高雄客運8025路(高旗號) 高雄站→旗山轉運站 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今回もバスの乗車レポートをひとつ紹介します。
高雄市は港町として名が知れていますが、自然豊かな山の風景も持つ街です。今回はそんな高雄市の山側にあたる旗山へバスで向かってみました。


今回は高雄駅前にある高雄客運のバスターミナルより出発します。高雄客運のバスターミナルは國光客運のバスターミナルのさらに奥にあります。
発車時間になりバスがやってきました。今回は六亀行きの8025系統に乗車します。8025系統は高雄市中心部と旗山、美濃、六亀を国道10号(高速道路)経由で結ぶ路線です。元からあった高雄~旗山方面の郊外線路線の高速経由版という位置づけのため、公路客運扱いとなっており、高雄客運が運行しています。

 
車両はハイデッカー車を使用し、車内は4列リクライニングシートを採用。トイレはありません。
旗山方面は鉄道もない地域でバスの利用客が多く、着席定員の多い車が使われているのでしょう。


高雄站を出ると台鐵の線路を跨ぎ、駅の裏側へ出て途中停留所に停車しながら進んでいきます。


高雄市街地を30分ほど走り抜け、高鐵左営駅に到着。左営からは別系統の旗山行き路線もあるため本数が倍増します。やはり左営からの利用者は多く、この便にも左営からたくさんの乗客が乗ってきました。窓側はおろか、通路側も8割以上の座席が埋まり、ほぼ満員の状態で出発しました。


そした左営インターから国道10号線へ。国道10号は左営と旗山を結ぶの道路ですが、途中で国道1号、3号とも接続しています。この道路の開通で旗山方面へのアクセスは格段に向上しています。


しばらく走ると街中から山の中へ入っていきます。港町とは対照的な高雄市の姿が見えてきます。


嶺口交流道で国道10号を下り、下道の台29線に入ります。ここから途中停留所にいくつか停車。時々降車ボタンが押され、まとまった降車があるバス停もありました。夕方の便でしたので、高雄から旗山区の各地へ帰るお客さんが多いような感じでしたね。


そして高雄から1時間20分ほどで旗山轉運站に到着。今回はここで降車します。バスターミナルがあるのですが、高雄からの到着便は路上の降車停留所で降車扱いを行っていました。このあとバスターミナルに入りお客さんを乗せて、終点の六亀に向かって更に山奥へ向かうことになります。

高雄から旗山までバスを利用してみましたが、走れば走るほど山奥へと向かう風景は、今までの高雄市のイメージとは全く違ったものを感じました。海側だけでなく、山の自然も豊かな街であることをバスに乗っていても実感することができます。高雄観光のついでにバスで旗山へも足を運ぶと、また違った高雄に出会えるかもしれませんね。観光スポットもいくらかありますし、散策を楽しめる街でもありそうです。