DHA(ドコサヘキサエン酸)とは? | h4z3f2のブログ

h4z3f2のブログ

ブログの説明を入力します。

DHA・EPAと脂肪酸の基礎知識

 

サプリメントなどの健康食品に取り入れられているDHA(ドコサヘキサエン酸)。「なんとなく体によいイメージがあるけど、どういうものなのか実はよく知らない…」という人も多いのではないでしょうか。ここでは、DHAとはいったいどのようなものなのか、その概要について詳しく解説します。

 

DHAってどういうもの?

血液をサラサラにする、脳を元気にして脳の老化を防ぐなど、健康や脳によいとされているDHA。

 

DHAとは、Docosahexaenoic Acidを略したもので、正式名称をドコサ・ヘキサエノイック・アシッド(ドコサヘキサエン酸)と言い、わたしたちの体に必要な必須脂肪酸です。

 

必須脂肪酸の「脂肪酸」とは、脂質をつくっている成分のこと。脂肪酸は、常温で固まりにくい「不飽和脂肪酸」と固まりやすい「飽和脂肪酸」のふたつに分類されますが、不飽和脂肪酸の中で、体内では合成できず外からの摂取が必要となるものが「必須脂肪酸」です。

 

人間の脳は、水分を除く半分くらいが脂質といわれており、そのうちの4〜5%がDHAです。さらに、脳の中でも記憶や学習機能に重要な役割を果たす「海馬」には、他の部位の2倍以上のDHAが存在するとされています。それほど重要な存在でありながらも、必須脂肪酸であるDHAは、体内ではほとんどつくられません。そのため、DHAを含む食品などから摂取することが重要となります。

 

DHAは野菜や豆類からも摂取できますが、特にイワシやサバといった青魚に豊富に含まれています。摂取量の目安としては、1日に1〜1.5g。脂ののったお魚を週のうち3回程度食べるのが望ましいとされています。

 

DHAが注目された理由

DHAによる健康や脳への効果が注目され、DHAの健康食品も数多く販売されていますが、健康食品市場でDHAが注目され始めたのは1989年のこと。イギリスの研究者が、日本の子どもたちの知能指数が高い理由として、日本人が魚を食べる習慣が深く関わっていることをあげたことがきっかけです。これにより、DHAは記憶や学習に効果的であるというイメージが広がりました。

 

この発表を受けてDHAの注目度が世界的に高まり、各国で臨床試験がくりかえされた結果、現在では、中性脂肪やコレステロールの低下効果なども確認されています。