前回、桃園客運桃園總站について紹介しましたが、台北~桃園間の高速バスについては、各路線とも乗り場がバラバラになっており、前記事では紹介しきれませんでした。
このため、今回は台北~桃園間を運行する高速バスについて運行事業者別に簡単にまとめてみようと思います。
桃園側は台鐵桃園駅周辺を発着する路線を紹介し、台北側は各路線とも着地がバラバラになりますので、各路線の台北側の主な停車地についても明記しておりますので、同区間のバス利用にもお役立てください。
共同運行路線については、桃園側のバス事業者ごとにまとめて掲載します。
なお、各路線とも予約なしの自由席制で、ICカードを利用しての乗車が可能ですので、気軽に利用することができます。車両は各路線とも4列シート・トイレなし車両での運行です。
・國光客運
・1816路 台北車站(鄭州)~桃園站(國光)
國光客運が単独で運行する路線で、台北側は台北駅前、桃園側は桃園駅表口から徒歩10分弱の國光客運バスターミナルから発着しています。毎日10~15分おきに運行と使いやすく、乗り場もわかりやすいことから旅行者には一番親切な路線かもしれません。
所要時間は1時間前後となっています。
・桃園客運
・9005路 市府轉運站~桃園客運桃園總站
桃園客運と三重客運が共同運行する路線で、台北側はMRT市政府駅前の市府轉運站、桃園側は桃園駅裏側の桃園客運桃園總站から発着しています。桃園側は桃園市政府でも乗降することができます。台北市の中心部方面からの利用に便利な路線のひとつです。
日中は15~20分間隔程度で運行されています。所要時間は1時間強程度です。
・9023路 圓山皇宮大廈~桃園客運桃園總站
桃園客運と台北客運の共同運行する路線で、台北側は圓山皇宮大廈、桃園側は桃園駅裏側の桃園客運桃園總站から発着しています。桃園側は表側の復興總站での乗降も可能です。
台北側は高速のインターに近い圓山轉運站(MRT圓山駅)での乗降もできますので、台北市内の渋滞を回避することも可能です。
日中は15分間隔程度にて運行しています。所要時間は1時間程度です。
・5116路 松山機場~桃園遠東百貨
桃園客運の単独運行路線で、台北側は松山空港、桃園側は桃園駅表口そばにある桃園遠東百貨から発着しています。桃園側は亀山、台北側は行天宮、中山國中などでも乗降できます。また、林口エリアの長庚醫院も経由し、台北、桃園のどちら方面へも乗降が可能です。
この路線は桃園から林口まで下道経由で運行し、林口~台北間のみ高速道路を経由しますので、他の路線と比べて時間がかかります。おおむね30分間隔で運行されています。
・中壢客運
・9009路 市府轉運站~中壢客運桃園站
中壢客運と指南客運の共同運行路線で、台北側は市府轉運站、桃園側は桃園駅表口側の中壢客運のバスターミナルから発着しています。
この路線は南側のフォルモサ高速公路を経由し、台北側はMRT六張犁駅、MRT大坪林駅、MRT七張駅などにも停車し下道区間が長いため、他の路線と比べて時間がかかります。
逆に新店方面から桃園へ向かう際にはこの路線がとても便利です。
日中は15~20分間隔で運行されています。
・9069路 南港展覧館~中壢客運桃園站
中壢客運と指南客運の共同運行路線で、台北側は南港展覧館(MRT南港展覧館駅)、桃園側は桃園駅表口側の中壢客運のバスターミナルから発着しています。
2015年に運行開始した比較的新しい路線で、台北側はMRT行天宮駅、MRT南京復興駅、台鐵松山駅、台鐵・高鐵南港駅でも乗降できます。台北市内での下道区間が長いため渋滞に巻き込まれることもあり、ラッシュの時間帯は行天宮からMRTに乗り換えるのも手かもしれません。通常時の全区間の所要時間は1時間半程度です。
本数はおおむね15~20分間隔にて運行されています。
・9089路 捷運古亭站~桃園後火車站
中壢客運と指南客運の共同運行路線で、台北側は捷運古亭站(MRT古亭駅)、桃園側は桃園駅裏口のロータリー内バス停から発着しています。
2017年6月2日より運行を開始した新路線で、台北側はMRT中正紀念堂駅、MRT小南門駅、台鐵萬華駅、板橋駅(文化路)、桃園側は八徳區内の一部バス停、中壢客運桃園站などでも乗降できます。
当路線も台北市内の一般道走行区間が比較的長く、高速に乗るまで30分程度を要しますが、台北市南西部や板橋方面から八徳區、桃園方面へ向かうにはとても便利な路線です。通常の全区間の所要時間は1時間半程度です。
本数はおおむね10~30分間隔程度にて運行されています。
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