車があったほか、反対方向のバス停でもバスを待つ乗客の姿が多く見られました。

 

 

崎頂を出るとバスは大漢溪沿いに出てきました。少し標高の高い所へいましたので、ここからは緩い下り坂を進んでいきます。

 

 

バスは大漢溪を渡る橋のたもとに出てきましたが、ここでまっすぐ橋へは進まず、交差点をスルーした先のカーブをくるっと曲がってUターン。その先にある崎腳バス停に停車します。ちょっと面白い経路ですね。

 

 

バスは交差点へ戻り、今度は武嶺橋を渡って大漢溪を渡ります。

この日はこの武嶺橋の先が混雑しており、橋の上で渋滞にかかってしまいました。流れが非常に悪くなりましたが、10分弱で橋を渡り切りました。

 

 

その後は橋を渡り切った先にある観音寺バス停に停車。ここでは乗客の5割程度が降りていきました。

大漢溪沿いには景色を楽しめる公園や月眉休聞農業區などがあり、大溪老街とセットでこういった場所を観光するコースもおすすめです。

 

 

観音寺を出ると、いよいよ大溪の中心部へ。観音寺の次のバス停は大溪老街です。大溪老街へ行かれる方はこちらの大溪老街バス停で降りると徒歩数分でアクセスできます。また、観音寺バス停から大溪老街へもさほど遠くない距離になっていますので、前述した観光地と大溪老街をセットで観光する際も徒歩で簡単にアクセスできます。

 

 

大溪老街バス停の次は終点の大溪站です。大溪の中心部に入り、幹線道路へ抜けた先が終点となります。

 

 

そしてバスは永寧站から1時間10分ほどで終点の大溪站に到着しました。桃710路の大溪站は路上の停留所となっています。

大溪への観光の際は終点まで乗り通す必要は必ずしもないと思いますので、必要に応じて大溪老街など、目的の観光地に近いバス停で降りてしまった方がよいと思います。

桃園客運の大溪站(大溪バスターミナル)へも各地から徒歩でアクセスすることが可能ですので、行きは永寧から直接来て、帰りは桃園客運のバス路線で桃園、中壢方面へ抜けるというルートでの観光も可能です。

 

【HIS】旅行プログラム

 

【アクティビティジャパン】遊び・体験・レジャーの予約サイト

 

HafH

 

台湾旅行・台湾を楽しめる商品のご紹介