三重客運1210路 台北西站A棟→台北麗都(三井アウトレットパーク林口) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今回は台湾の乗車レポートをお届けします。


2016年1月末、新北市林口に台湾北部最大級のアウトレットモール「三井アウトレットパーク林口」がオープンしました。

日本のアウトレットモール同様、ブランド品が格安で手に入るお店が多数入居しているようですが、台湾のアウトレットらしく、地元台湾で人気の高いファッションブランドのお店も多数出店しています。


そんな三井アウトレットパーク林口ですが、最寄りとなる鉄道路線である桃園捷運の開業が何度も延期され、現在は各地からの路線バスが唯一の公共交通でのアクセス手段となっている状況です。路線バスはよくわからない…という方、実は台北駅からも簡単にアクセスできるんです。

今回は台北駅から実際にバスに乗車して、三井アウトレットパーク林口最寄りのバス停まで行ってみましたので、そのレポートを紹介します。


 

台北駅のバスの乗車場所は國光客運の台北西站A棟バスターミナルになります。そう、実は桃園国際空港行きの1819系統と同じターミナルから出ているんです。台北へ旅行にきたことのある方はこの場所を知っている方は結構多いのではないでしょうか?

2番乗り場から出ている三重客運の1210系統がアウトレットへ向かうバスとなります。行先は竹林山観音寺行きとなっていますので、覚えておくとよいかもしれません。本数は10~15分おきくらいには出ていますので、長く待つことはありません。



現在は三井アウトレットパーク林口へ向かうバスには、車体のどこかにこの看板が掲出されていますので間違えることもないと思います。不安になったら車体の看板を一度確認しましょう。


乗車の方法ですが、ICカードを利用するのが最も便利であると思います。台北のMRTでも使用できる悠遊カードも使えますし、高雄のiPassカードも利用可能です。乗る時と降りる時に一回ずつタッチすればOKです。車内でチャージはできませんので、MRTの駅やコンビニで事前にチャージしておきましょう。


 

今回乗車した車両は路線バスに毛が生えたくらいの高速仕様車両。高速道路は台湾でも立席禁止なので座席数は多く、昼間の時間帯は満員で乗れないということもないと思います。最近の車両ではリクライニング機能が省略されてしまいました。



バスは台北西站A棟を出発。まずは國光客運の短距離高速バスなども走るパスレーンのある道路を走行して高速道路まで向かいます。このバスレーンのおかげで市内の渋滞もあまり心配が要りません。


 

そしてバスは台北交流道から中山高速公路へ。高速道路ではシートベルトの着用が義務化されていますので、日本と同様にシートベルトを着用しましょう。



林口交流道で中山高速公路を下り一般道へ。林口へ向かうバスが回りを囲みます。隣に来た板橋からのバスにも三井アウトレットパークの看板が掲げられていますね。


 

高速バスの停留所が集う林口長庚医院のバス停を過ぎ、バスはその先で北向きに進路を変えます。先ほどの中山高速公路を越え、更に工事中の桃園捷運の高架下を通過します。このあたりに林口の駅ができる予定だそうです。ここを通過すると三井アウトレットパークまであと少し、車内前方のLEDに「台北麗都」の文字が出てきたら降車ボタンを押して前の方へ移動しましょう。


台北駅から30分ほどの乗車時間で台北麗都バス停に到着。やはりというかなんというか、かなりの降車客がいました。台湾の人にもアウトレットは人気のようです。



三井アウトレットパーク林口は降車した停留所と道を挟んだ向かい側になります。最寄りの横断歩道を渡ればすぐに到着します。早速存分にショッピングを楽しみましょう!


台北駅から三井アウトレットパーク林口までのバス移動の流れを簡単に紹介してみました。

予約等もいらないバスですし、乗り場さえわかれば気軽に利用できると思います。台北市内の観光やショッピングからちょっと足を伸ばして行けるスポットなので昼は台北観光、夕方からアウトレットという感じで手軽に組み合わせることもできます。台湾の話題のスポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか?