食事法
考案者の岡田斗司夫さん自身が劇的なダイエットに成功したとして、一時大ブームになったレコーディングダイエット。今回はその手順や効果を、説明していきます。

レコーディングダイエットとは何なのか
レコーディングダイエットとは、書籍『いつまでもデブと思うなよ』の著者である考案者の岡田斗司夫さん自身が117kgから62kgへの劇的なダイエットに成功したとして、大ブームになったダイエット方法です。
「食べたものを記録するだけ」という非常にシンプル方法でありながら、その効果は高く、ダイエットを意識しているのに食べ過ぎてしまうという人にピッタリです。
「自分が何をどれだけ食べたか」ということを視覚化して認識できるため、ダイエットへのモチベーションを保てるという大きな利点があります。
また、特殊な制限をしないため、体に無理な負担がかからないというのも大きなメリットです。長期的に続けても安全なダイエット方法といえるでしょう。
レコーディングダイエットを成功させるコツ
レコーディングダイエットを成功させるコツは、「その時のダイエットに関して、ストレスになることを一つだけにすること」です。
レコーディングダイエットを始めて、まずストレスになるのは、毎食食べたものをメモすることになると思います。その段階では、食べたものを見直して落ち込むなどといった別のストレスは抱え込まず、「メモできたらOK」という軽い気持ちでいることが続けるコツです。
メモを取ることが習慣になったら、メモを見返して、「野菜が足りなさそうだから次の食事で摂ろう」「今週は少々カロリーオーバーぎみだったから、来週は少し控えよう」という風に、焦らず少しずつステップアップしていくようにしましょう。
考案者の岡田さんも陥ってしまった、レコーディングダイエットの落とし穴
考案者の岡田さんは、ダイエットに成功して有名になった後、一時期リバウンドしてしまったそうです。
岡田さんはその原因を、「カロリー制限をしたこと」により、「ダイエットに関するストレスを増やしてしまったこと」と分析しています。
どのようなダイエットでもそうですが、身体やメンタルに負担の大きいダイエットを長く続けることは困難ですし、そのダイエットを止めるとリバウンドを招きます。
レコーディングダイエットを成功させる上で重要な点は、摂取カロリーを大幅に低下させて短期間に痩せることを目的とせず、あくまで「食べ過ぎと栄養バランスが悪くなることを防止する」という用途にのみ利用することです。
ダイエットの効果が出始め、また食べたもののカロリー数などが分かるようになってくると、「もう少し摂取カロリーを減らせば、もっと痩せられる」と欲張ってしまいがち。ダイエットの大きな敵は「エスカレートすること」や「固執してやりすぎること」というのを肝に銘じ、無理なく続けられる方法や範囲に留めるようにしましょう。