必須脂肪酸が不足するとどうなる? | h4z3f2のブログ

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DHA・EPAと脂肪酸の基礎知識

 

私たちの健康を維持するために大切な必須脂肪酸ですが、必須脂肪酸が不足すると人間の体はいったいどうなってしまうのでしょうか。ここでは、必須脂肪酸がどれほど人間に必要なのか、そして、不足した場合に引き起こされるリスクについて解説していきます。

 

健康維持に大切な働きをする必須脂肪酸

必須脂肪酸の代表格「DHA」と「EPA」は、健康と美容に有用な働きが期待されるオメガ3脂肪酸に分類されます。これらは私たちの健康に欠かせない成分で、特に青魚に多く含まれています。

 

私たちの体の構成成分でもあり、特定の部位だけではなく全身に存在しています。

 

必須脂肪酸には、細胞の機能を正常に保つ働きのほか、血中コレステロールや血中中性脂肪を下げる効果もあるため、食生活の欧米化によって問題となっている生活習慣病の予防にも有効です。

 

また、乳幼児の発育に重要となる母乳にもDHAやEPAが含まれていることから、市販の粉ミルクなどにも配合されています。それほど、これらの必須脂肪酸は私たち人間の体内には欠かすことができない重要な成分なのです。

必須脂肪酸が不足すると?

大人はもとより、新陳代謝が活発な成長期の子どもには、特に細胞の機能を正常に保つために必須脂肪酸の摂取が大切です。これらが欠如すると、エネルギーの生産能力の低下や脳の発育の遅れ、皮膚や臓器の障害などへのリスクが高まります。また、必須脂肪酸はコレステロールの代謝にも関与しているため、必須脂肪酸の不足は血中のコレステロールを増加させ、高脂血症や高コレステロール血症、動脈硬化などの発症リスクも高めます。

 

そのほか、皮膚の弾力性の低下や湿疹、脱毛など、さまざまなトラブルが必須脂肪酸の不足によって引き起こされます。

 

これほど体にとって大切な必須脂肪酸ですが、必須脂肪酸の不足によって現れる症状は、ビタミンやミネラルなど他の栄養成分の不足によって引き起こされる症状と比べてわかりづらい傾向があります。そのため、ビタミンやミネラルは不足しないよう気を配っても、必須脂肪酸に関してはそれほど注意を払われていないのが現状です。

 

また、「脂肪=太る」といった認識を持つ人も多く、ダイエットのために脂質を制限する食生活などによって、必須脂肪酸を必要量摂取することが困難になっていると指摘されています。

 

必須脂肪酸不足に陥らないためには、「脂肪」という言葉に惑わされず、必要な量をほどよく摂取することが重要と言えます。