城巴40M線 華富(北)→金鐘(政府總部) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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香港島 華富(北)巴士總站(華富北バスターミナル)の続きです。

 

華富(北)からは城巴の40M線に乗車しました。

40M線は香港島の西部を経由して金鐘の政府總部まで運行する路線です。

車両は城巴では最古参となるボルボ製のオリンピアンが使用されていました。なお、この型の車両はこの乗車の後に多くが廃車となっており、現在は一般路線バスの通常運用で同型に乗ることはできなくなりました。

 

 

城巴では最後の車椅子乗車非対応車両となっており、一階席の横向きの座席の数の多さが特徴です。

二階席は前向きの座席が並ぶのは最近の車両と変わらないものの、背の低いタイプの座席は今では珍しい存在になりました。

 

一番前の座席も背の低い座席となっており、シートベルトも設置がありません。

最近の車両は一番前の座席はほぼ必ずベルトつきのハイバックシートとなっていますので、こういった部分も珍しい所と言えるでしょう。

 

 

バスは華富(北)を発車。華富(中)のバスターミナルそばを通過して華富(南)のバスターミナルに停車します。この3つのバスターミナルは本当に歩いて至近距離なのですが、急なアップダウンがあります。

 

 

華富エリアを出て大きな道に入ると、長い上り坂に差し掛かります。

 

 

香港華人基督教聯會薄扶林道墳場という長い名前のバス停あたりが坂道の頂上です。このあたりは景色が非常に良い場所もありました。

 

 

ここからは長い下り坂に入ります。すれ違うバスの数も非常に多く、香港島南部の交通は今もバスが主力であることを実感します。

 

 

小さなバスターミナルのそばを過ぎるとバスは香港大学方面へ。学生が多く歩いており、バスにも乗車する人が目立ちました。

 

 

MTR香港大学駅の近くを過ぎると高架の道路へと入っていきます。

 

 

高架の道路を下りると上下一車線ずつのやや狭い道に入ります。カーブも急に多くなります。

 

 

こんな道ですがバスの本数はありえないくらいに多く、立て続けに何台もバスとすれ違います。

 

 

引き続き山裾の狭い道をしばらく走行します。マンションも多く建つ地域ですので、沿線人口は非常に多そうです。

 

 

再び分岐にやってくると今度は左側へ進路を取ります。非常に狭い道に入り、高架道路の下をくぐる道路と合流しました。

 

 

そのまま合流した道路を走り坂道を下るとトラムの走る道に出てきました。

 

 

バスは見慣れた中環や香港駅周辺の道路に出てきました。

 

 

中環を過ぎると続いて金鐘エリアへ。金鐘駅のそばにも停車します。

 

 

金鐘を過ぎ、バスは一旦灣仔方面へ向かいます。

 

 

灣仔北のバスターミナル付近を通り、香港會議展覽中心などに停車します。このあたりはMTRの新路線の工事が行われています。灣仔エリアを再び西方向に向いて戻っていくと、まもなく終点です。

 

 

そしてバスは55分ほどの所要時間で金鐘の政府總部バス停に到着。

政府總部バス停は40M線のみが発着する路上バス停で、始発着がバスターミナルとなることが多い香港ではやや珍しい始発着点です。