今回から2回に渡り、韓国の優等列車に2本乗車したレポートをお送りします。
韓国へ到着した当日、中途半端に時間ができたので列車で天安を往復しました。
出発はソウル駅からです。ソウル駅の券売機を使って乗車券を購入します。
ソウル駅には現在二種類の券売機が設置されています。
左写真の縦長の縦長のタイプは平昌オリンピック開催の前頃から登場した新型のもので、日本語を含めた多言語に対応しています。
但し支払いはクレジットカードやデビットカードのみ(日本のカードも対応)で、座席は自動で割り当てとなります。但し、購入前に割り当てられた座席を確認できるので、もし気に入らない場合は操作を最初からやれ直せば別の座席が出てくることもあります。
右写真の青色の券売機は従来から設置されているタイプで、韓国語と英語に対応しています。座席の希望(窓側、通路側、二階席等)を入力することができますが、支払いは現金か韓国のクレジットカードのみ(一部は韓国のクレジットカード専用機)となっています。
今回は左の新型のものを使って購入しました。ソウル駅発以外の券や翌日以降の券の前売りもできますので、旅行の際には有効に活用できると思います。
今回、行きに天安まで乗車した列車はソウル発大田行きのムグンファ131列車です。
ムグンファ号の中では比較的短距離を運行する列車で、ソウルへの通勤、通学客の帰宅の足といった形で運行されています。
ムグンファ号は機関車が客車をけん引するレトロなスタイルで、客車には2列+2列のリクライニングシートが並びます。
特別豪華というわけでもありませんが、長時間の乗車でもそこそこ快適に過ごせる最低限の設備が整っています。
夕食がまだでしたので、ソウル駅のホームへ降りる階段手前にある弁当屋さんで夕食を購入しました。
豚肉を甘辛いタレで炒めたものをご飯にのせたお弁当です。韓国の食事ということでやはり辛さは際立ちますが、作り立てを提供してくれるので温かいものを美味しくいただくことができました。
今回は直前の購入ということもあり、通路側座席が割り当てられました。
列車はソウル駅を時間通りに出発。龍山駅などを通過し、一路京釜線を南下していきます。
次に停車した永登浦でもまとまった乗車があり、座席のほとんどが埋まりました。立席券を買って乗車してくる乗客も多く、デッキに立っている乗客も多いです。永登浦ではKTXの通路待ちのため数分間停車しました。
次に停車した水原駅では3~4割の乗客が降車していきました。この列車はソウル~水原間の通勤需要が相当高いようです。
天安までの区間は首都圏電鉄との並行区間となっています。首都圏電鉄の途中駅の多くにはムグンファ号などの優等列車は止まらず、これらの駅を通過し、首都圏電鉄の列車を何本も追い抜きながら走ります。
続いて停車した平澤駅でも多くの乗客が降車。京釜線の首都圏電鉄との並行区間はソウルの通勤圏といった感じがします。
ソウル駅から1時間10分ほどの乗車で列車は天安駅に到着しました。
こちらでもまとまった降車がありました。首都圏電鉄の列車の方が運賃が圧倒的に安いソウル~天安の区間ですが、圧倒的に所要時間の短いムグンファ号の利用が地元には根付いているようです。
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