國光客運 南方澳站(南方澳バスターミナル)の続きです。
南方澳からは蘇澳駅方面へ向かうため、國光客運の運行する緑28路に乗り換えました。
緑28路は別名「南方澳港區循環線」と呼ばれ、蘇澳新駅を始発として中山路(蘇澳駅前)、南方澳站、豆腐岬風景區、南方澳漁港を経由した後、南方澳站、中山路、蘇澳新駅へと戻っていく循環線です。
南方澳から蘇澳へ向かうのであれば南方澳漁港方面から来たバスに南方澳站から乗り、中山路へ向かうのが最も早いのですが、今回はせっかくなので豆腐岬風景區方面へ向かうバスに乗り、あえて循環区間を通り遠回りで中山路を目指すことにしました。運賃は全線均一20元で違いはありません。
車両は当路線用に用意されたノンステップの電気バスが全便で使用されています。
運賃の支払いには悠遊カードとiPASSカードの2種類のICカードが利用可能です。
原則として、前乗り後降りになっており、乗車時に前扉のカードリーダーに、降車時に中扉のカードリーダーにそれぞれICカードをタッチして利用します。
車内は前扉から中扉の間が中向きのロングシート、中扉より後ろはクロスシートが並びます。
後部のシートの一部区画は4人掛けのボックスシートになっています。
バスは南方澳站を発車してまずは豆腐岬を目指します。
南方澳站のそばになる南方澳大橋を渡ると、海を渡って豆腐岬までショートカットできるためバスはこの経路を進みます。南方澳大橋はかなりの急勾配になっており、バスは低速で進んでいきます。
車窓からは海が一望でき、低速で走行することも相まってゆっくりと車窓を楽しむことができました。
豆腐岬風景區を通過するとバスは狭い道を慎重に進み、南方澳漁港を目指します。
南方澳漁港に沿うようにバスは進んでいきます。湾内にある漁港には所狭しと漁船が並んでいました。
沿道は観光地にもなっており、お宮や商店なども多く立ち並んでいます。
南方澳漁港を過ぎるとバスは再び南方澳站に戻ってきて循環区間は終了。ここからは幹線道路を進み蘇澳、蘇澳新駅方面を目指します。
バスに20分ほど揺られ、台鐵蘇澳駅の最寄りバス停である中山路バス停に到着。今回はこちらで降車しました。
遠回りしても大きな時間のロスはなく、かつ南方澳の風景を短時間で満喫できる有意義な路線でした。
中山路バス停から台鐵蘇澳駅までは徒歩で5分ほどの距離となっています。
中山路バス停からは緑28路のほか、圓山行きの1879路、羅東、宜蘭方面の路線バスにも乗車することができます。
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