台湾高鐵台南駅へのアクセス路線! 區間車3713次 台南→沙崙 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今回からしばらくの間は台湾、台南市を中心に情報をお送りしてまいります。

 

今回のスタートは臺鐵(台湾鉄道)の台南駅です。こちらからまずは沙崙線の沙崙行きの區間車に乗車します。

沙崙駅は台湾高鐵の台南駅に隣接しており、沙崙線は台湾高鐵のアクセス路線として重要な役割を果たしています。

時間帯にもよりますが、沙崙線の列車は上下線とも毎時2本程度の本数が確保されています。

台南~沙崙間は全ての駅がICカードの利用可能区間となっているため、悠遊カードなどのICカードでも乗車することができます。

今回乗車した沙崙線の區間車は善化駅始発の便で、台南駅には発車時刻の数分前に入線してきました。

 

 

今回乗車した沙崙行きの區間車はEMU500型電車の4両編成で運行されていました。

今回乗車した車両は車内がリニューアルされており、車内は通路を挟んで2列+2列または1列+2列の転換クロスシートが中心に並んでいます。

この更新車は新左營~潮州間の區間快車の運行開始に合わせて登場し、今後もEMU500型は2027年頃までに順次この仕様に更新される予定となっているようです。

従来の長椅子タイプのロングシート車と比べると格段に快適性がアップしており、長時間の乗車でも苦にならない仕様です。

 

 

ドア付近の混雑緩和などの意味合いもあるのか一部の座席は中向きのロングシートになっていますが、こちらも従来の座席よりも快適性がアップしています。

また、ドア上にはLED表示器が設置されており、現在地や次の停車駅などを案内しています。

 

 

列車は台南を発車し、3つ目の中洲駅までは縦貫線(西部幹線)を南下していきます。沙崙線の分岐駅である中洲駅では一番端のホームに入ります。

中洲駅ではこちらと同じ更新タイプのEMU500型とすれ違いました。あちらは潮州から台中の先にある后里駅まで行く列車のようでかなりのロングラン運用です。

中洲駅を発車するとすぐに縦貫線と分かれ、大きくカーブして沙崙線に入ります。

 

 

沙崙線はほとんどが高架線となっているため、車窓からは台南市郊外の景色を一望することができます。

沙崙線は中洲駅、長榮大學駅、そして終点の沙崙駅の3駅のみの非常に短い路線となっており、中間の長榮大學駅で車内の大半の乗客が降車していきました。通学路線としても重要な役割を果たしているようです。

長榮大學駅を出てしばらく走ると台湾高鐵の線路と突き当たる手前で大きくカーブを描き、列車は終点の沙崙駅に到着となります。

 

そして列車は台南駅から23分ほどの乗車で終点の沙崙駅に到着しました。

沙崙駅の改札口は車止めの先にあり、改札口を出て連絡通路をまっすぐ進むと高鐵台南駅へ向かうことができます。

少しだけ距離がありますので、台湾高鐵との乗り継ぎは余裕を持つようにしてください。

 

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