今回も日本国内の鉄道に関する話題からひとつお届けします。
7月22日より岡山地区で運行開始!227系Uraraのお披露目会が開催
JR西日本では2023年7月より、岡山地区の在来線の一部路線で新型車両の227系Uraraの運行を開始します。
この車両は広島地区などで運行されている227系と同型の車両を岡山向けにカスタマイズして新造された車両で、岡山地区では久しぶりの新型車両の投入ということで大きな話題となっています。
先日、運行開始に先駆けてこちらの227系Uraraのお披露目会が岡山、福山地区の各地で行われました。今回は岡山へ観光に訪れた際に利用される方もこれから多くなるであろうこの227系Uraraの車内外の様子を詳しくお届けしていきたいと思います。
お披露目会は岡山駅、和気駅、宇野駅、倉敷駅、福山駅、尾道駅で行われ、一部は地元の子供たち向けのものであったようです。
今回はこのうち、一般参加も可能であった宇野駅のお披露目会に参加しました。受付時には参加証のほか、パンフレットや227系Uraraのノベルティなどもいただくことができました。
外観は主に広島地区を走る227系と同様ですが、車体カラーが桃色を基調とした岡山オリジナルのものになっているほか、車体にも岡山の車両であることを示す表記が数多く見られます。
車体の前と側面には「Urara」の文字も入っています。
車内へ入ってみましょう。車内は関西地区の新快速などで使われている225系や広島地区の227系と同様の転換式シートが中心の配置になっていて、一部の座席は4人掛けの向かい合わせシートになっています。
多くの座席を進行方向へ向けて転換して座ることができますので、快適性は非常に高くなっています。
車端部には車椅子用のスペースがあり、その向かい側は横長のロングシートが配置されています。
この座席も座り心地は非常によく、短距離の乗車であればこちらの方がよいという方も多いかもしれません。
岡山向けの227系Uraraの大きな特徴としては、従来車より座席数を少なくし、ドア付近のスペースを広くとっています。
これにより乗降をスムーズにし、短距離乗車の方も居場所に困らないような設計にもなっています。
一部のドア付近には折り畳み式の補助シートが設置されており、この座席を合わせると従来運行している115系電車と同様の座席数が確保される形になります。
九州で運行されているような座席を撤去しただけのタイプの車両と比べると随分配慮が行き届いていると感じられました。
一部の先頭車両には車椅子対応の洋式トイレが完備されています。
広々とした空間が取られており、従来の狭い和式トイレと比べると快適に利用できるようになっていると思います。
227系Uraraは2023年7月22日(土)より運行を開始する予定となっています。
7月22日より運用が予定されている路線はJR山陽本線(岡山~三原)、宇野線(岡山~宇野)、瀬戸大橋線(茶屋町~児島)、伯備線(倉敷~総社)となっています。どの時間の便で走るかは未発表ですので、当日を楽しみに待つことになりそうです。
なお、この227系Uraraの運行開始で従来から運行されている113系、115系、117系、213系の各車両は今後順次代替が進む予定となっており、このうち117系(黄色の2つ扉の車両)については今回の運行開始に伴い岡山地区を走る全ての車両が運行を終える予定です。
117系は2023年6月現在、以下の便にて運行されているようですので、最後に乗り納めを楽しんでみてはいかがでしょうか。
・山陽本線
岡山5時55分発 普通福山行き※
福山7時07分発 普通岡山行き※
岡山16時25分発 普通糸崎行き
糸崎18時15分発 普通岡山行き
・赤穂線
岡山20時08分発 普通播州赤穂行き
播州赤穂21時27分発 普通岡山行き
※印は8両編成で運行され土休日運休です。その他の列車は4両編成で毎日運行されています。
朝に運行されている便については混雑する区間もありますので、落ち着いて乗車を楽しみたいという方は糸崎発、播州赤穂発の各列車などがよいかと思います。
これから運行範囲も順次拡大される227系Uraraは観光で岡山を訪れる方も多く利用される車両になると思います。岡山に訪れた際は新型車両での移動も旅の楽しみにひとつとして、ぜひ満喫してみてください。
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