桃園市中壢區 桃園客運中壢公車站(桃園客運中壢市内・高速バスターミナル)の続きです。
こちらは中壢駅脇の道を駅を出て右手へ徒歩数分ほど進んだ所にある「桃園客運中壢總站」です。
こちらからは桃園市郊外へ向かう桃園市公車路線(桃園市内バス)が発着しています。また、中壢公車站行きのバスの降車場所としても使われることがあり、桃園客運の中壢での拠点ターミナルとして機能しています。
このバスターミナルは以前にも紹介しましたが、今回は2020年5月現在の運行路線や時刻等を紹介する改訂版として最新情報をお送りします。
ターミナルへ入ります。建物の両側がホームになっていて、このうち片側は降車ホームを兼ねています。
バス乗車の際は各路線別に並んで待つことになりますが、発着するバス路線が多いため、並んだ場所とは異なる所にバスが停車するもしばしばあります。
中壢總站でも窓口等による乗車券発売業務は原則として行っていませんが、係員が常駐しており案内業務を行っています。
また、現金で乗車さされる方向けに100元札を硬貨に両替できる自動両替機が乗り場に設置されています。バス車内では両替ができませんので、現金で乗車される方はこちらで両替を済ませてからバスに乗車するようにしましょう。
主な区間のバス運賃はターミナル内に掲示されている運賃表で確認することができます。
なお、中壢總站から運行される全ての路線では悠遊カードなどのICカードにて運賃の支払いが可能です。中壢總站ではICカードの購入やチャージはできませんので、近くのコンビニか、道を挟んだ向かい側にある國光客運中壢站の窓口(悠遊カードへのチャージのみ)を利用してください。
ターミナル内には時刻表の掲示があるほか、各路線の次のバスが何時に出発するかを示すバスロケーションモニターも設置されています。
バスターミナル内にはドリンクスタンドがあり、紅茶やジュースなど冷たい飲み物を購入することができます。
中壢總站の奥にはバスの待機スペースがあり、中壢總站や中壢公車站から運行されているバスが常時何台か待機しています。
高鐵桃園駅へ行くバスは中壢客運と桃園客運の二社が競合しているため、桃園客運のターミナル側には大きく「往高鐵桃園站乗車處」と書かれた看板が掲示され、高鐵桃園駅へ行くバスがあることをアピールしています。
但し、中壢客運の運行する170路は台湾高鐵の乗車券所持者は無料で乗車できるほか運行本数も多いため、高鐵桃園駅へのアクセスは桃園客運の方が不利となっています。
それでは桃園客運中壢總站より運行されている主なバス路線を紹介します。
こちらで紹介する路線は特筆のないものについては全て桃園客運が運行しています。
こちらは503路台灣好行石門水庫線です。この路線は桃園客運と新竹客運による二社共同運行となっています。
龍潭、桃園市客家文化館、文化路活魚街、石門大草坪、三坑老街、石門登山口(石門山)、石門車站(壩頂)などを経由して石門水庫坪林收費站まで運行しています。
朝7時30分～16時まで、60～90分おきに運行しています。
この路線は桃園客運の運行便は全ての便が車椅子対応車両で運行しています。新竹客運の運行便はそれ以外の車両も充当されます。
こちらは505路濱海觀光公車です。下富源、北勢、新屋、太平洋自行車博物館、永安漁港、白沙岬燈塔などを経由して観音まで運行しています。
朝8時～17時まで、1時間おきに運行されています。車両はマイクロバスのほか、大型バスも使用されています。
なお、新屋、観音方面へはこれ以外の路線も利用できます。
こちらは観音行きです。観音へは5032路、5033路、5041路、5042路、5043A路、観崁行きの5039路などが利用できます。5043路も利用できますが、観音站は経由しません。
5032路、5033路は途中、高營、中壢好市多(コストコ中壢店)、富源、北勢、新屋を経由します。5041路、5042路、5043A路は中央大学、新坡、水尾を経由します。このうち、5042路は比較的多い本数が運行されています。
観音行きはこれらの路線を全て合わせて、6時35分～23時まで、10～20分おきに運行されています。
こちらは新屋行きです。新屋へは5025路、5035路と、観音行きの5032路、5033路、崁観行きの5039路も利用できます。
新屋まで最も早く本数が多いのは5035路で、途中、高營、中壢好市多(コストコ中壢店)、富源、北勢を経由します。
観音行きはこれらの路線を全て合わせて、朝6時05分～23時まで、10～20分おきに運行されています。
こちらは5039路です。この路線は循環線で2通りの運行パターンがありますので詳しく解説します。
ひとつは高營、中壢好市多(コストコ中壢店)、富源、北勢、新屋、田中、中庄などを先回りして永安漁港まで行き、その後、観音、水尾経由で中壢に戻る経路で、こちらは崁観行きと表示して運行しています。
もうひとつは中央大学、崎頂、新坡、水尾、坑尾、観音、上大潭、北湖などを先回りして永安漁港まで行き、その後、新屋、富源経由で中壢に戻る経路で、こちらは観崁行きと表示して運行しています。
崁観行きは8時20分～18時40分まで40分～1時間40分おき、観崁行きは6時15分～16時30分まで30分～1時間15分おきに運行されています。但し、崁観行きは10時発の次は16時20分発まで、観崁行きは7時30分発の次は14時発まで運行がありません。
こちらは大園行きです。大園へは5077路、5081路、5082路、5087路などが運行されています。
このうち本数の多いのは5087路で、途中、青埔、高鐵桃園駅などを経由します。次に本数が多いのは5082路で、途中、中央大学、崎頂、溪洲などを経由します。
大園行きはこれらの路線を全て合わせて、朝6時20分(土休日は朝6時40分)～23時まで、10～45分おきに運行されています。
なお、大園へは後述する桃園国際空港行きの5089路でも行くことができます。
こちらは桃園国際空港行きの5089路です。途中、水尾、青埔、高鐵桃園駅、大園などを経由します。桃園国際空港では先に第1ターミナルに停車し、終点が第2ターミナルとなります。
朝7時～19時25分まで、35分～1時間50分おきに運行されています。
こちらは高山下行きの5006路です。途中、第一市場、育達商職、上中原、下中原などを経由します。
朝8時20分(土休日は朝8時)～11時まで1～2時間おきと、18時発の便が運行されています。
こちらは後湖行きの5027路です。途中、高營、中壢好市多(コストコ中壢店)、富源、北勢、新屋、田中、中庄、大深坑などを経由します。
朝6時20分～19時10分まで、40分～4時間30分おきに運行されています。
なお、多少経路が異なる5027A路の後湖行きも毎日2本運行されています。
こちらは下北湖行きの5030路です。途中、高營、中壢好市多(コストコ中壢店)、富源、北勢、新屋、北湖などを経由します。
14時20分発、27時発の2本が毎日運行されています。
こちらは東福園行きの5038路です。途中、中央大学、崎頂、山下、山東里などを経由します。
朝6時～18時15分まで、1時間10分～4時間50分おきに運行されています。
こちらは樹林新村行きの5043路です。途中、中央大学、崎頂、新坡、草新、二湖などを経由します。
朝6時45分～22時05分まで、おおむね30～60分おきに運行されています。
こちらは陳康國小行きの5078路です。途中、萬能科技大学、大江購物中心、岡崎、五権、埔心などを経由します。
朝6時45分～18時30分まで、毎日4本運行されています。
このほか、大溪方面へは5112路が運行されていますが、運行が毎日2本のみと非常に少なくなっています。
大溪へは駅裏口から運行されている5098路などが本数が多く運行されていて便利です。
台湾旅行に役立つ商品のご案内
