サラシアは、インドやスリランカ、東南アジアやブラジルなどの熱帯の地域に生息している植物です。遙か昔から、インドのアーユルヴェーダや中国の中医学などで糖尿病の特効薬として利用されてきました。

数千年の歴史
インドの数千年の歴史があるアーユルヴェーダで、サラシアは糖尿病の特効薬として利用されてきました。
熱帯に生えるつる性の多年生植物で、世界で120種類以上が確認されています。
糖尿病、月経不順、リウマチ、ぜんそく、皮膚疾患などに利用されて、種類や使う部位によって適合する症状も変わってきます。
古くから利用されてきたにもかかわらず、成分や薬効について詳しい研究が盛んになったのは、この10数年の間という、比較的新しいダイエット成分です。
糖質吸収の抑制と腸内環境
サラシアにはいくつかのダイエットに有効な効果があります。その1つが糖質の吸収の抑制です。
体内に入った食べ物は、ブドウ糖に変化して膵臓から分泌されたインシュリンによって、細胞に取り込まれます。身体を動かすエネルギーとして使ってしまうといいのですが、使い切れないブドウ糖は脂肪となって体内に蓄えられることになります。
サラシアには、腸内にあるブドウ糖から変化した二糖類が単糖に変化するのを阻害して、腸に吸収されるのを妨害する働きがあります。この働きによって、血糖値が上がることを防ぐことができます。
また、サラシアは腸内の善玉菌を増やして環境を整える働きがあることも分かっています。
善玉菌が増えると便秘も解消され、腸内をいつもキレイに保つことができます。
優れたダイエット効果
サラシアは、糖の他にも腸内での脂肪の吸収の邪魔をし、すでに蓄えられている体脂肪も分解することが分かっています。ただ脂肪を減らすだけではなく、血液中の中性脂肪も減少させます。
腸内環境が整って中性脂肪も少なくなり、糖の吸収も抑制する。こうなると、身体は自然に血行が良くなり代謝が上がってきます。
代謝が低いためにエネルギー消費量が少なく、体脂肪を溜めるばかりだった身体から、順調に脂肪を燃焼させてエネルギーを作り出す身体に作り替えることができるのです。