前回は一般道経由の9117の乗車レポートをお送りしましたが、今度は高速道経由に乗った時のレポートです。
乗車は再び枋寮駅から。南端の鵝鑾鼻からやってきた9188系統の高雄行きに乗車します。
9188は途中、高速道路(台88線)を経由して高雄を目指す速達系統で、これによって枋寮と高雄の間で1時間程度の時間短縮ができ、墾丁へのアクセスが便利になりました。乗車便は高雄客運の担当です。
やってきたのはハイデッカーの4列シート車。中南客運の3列シート車に比べると若干見劣りしますが、リクライニングも倒れ、全区間2時間半程度の乗車では十分な設備です。トイレの設備はありません。
途中の大鵬灣インターまでは同発の9117系統と並走。あちらも高雄客運の同型車両でした。
大鵬灣インターからは国道3号へ入り、高速走行となります。
その後、台88線、中山高速公路(国道1号)と渡り、高雄インターで高速を離脱。
郊外路線バスのため、MRT技撃館駅からは高雄市内の各停留所に停車していきます。
そしてバスは枋寮から1時間ほどで高雄駅に到着。バスはこの先の車庫の最寄りである自立駅が終点のため、すぐに走り去っていきました。
9117A系統に乗車した後に9188系統に乗車してみましたが、9117A系統の半分程度の所要時間で高雄に到着しており、改めて高速経由の所要時間の短さを実感することができました。
台鐵の区間車を利用するよりも早く到着できるためか、枋寮~高雄間の乗車もそこそこ多いようです。この所要時間の短縮もあってか、最近の高雄客運、屏東客運の新車は4列シートでの導入にコンバートしてきており、若干のサービスダウンは否めませんが、限りある台数で多くの乗客を運ぶためと考えると妥当な選択と言えそうですね。早朝から深夜まで運行される墾丁~高雄間の一連の乗車は非常に有意義で興味深いものとなりました。