釜山・梁山・蔚山3市を跨ぐ! 梁山市直行座席バス2100番 釜山総合BT(老圃駅)→蔚山市外BT | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今回から数回に渡り、再び韓国南部の情報をお送りしていきます。

 

今回の出発場所は釜山総合バスターミナルもある釜山地下鉄1号線の老圃駅です。

今回は総合バスターミナルとは駅を挟んで反対側にあるバス乗り換えセンターへやってきました。

こちらからは主に蔚山方面へ向かう座席バスが運行されています。老圃洞と蔚山市街地の間は市外バス蔚山市直行座席バス1137番など3路線が運行されており、路線バスの激戦区となっています。今回はまだ紹介していなかった2100番直行座席バスに乗車します。

2100番直行座席バスは梁山市の管轄する路線で、老圃洞(老圃駅)と蔚山市外バスターミナルの間を運行しています。前述の通り、他の2路線とほぼ並行しており、特に蔚山市側のバス事業者からは梁山市管轄の路線の新設には猛反発があったといいます。

現在は市外バス路線がバイパス道路に乗せかえとなったため1137番とこの2100番は下道区間を補完する役割を持つようになったほか、市外バスよりも割安な運賃(IC運賃2700W)で釜山~蔚山間を移動できるバス路線として愛され続けています。

2100番の釜山発蔚山方面行きは朝5時30分~22時まで、10~15分おきに運行されています。なお、一部の便は2300番の路線番号を名乗りますが、これは2100番の増発目的で付与された番号であるため、ほとんどルートが変わりません。どちらの路線も利用できます。

運賃は距離制で老圃洞から蔚山まで利用すると現金2900W、ICカードでは2700Wとなっています。前ドアから乗車して前ドアから降車する形で、ICカードで乗車する場合は乗車時と降車時にICカードリーダーにカードをタッチして利用します。

ICカードで乗車した場合、老圃駅発着の釜山地下鉄1号線との乗り継ぎ割引が適用され、通しの運賃で計算されますので釜山市街地などからもお得に利用できます。

 

 

他路線との競合を意識してか、2100番では多くの便で観光バスや高速バスなどで採用されているUNIVERSE XPRESS プライムモデルが使用されています。4列シートのバスですがよりゆったりとしており、乗り心地もよく短距離の都市間路線としては贅沢な仕様です。

 

 

バスは老圃洞を出発。この路線は市外バスとは異なり、従来の下道の幹線道路をひたすら蔚山方面へ向けて運行します。

直行座席バスであるため、沿道の小さなバス停は通過しつつ、主要なバス停には停車して進んでいきます。

 

 

途中で幹線道路から少し外れ、梁山市のトクギェ地区を経由します。梁山市管轄の路線でありながら、梁山市内を通るのはこのトクギェ地区を含む僅かな区間のみとなっています。また、この梁山市区間も蔚山市の1137番のバスが完全に並行しています。

 

 

途中から再び幹線道路に戻り、峠を越えて蔚山市街地へ向かいます。

 

 

ムンスワールドカップ競技場の横を通り、工業塔ロータリーを過ぎるとバスはいよいよ蔚山市街地へ入ります。

現代百貨店前を出るとバスは右折し、細い道に入ります。ここから先は2100番及び2300番のみの単独区間となります(1137番は大通りを進んで太和江駅方向へ向かうため)。

細い道を進み、先で左折するとまもなく蔚山市外バスターミナルに到着します。

 

そしてバスは終点の蔚山市外バスターミナルに到着しました。老圃洞を出て1時間ほどでの到着となりました。

到着は蔚山市外バスターミナルそばの路上にある降車専用のバス停となります。このバス停は蔚山市外バスターミナルと蔚山高速バスターミナルの丁度あいだにあり、どちらにも簡単にアクセスすることができます。

なお、釜山老圃洞方面行きはこちらではなく、約300m北側の大通り沿い、ロッテ百貨店を挟んで道の向かい側にある「市外高速バスターミナル」バス停からの発車となります。

 

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