今回は日本の国際空港へ向かう空港アクセス鉄道について紹介します。久しぶりの海外旅行の際の参考にしていただければと思います。
大阪の関西国際空港へ行く際、利用する方も多いであろう南海電鉄の「特急ラピート」です。
ラピートは大阪ミナミの繁華街、難波から新今宮、天下茶屋などを経て関西空港へ向かう特急列車です。
しばらく海外旅行に行かれていない方も多く、関西空港へ行く特急ラピートも久しぶりという方もいらっしゃることでしょう。
今回は特急ラピートの乗り方、お得な利用方法について詳しく紹介したいと思います。
特急ラピートはラピートαとラピートβの2種類が運行されています。
ラピートαは速達タイプで、難波、新今宮、天下茶屋、泉佐野、りんくうタウン、関西空港に止まります。
ラピートβは主要駅停車タイプで、難波、新今宮、天下茶屋、堺、岸和田、泉佐野、りんくうタウン、関西空港に止まります。
種類によって停車駅が大きく異なりますのでご注意ください。
ラピートαは朝夕の一部時間帯のみ運行され、その他の時間帯はラピートβが運行されています。
なお、特急ラピートは2022年11月現在、以前よりも少ない本数で運行されており、朝8時~17時台の便については毎時1本、この他の朝夕の時間帯は毎時2本の運行となっています。日中の時間帯は毎時1本と本数が少なくなっていますのでご注意ください。
この少ない本数の影響で日中の便についてはレギュラーシートを中心に座席が埋まる傾向にありますので、あわせてご注意ください。
特急ラピートには2つの種類の座席が用意されています。
ひとつは普通席にあたる「レギュラーシート」で、こちらは2列+2列のリクライニングシートが並んでいます。
各座席にテーブルもあり、食事や資料などを広げて移動することも可能です。
できる限り安く、でも座って快適に行きたい!という方はレギュラーシートの利用がおすすめです。
もうひとつは「スーパーシート」です。
スーパーシートは2列+1列のゆったりとした座席が並んでいて、より快適な移動を楽しむことができます。
こちらの座席にもテーブル、さらにドリンクホルダーが完備、各座席の頭部に枕もついています。
レギュラーシートと比べて比較的静かな環境にもなっていますので、静かな環境でゆったり休んでいきたい、相席を気にせずにくつろぎたいという方にはこちらのスーパーシートの利用がおすすめです。
レギュラーシート、スーパーシート共に客室入口付近に鍵付きの大型荷物置き場もあります。
また、トイレ、洗面所も一部車両に設けられています。
客室扉の上にはコンパクトな案内表示器も完備され、列車名や次の停車駅を案内してくれます。
南海電鉄では特急ラピートをお得に利用できる「関空トク割ラピートきっぷ」を発売しています。
難波・新今宮・天下茶屋・堺~関西空港間がレギュラーシート1290円、スーパーシート1500円で利用可能です。
関空トク割ラピートきっぷは出発駅の窓口のほか、改札外の自動券売機でも購入することができます。
ピンク色の券売機ではクレジットカードを利用しての購入も可能です。
発売は列車の発車時刻前までとなっており、乗車当日の乗車前に購入してすぐに乗車できるので便利です。
関空トク割ラピートきっぷを購入する際の券売機の操作方法を簡単に説明します。まず最初の画面で左下の「特急券を買う」をタッチし、次の画面では上側の南海線・空港線をタッチします。
次の画面では特急ラピートを降りる駅を選択します。関西空港行きの場合は関西空港を、難波行きの場合は堺、天下茶屋、新今宮、難波のいずれかの駅を選択します。選択をしたら右下の「OK」をタッチしてください。
そうしますと、今から乗車できる列車の一覧が出てきますので、乗りたい列車をタッチして選択してください。
次の画面では乗車する人数を選択します。
その後、下の欄から号車を選択するとシートマップから好きな座席を選ぶことができるようになっています。
好きな座席をタッチして選択して、OKを押して先へ進んでください。
特に座席にこだわりのない方はレギュラーシートどこでもよい、スーパーシートどこでもよいのどちらかをタッチして確定を押してください。
次に希望のきっぷを選択する画面に移りますが、ここで下に「関空トク割ラピートきっぷ」の欄が現れますので、そちらをタッチしてください。
次の画面で乗車区間、時間等に間違いがないことを確認し、支払い方法を選択してください。
今回はクレジットカードで決済をしてみます。4桁の暗証番号を画面下の数字ボタンを使って入力して、最後に#ボタンを押して確定させてください。
そうしますと決済が行われ、きっぷが発券されます。カード、きっぷの取り忘れにご注意ください。
購入したきっぷはそのまま自動改札機を通ることができます。最近はICカード専用の自動改札も増えていますので、紙のきっぷで利用できる自動改札を通って下さい。
あとはラピートのいるホームまで一直線、関西空港もしくは大阪市内、堺まで快適な特急ラピートを旅を楽しみましょう。
今回は難波を朝9時に出発する特急ラピートα7号を利用しました。
ラピートαは速達便ですので、天下茶屋を出ると堺や岸和田を通過して泉佐野までノンストップ。りんくうタウンを出るとスカイゲートブリッジを通過して関西空港へあっという間に到着です。特急ラピートは渋滞知らずで、難波から関西空港まで40分程度で行くことができます。
南海電鉄では特急ラピートの他にも「空港急行」という列車も運行しています。
こちらは乗車券やICOCAなどの交通系ICカードのみで乗車できる特急券不要の便利な列車で、難波~関西空港間を日中は45~50分程度で結んでいます。日中は特急ラピートに抜かれることもなく、終点まで先着します。
本数も毎時4本程度走っていますので、特急ラピートの運行がない時間帯はこちらの空港急行の利用もおすすめです。
但し、座席は横長のロングシートで車内にトイレの設備はありません。座席は自由席ですので朝夕を中心に座れないこともあります。難波駅、関西空港駅から乗車する場合、先発列車が満席の際は見送って、1本後の列車に乗れば確実に座れると思います。
いかがでしたか?南海電鉄で関西空港へ行かれる際はぜひ参考にしてみてください。
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