國光客運 緑28路 南方澳站→中山路(豆腐岬風景區経由)の続きです。
中山路バス停から徒歩で5分程度の所には台湾鉄道の蘇澳駅があります。
蘇澳駅は台鐵宜蘭線の終着駅でもありますが、乗り入れてくる列車の大半は區間車で、本数も1時間に1~2本程度ということでとてものんびりとしています。
蘇澳駅前のロータリー内には大都会客運の蘇澳站があります。こちらからは同社の運行する高速バスや路線バスに乗車することができます。
蘇澳站には大都会客運の営業所も併設されており、高速バス車両や路線バス車両が多く留置されていました。奥の方には同社では数少ない日野製のノンステップバスも留置されていました。
車庫の奥の方にはスクールバス用の路線バス車両も留置されていました。
こちらはかつては台北エリアで運用されていた「鳳凰車」と呼ばれている車両で、当時は右写真のような特徴的なカラーリングをしていました。現在は大都會客運おなじみの緑色のカラーに塗り直されて、蘇澳エリアで余生を送っているようです。
では、蘇澳站から出ている路線を紹介します。
まずは高速バスの9028路から。9028路は蘇澳から台北の捷運大坪林站(MRT大坪林駅)へと運行している路線です。途中、冬山や羅東にも停車しますが、蘇澳から乗車した場合、捷運大坪林站以外のバス停での降車はできません。
蘇澳発の便は平日は毎時1本程度、金~日曜は毎時2本以上運行されています。
9028路では2017年12月31日までの期間限定で、iPASSカード(一卡通)を利用して乗車した場合、運賃が5元引きになるキャンペーンを実施中です。窓口でiPASSカードを利用して切符を購入する形になっています。
また、一般路線バスとして、宜蘭縣公車の121路が蘇澳站から運行されています。
蘇澳駅から南方澳方面を結んでおり、進安宮(國光客運南方澳站付近)、豆腐岬風景區へ向かいます。
一部の便は南方澳を循環した後、戻ってきて蘇澳新駅、新城方面へ向かうようです。
本数は平日は1~2時間に1本程度ですが、土日は1時間に1~2本程度に増えます。
車両は上で紹介した日野製のノンステップバスと左写真のマイクロバスが使用されています。
台鐵蘇澳駅構内には蘇澳站や中山路バス停から出る路線のバスロケーション画面が設置されており、こちらでどの路線が一番早く来るかを一目で確認することができます。画面では各路線の乗り場を地図でも案内しています。
駅前に分散したバス停の発着時間が一目で見られるバスロケーションシステムはとても画期的で、台湾のバスロケーションシステムが日本を遥かに上回っているようにも感じられました。
D10 地球の歩き方 台湾 2017〜2018 [ 地球の歩き方編集室 ]
1,836円
楽天 |
ニュー台湾時刻表2017年5月号
Amazon |