花蓮まで続く渋滞に突撃!? 國光客運201路 羅東轉運站→花蓮火車站 (後編) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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花蓮まで続く渋滞に突撃!? 國光客運201路 羅東轉運站→花蓮火車站 (前編)の続きです。

 

羅東と花蓮を結ぶ國光客運201路の様子を前編では南澳までお送りしてきました。

後編では南澳から先、終点の花蓮までの様子について紹介していきます。

 

 

南澳郷公所を出たバスは先へと足を進めます。この先はしばらくの間、新たに整備された高架道路を走行するためバス停がありません。

 

 

引き続き交通量が多く、トンネル内などを中心に渋滞に巻き込まれます。今回新たに整備が行われた蘇花改と呼ばれる区間は片側1車線ずつの区間が多いため、交通量が多いと全体的に渋滞しやすい傾向があると感じられました。

しかし、海岸と山の間の僅かな場所を切り開いて通した道路ですのでこれ以上の拡張の余地はなさそうです。

 

 

漢本を過ぎ、大濁水溪を渡るとバスは花蓮縣に入ります。

川を渡り切って橋を下りた先で花蓮縣内最初のバス停となる和平バス停にバスは停車します。

 

 

和平を過ぎると引き続き整備された区間を進み、祟徳方面へと進んでいきます。

 

 

この先の清水断崖の区間はカーブが連続するため、手前のトンネル付近から再び渋滞に巻き込まれます。

止まっては進みを繰り返しながらバスは運行します。

 

 

海と断崖絶壁に挟まれた道路をバスは慎重に進んでいきます。

途中の清水断崖の展望台には多くの車が止まっていました。道路の整備によってこちらへも車でアクセスしやすくなったことでしょう。

展望台にはバス停はなく、このバスは素通りしていきます。

 

 

しばらく海を眺めながら進み、街に出てくるとバスは祟徳バス停を通過。ここからは花蓮客運の路線バスが乗り入れてくるエリアです。

花蓮客運の路線バスが主に各駅停車のような役割を果たすのに対して、この201路のバスはこの先の花蓮縣内は主要なバス停にしか停車しませんので、実質急行運転のような状態となります。

 

 

太魯閣大橋を渡るとバスは先で一旦細い道に入り込み、新城火車站(臺鐵新城駅)バス停に停車します。

新城駅では花蓮行きの高速バスが休憩をしていました。あちらはこのバスよりも長距離を運行する上、トイレの設備がないためこの渋滞では大変そうです。

 

 

新城を出ると再び大きな道に出て終点の花蓮へと向けてラストスパートに入ります。

花蓮の中心部向きも引き続き交通量が多く、おまけに雨が強まった影響もあってかまだ所々で渋滞に巻き込まれます。

 

 

花蓮航空站(花蓮空港)の近くにある北埔バス停にも停車し、いよいよ次は終点の花蓮駅です。

バスは一度臺鐵の線路を跨いで駅と反対側へ出た後、先の交差点を曲がってまた臺鐵の線路を跨ぎます。

 

 

臺鐵の車両基地を過ぎ、葛瑪蘭客運のそばを曲がって再び大きな通りに出ると、バスはまもなく終点の花蓮駅に到着となります。

 

そしてバスは終点の花蓮火車站(臺鐵花蓮駅)に到着。羅東からは約4時間の所要時間で到着となりました。

通常の所要時間が約2時間10分ですので、2時間近い遅れでの到着となりました。

朝の9時過ぎに台北を出発し、羅東での乗り換え時間も含めると花蓮まで8時間もかかってしまいました。花蓮へ到着したのは日が暮れかけた17時頃です。

羅東から花蓮の間も連休などは交通量が増え、このようにバスが大幅に遅延することもあるようですので、時間に大きく余裕を持って利用するか、鉄道などの別の交通手段の利用も検討した方がよさそうです。

なお、通常の平日などはここまで大きな渋滞になることは少なく、バスもおおむね定刻通りに運行されています。

 

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