ムグンファ号を挟んだ乗り継ぎ割引の裏技も伝授! ムグンファ1313列車 平沢→天安 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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忠清南道と京畿道を跨ぐ市内バス!牙山市内バス500番 市外バスターミナル(乗換センター)→平沢駅の続きです。

 

 

平沢駅からはムグンファ号に乗車して天安へと向かいました。

今回乗車したのはソウル発大田行きのムグンファ1313列車です。京釜線のムグンファ号は釜山や東大邱まで運行する便が多いですが、この便は大田止まりとなっています。朝夕のラッシュの時間帯などに大田を始発終着とするムグンファ号がいくらか設定されています。

天安までは首都圏電鉄1号線の区間内でもあり、より割安な各駅停車の利用も可能ですが、ムグンファ号もさほど割高ではない上、時間帯もよかったことから今回は短い距離でムグンファ号を利用することにしました。

 

 

ムグンファ号はT-moneyカードなどのICカードでの乗車はできませんので、乗車前に必ず乗車券を購入する必要があります。

平沢駅には国際カードにも対応したクレジットカード等専用の自動券売機が設置されており、こちらを使って乗車券を購入しました。

券売機の言語表示は日本語を含む4ヶ国語に切り替えが可能で、外国からの旅行者も簡単に乗車券を購入することができます。但し、窓側通路側といった座席位置の希望はできませんので、細かい希望がある場合や現金にて支払う場合は窓口にて購入してください。

平沢から天安までのムグンファ号の運賃は2600ウォンで、日本円にして250円ほどと割安です。

 

車内は2+2列配置のリクライニングシートが並んでおり、非常に快適です。

ムグンファ号の多くの列車には中間にロングシートが並ぶ立席スペース車が連結されており、今回は乗車時間が短いことから立席券を購入してそちらを利用しようかとも思いましたが、この列車には立席スペース車の連結がなく、全てこのリクライニングシートの客車で編成されていました。

立席スペースの連結がないムグンファ号では立席券の発売もないようで、この列車も立席券の発売はなく普通に座席指定の券を購入して指定の座席に着席しました。

 

 

平沢から天安の間は15分ほどの所要時間で、天安までの間に途中、成歓駅に停車します。

首都圏電鉄線しか停車しないこのほかの駅は全て通過して運行し、立て続けに駅を通過していきます。

 

そして時間通り、15分ほどの所要時間で列車は天安駅に到着しました。

 

 

ここで余談にはなりますが、市内バスの乗り継ぎに関する裏技を少し紹介したいと思います。

今回、私は平沢駅まで牙山市内バス500番をT-moneyカードで利用しました。その後、T-moneyカードを使わずにムグンファ号に乗車して天安駅まで移動し、天安駅からは再び天安市内バスを同じT-moneyカードで利用しました。

牙山市内バスと天安市内バスは同一のICカードで規定の時間内に乗り継げば異なるバス停間の乗り継ぎでも乗り継ぎ割引が適用されます。今回は平沢駅と天安駅の間でICカードを利用しなかったこと(首都圏電鉄線で移動しなかったこと)でカード上はバス同士と乗り継ぎとなり、かつ平沢駅と天安駅の間を15分ほどで移動しすぐにバスに乗り継いだことで、天安駅から乗車したバスでは乗り継ぎ割引が適用され、運賃が無料となりました。

実用性はあまり高くないかもしれませんが、天安市内バス、牙山市内バスと首都圏電鉄線の間では乗り継ぎ割引が適用されないことを逆手に取って、あえてムグンファ号を利用したり、ICカードを使わずに首都圏電鉄線を利用することでバス代を節約できるケースもあります。

特に京畿道ながら牙山市内バスが乗り入れている平沢駅などを利用する際には使える技ですので、知っておいて損はないかもしれません。

 

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