EPA(エイコサペンタエン酸)とは? | h4z3f2のブログ

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DHA・EPAと脂肪酸の基礎知識

DHA(ドコサヘキサエン酸)とともに、脳や健康への効果が注目されているEPA(エイコサペンタエン酸)。EPAとは具体的にどのようなものなのか、詳しい概要や、EPAがどのように研究され始めたのかについて解説します。

 

EPAってどういうもの?

EPAとはeicosapentaenoic acidの略で、正式名称をエイコサタペンタエン酸と言います。

 

DHAと同じく、体の健康に欠かせない必須脂肪酸です。

 

EPAとDHAはよく似ていて、いずれも血中の中性脂肪やコレステロールを低下させる働きを持っていますが、大きな違いとしては、DHAは脳の構成成分であり、脳が必要とする栄養成分のひとつであるのに対し、EPAは脳の入口の血液脳関門を通過することができません。また、EPAは血液を健康な状態にする働きに優れていますが、DHAはその働きを完全にカバーできるほどの効果は持っていないとされています。EPAとDHAは互いに補いあうことで脳内の血管を健康に保っているのです。

 

EPAは体内ではつくることができないため、食事などから摂取する必要があります。EPAを豊富に含む食品には、DHAと同様青魚があげられ、植物油や魚介類以外の動物油脂にはほとんど含まれません。

 

特に普段、魚を食べることが少ない人は意識して摂取したい成分ですが、そのまま食べただけでは体内で酸化されやすいという弱点があります。よって、セサミンなどEPAを酸化から守るサポート成分とあわせて摂取することも大切です。

EPAの研究の始まり

血液のめぐりをスムーズにして血栓症予防にも役立つEPAは、健康食品や医薬品など、広い分野で活用され、また、EPAの働きは生活習慣病の予防や改善にも効果があることがわかっています。こういったEPAの働きが研究されるようになったきっかけは、1970年代のデンマークで行われたイヌイットを対象にした調査です。

 

イヌイットの脂肪摂取率はかなり高く、デンマーク人と同様のエネルギー比であったにもかかわらず、デンマーク人はその40%が心筋梗塞によって死亡しているのに対し、イヌイットは心筋梗塞などの循環器系疾患を患う人が3%程度しかいなかったのです。

その要因として、イヌイットが主食としているアザラシや鯨などにDHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸が多く含まれているのではないかと考えられ、EPAとDHAの研究調査が熱心に進められるようになったのです。

 

現在でも、EPAに関する研究は進められており、さまざまな健康効果への期待が高まっています。